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ホンダシンペイさんの適当に観たDVDをレビューしたりするブログ。バンドをやってた頃のブログの再利用。黒歴史は残すもの。

オススメしないDVD #26 『叫』

2015-01-11 23:28:39 | オススメしない
さて、今回のオススメしないDVDは『叫』です。
役所広司を始め、豪華出演陣の本格派ホラーサスペンス。
いつも思うんですけど本格派ってなんなんでしょうね。
本格派じゃない作品を逆に見てみたいです。
あ、それは僕の大好きなB級作品がいつもやってくれてるか…w
各国の国際映画祭でも上映された今作、とりあえずあらすじから。


東京湾岸の埋め立て地で、立て続けに殺人事件が起こる。
いずれも海水に顔を押し付けられて、と手口が同じことから連続殺人として捜査が開始されるが、刑事の吉岡の指紋などが現場に残されていることから吉岡に疑いの目が向けられ、吉岡自らも自分が犯人なのではないかと考えるようになる。
そんな中、第一の事件の被害者である赤い服の女の幽霊が吉岡の目の前に現れるようになり、吉岡は困惑し、過去の記憶がフラッシュバックするようになる。
過去の記憶と現状が入り混じり、疲れきった吉岡は恋人と遠くへ旅立とうとするも、恋人だけを先に行かせ、自らは必ず後を追いかけると約束し、事件の解決を決意する。
事件が解決へ向かうも、吉岡の前に現れ続ける女の霊。
女の目的は一体何なのか?
吉岡の記憶の真相とは?


随所にホラーテイストというかおもいっきり自己主張の激しい幽霊が出てきますw
不気味な雰囲気だけに収まらず、おもいっきり役所広司演じる吉岡と幽霊さん会話しちゃいます。
そして物理的にドアを開けて部屋から出ていくところでは思わず笑ってしまいましたw
そこは通り抜けたり突然前に現れたりするんちゃうんかい!!
おもいっきり突っ込めますねw
そして飛んでいきますw
なんなんやこいつ…( ゜д ゜)
幽霊がスーッと滑るように近づいてくる演出ってよく見かける手法ですけど、なんだろう、今作においては一つの笑いどころになっておりますw

この物語に出てくる幽霊がね…前述の通り自己主張が激しすぎるんですね。
存在感じゃないんですよ、ワタシワタシ、幽霊幽霊って本人の自己アピールが激しいって言うか…『リング』の貞子や『呪怨』の白い子供ってそこにいるだけで存在感じゃないですか。
ガツガツ前に出てくるから、ホラーとして重要な霊的な怖さが薄れているように僕は感じました。
何か霊がするたびに笑ってしまって、ここでもホラーとバラエティーは紙一重を実感する次第でありますw

肝心なサスペンス要素ですけれど、まぁなかなか面白かったと思いますよ。
オチは開始間も無く想像出来てしまいましたがw
そこは物語を組み立てていく監督の腕でしょう。
予想通りのオチでも、ここはこうくるだろうなぁって場面で予想通りの展開が待っていても、しっかり観ちゃって監督の思うツボだろうなと思うと少し悔しいです。

全体としてよく練られた良作かなという印象。
ただね…役所広司が出てきた瞬間、大和ハウスのCMと全く演技が同じで笑えてしまうですよw
始まってすぐ「お、役所広司や…大和ハウスやwww」ってこれある意味致命的じゃないですかねえ?
大和ハウスのCMに出る前の作品だし、仕方ないんだけれども、大和ハウスwwwって笑えてしまったらホラー台無しw
それでもそんな大和ハウスを吹き飛ばすような熱演で、物語に引き込ませてくれる役所広司ってやっぱり凄い俳優なんだなって改めて感じる一作でありました。
ガッツリ怖いものが観たくて、大和ハウス耐性の無い方にはオススメしない一本となっておりますw


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