今回は嵐の二宮和也初主演の一作『青の炎』です。
恋仲となるクラスメイトにあややこと当時のトップアイドル松浦亜弥という完璧な布陣!
…じゃねえよ…。
ジャニーズに松浦亜弥とかやめてくれ僕の大好きな小説青の炎が汚されてくうわあああああああああぁぁぁぁぁ…と、公開当時やDVDが出た頃は思っていたのですが、数々の出演作品などでニノの演技の高評価を聞き、それなら一度観てみてもいいかな?と思いながら長らく後回しに。
ようやく最近手に取ってみた次第であります。
だってねぇ…アイドル主演でぶち壊しになった原作付き映画なんてどれほどあるよ?
原作が好きであればあるほど、その映像化には懸念が生じます。
特に原作は僕がこの作品の主人公と同じ歳の頃に発売され、読んでいたものなので思い入れの深い作品なのです。
映画化が決まった時は非常に喜びました。
が、主演を確認して絶望の底に叩き落された気分でした。
だってねぇ…ジャニーズとあややだよ?
こうジャニーズと一括りにしてしまうとファンの方からフルボッコにされそうですが、正直現在でもジャニーズ主演と聞くと期待値は地の底を這うように低くなりますw
AKBグループも同様ですw
アイドルというだけで掛かる色眼鏡が確実にあるということのご理解をいただければと思います…。
前置きが長くなりましたがあらすじを。
高校2年生の秀一は母と妹との3人で暮らしていた。
ある日、昔母と離婚した養父の曾根が家に転がり込み住み着くようになる。
幸せな家庭は一変し、母に暴力を振るい、金を無心し、酒を飲み、妹にも手を出そうとする。
秀一は曾根を追い出そうと弁護士に相談したり、母に曾根を追い出すよう求めたりと奔走するが何故か母は首を縦に振ろうとしない。
秀一は幸せで平凡な生活を守る為に、曾根を殺害する完全犯罪計画を実行するが…。
原作の発行当時問題となっていた少年犯罪をテーマとしたのが今作です。
秀一は非常に頭が良い少年ですが、ガレージを自分の部屋として使い、ロードレーサー(自転車と言うと怒る)で学校に通い、友達と悪ふざけをしたり、夜にはコンビニでアルバイトをする普通の高校生でもあります。
そんな普通の高校生が殺人という犯罪を犯す、という現在ならまたそんな事件かーと思う出来事も当時は大変ショッキングなものでした。
さて、小説が好きすぎてそちらの感想になってしまいそうなので、映画としての今作を改めて見てみますw
全体の感想としては、僕の好きな映画の一本に入るくらい映画として良いものであったと思います。
ニノの演技も少し不自然に感じる、あぁセリフを読んでいるんだなぁという部分もありますが、こんなこと言う奴いねえよwwwというようなセリフでしたのでそこは置いといて、しっかり秀一を演じられていたと思います。
全体を通して流れる雰囲気も原作を壊すものではなく、ラストはあぁ…切ないなぁ…と感じる事の出来る、こう青いモヤモヤっとしたような、過去の青春時代に取り返しのつかない過ちを犯してしまったというような甘酸っぱい複雑な気持ちにさせてくれました。
何を言っているかわからないと思いますが、本人もどう説明すればいいかわかりませんw
青春時代にやってしまった失敗を何か一つ思い出してみてください。
出来れば青春時代特有のものがいいですね。
はい、思い出した時のそんな気持ちですw
悶えたくなるような黒歴史がある方にはすぐに体感していただけると思いますw
良い作品ではあるのですが、やっぱり小説の映像化ということで起こる説明不足は多々あります。
秀一が非常に頭の良い少年であるということは正直伝わりにくいです。
なんだか難しい本読んでんなあ、とかくらいですかね?そういう描写。
曾根に対する怒りや、殺人を決意してから実行するまでどれだけ考え抜いたのか、その辺りが特に薄いように感じました。
結構サラッと思いついてサッと実行しちゃう、みたいに見えてしまうのは非常に残念です。
あとはあやや演じる紀子への想い、と言うか絡み全般ですね。
紀子が薄い!
