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青い笛FANS

未完小説「青い笛」の作者によるブログ

ヒーローの不条理

2005年02月13日 | Weblog
京都は寒かった。夜河原町通り(?)を三条あたりから四条あたりまで歩いたときは頭がキーンと痛くなった。
帰ってきたら都内も寒かったけど。

ホテルのチェックアウト前に、子供向け戦隊ヒーロー番組の新しいシリーズを観る。
我ながら可笑しいと思うが、日曜日の朝ボーっとした頭でついつい観てしまうことも。
とはいえ、この手の戦隊ヒーローものは初回こそ大事。各シリーズでその戦隊メンバーはいかなる理由やモチベーションによって戦うのかが明らかにされるからだ。
今回のシリーズで戦隊を組むのは設定上、男3人女2人の兄弟姉妹。母親が実は地底の悪者と戦う魔法使いで、突如目覚めた地底からの強力な怪物を倒すためには、もっと魔法のパワーを蓄えなければならないとかで、子供達をとりあえずマ○レンジャーに変身させて戦いに向かわせるというような設定。子供達も良く分からないまま戦う事に納得し、町中から石切場みたいなところに駆けつけ、変身して雑魚をやっつける・・・

この不条理さがたまらない。大人のドラマも多少の不条理はあるが、母親が魔法使いで良く分からないまま得体の知らない怪物と戦わなければいけないという運命に数十秒の葛藤の後、納得しなければならない不条理加減は子供向けの特権か。
(まあこれから先、自分はもう変身したくない、と誰かが言い出す回とかあるだろうけど)

でも考えてみたら自分のまわりにも不条理なことはいっぱいある。
見た目におそろしい怪物ではないが、得体の知れないものとの戦いを運命づけられている?自分の状況はそのヒーローと一緒かも。