紀子がもっと重要なファクターであることがこの作品の甘酸っぱさを高めているというのに、ちょっとデートしただけの淡い恋心を抱いたかな?っていうクラスメイト、くらいの存在にしか見えない!
そして何より、やっぱり松浦亜弥に紀子をさせるべきではなかった…。
原作ファンとしての落胆です…。
この映画のオススメ出来ないポイントはもうここ以外に考えられない。
原作ファンだから辛口にいくよ?
この大根め…です。
今ひとつ紀子というキャラクターも掴めないし、演出の問題もあるのでしょうがこれが松浦亜弥の限界なのでしょう。
話題性はあったのでしょうが、それでも紀子は松浦亜弥じゃないわー。
映画としては良作の部類に入ると思いますが、原作ファンにはオススメしない。
観るなら心して観るように、という注意をここでさせていただきますw
この青の炎の原作者は前に紹介した『悪の教典』の作者の貴志祐介なんですよね。
もうこの人の作品は本当に大好き。
各作品にかなり高い確率でエロ描写をぶっこんできますが、よくあるそこ濡れ場いる?っていうような無駄なエロ描写じゃなくて、意味があったりするのがなんか凄いw
まぁ、お好きなんでしょうがwww
そこはともかく、僕のような若干厨二病を拗らせたような方にはオススメしたい作家さんです。
小説とか普段読まない方でも貴志さんの作品なら読めるんじゃないかな?
騙されたと思って是非一度手に取ってみてくださいませ。
と、いう貴志祐介のステマで今回は終わらせていただきたいと思いますw
※追記※
前の『悪の教典』の時も原作の描写に対しての映画の薄さを言ってますねw
やっぱり貴志さんの作品を2時間映画でまとめるのは難しいんや…映像化は嬉しいけど、ファンなら観ない方がいい作品があるのが怖いw
原作を読んだなら観るなら、と昔友人に強く言われて守り続けているものに『メトロに乗って』があります。
友人曰く相当酷かったらしく、原作が良かったから今でも観るのが怖くて手を出せない一作ですw

恋仲となるクラスメイトにあややこと当時のトップアイドル松浦亜弥という完璧な布陣!
…じゃねえよ…。
ジャニーズに松浦亜弥とかやめてくれ僕の大好きな小説青の炎が汚されてくうわあああああああああぁぁぁぁぁ…と、公開当時やDVDが出た頃は思っていたのですが、数々の出演作品などでニノの演技の高評価を聞き、それなら一度観てみてもいいかな?と思いながら長らく後回しに。
ようやく最近手に取ってみた次第であります。
だってねぇ…アイドル主演でぶち壊しになった原作付き映画なんてどれほどあるよ?
原作が好きであればあるほど、その映像化には懸念が生じます。
特に原作は僕がこの作品の主人公と同じ歳の頃に発売され、読んでいたものなので思い入れの深い作品なのです。
映画化が決まった時は非常に喜びました。
が、主演を確認して絶望の底に叩き落された気分でした。
だってねぇ…ジャニーズとあややだよ?
こうジャニーズと一括りにしてしまうとファンの方からフルボッコにされそうですが、正直現在でもジャニーズ主演と聞くと期待値は地の底を這うように低くなりますw
AKBグループも同様ですw
アイドルというだけで掛かる色眼鏡が確実にあるということのご理解をいただければと思います…。
前置きが長くなりましたがあらすじを。
高校2年生の秀一は母と妹との3人で暮らしていた。
ある日、昔母と離婚した養父の曾根が家に転がり込み住み着くようになる。
幸せな家庭は一変し、母に暴力を振るい、金を無心し、酒を飲み、妹にも手を出そうとする。
秀一は曾根を追い出そうと弁護士に相談したり、母に曾根を追い出すよう求めたりと奔走するが何故か母は首を縦に振ろうとしない。
秀一は幸せで平凡な生活を守る為に、曾根を殺害する完全犯罪計画を実行するが…。
原作の発行当時問題となっていた少年犯罪をテーマとしたのが今作です。
秀一は非常に頭が良い少年ですが、ガレージを自分の部屋として使い、ロードレーサー(自転車と言うと怒る)で学校に通い、友達と悪ふざけをしたり、夜にはコンビニでアルバイトをする普通の高校生でもあります。
そんな普通の高校生が殺人という犯罪を犯す、という現在ならまたそんな事件かーと思う出来事も当時は大変ショッキングなものでした。
さて、小説が好きすぎてそちらの感想になってしまいそうなので、映画としての今作を改めて見てみますw
全体の感想としては、僕の好きな映画の一本に入るくらい映画として良いものであったと思います。
ニノの演技も少し不自然に感じる、あぁセリフを読んでいるんだなぁという部分もありますが、こんなこと言う奴いねえよwwwというようなセリフでしたのでそこは置いといて、しっかり秀一を演じられていたと思います。
全体を通して流れる雰囲気も原作を壊すものではなく、ラストはあぁ…切ないなぁ…と感じる事の出来る、こう青いモヤモヤっとしたような、過去の青春時代に取り返しのつかない過ちを犯してしまったというような甘酸っぱい複雑な気持ちにさせてくれました。
何を言っているかわからないと思いますが、本人もどう説明すればいいかわかりませんw
青春時代にやってしまった失敗を何か一つ思い出してみてください。
出来れば青春時代特有のものがいいですね。
はい、思い出した時のそんな気持ちですw
悶えたくなるような黒歴史がある方にはすぐに体感していただけると思いますw
良い作品ではあるのですが、やっぱり小説の映像化ということで起こる説明不足は多々あります。
秀一が非常に頭の良い少年であるということは正直伝わりにくいです。
なんだか難しい本読んでんなあ、とかくらいですかね?そういう描写。
曾根に対する怒りや、殺人を決意してから実行するまでどれだけ考え抜いたのか、その辺りが特に薄いように感じました。
結構サラッと思いついてサッと実行しちゃう、みたいに見えてしまうのは非常に残念です。
あとはあやや演じる紀子への想い、と言うか絡み全般ですね。
紀子が薄い!
紀子がもっと重要なファクターであることがこの作品の甘酸っぱさを高めているというのに、ちょっとデートしただけの淡い恋心を抱いたかな?っていうクラスメイト、くらいの存在にしか見えない!
そして何より、やっぱり松浦亜弥に紀子をさせるべきではなかった…。
原作ファンとしての落胆です…。
この映画のオススメ出来ないポイントはもうここ以外に考えられない。
原作ファンだから辛口にいくよ?
この大根め…です。
今ひとつ紀子というキャラクターも掴めないし、演出の問題もあるのでしょうがこれが松浦亜弥の限界なのでしょう。
話題性はあったのでしょうが、それでも紀子は松浦亜弥じゃないわー。
映画としては良作の部類に入ると思いますが、原作ファンにはオススメしない。
観るなら心して観るように、という注意をここでさせていただきますw
この青の炎の原作者は前に紹介した『悪の教典』の作者の貴志祐介なんですよね。
もうこの人の作品は本当に大好き。
各作品にかなり高い確率でエロ描写をぶっこんできますが、よくあるそこ濡れ場いる?っていうような無駄なエロ描写じゃなくて、意味があったりするのがなんか凄いw
まぁ、お好きなんでしょうがwww
そこはともかく、僕のような若干厨二病を拗らせたような方にはオススメしたい作家さんです。
小説とか普段読まない方でも貴志さんの作品なら読めるんじゃないかな?
騙されたと思って是非一度手に取ってみてくださいませ。
と、いう貴志祐介のステマで今回は終わらせていただきたいと思いますw
※追記※
前の『悪の教典』の時も原作の描写に対しての映画の薄さを言ってますねw
やっぱり貴志さんの作品を2時間映画でまとめるのは難しいんや…映像化は嬉しいけど、ファンなら観ない方がいい作品があるのが怖いw
原作を読んだなら観るなら、と昔友人に強く言われて守り続けているものに『メトロに乗って』があります。
友人曰く相当酷かったらしく、原作が良かったから今でも観るのが怖くて手を出せない一作ですw

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