小説版ARIA

この小説の中で私が好きな箇所が二つある
その一つがアンジェラが灯里に乗るシーンだ
どこかよそよそしかったアンジェラが灯里のゴンドラに乗るや否や自然体な姿になっていき、本来、彼女が持っていた優しさが表に出るようになって、読んでいるこちらの心までほんのり温かくなる
アンジェラは普段、自分が持っている優しさを出すのが苦手な人なんだろうと思うけれど、灯里の前では自分を飾る必要はなくなるのだろう
灯里って、そう、頑なになった人の心を柔らかくする能力があって、それはアリシアさんもグランマにもない、灯里だけの能力なんだと思う

で、例によってこのシーンを絵に描いてみる

アンジェラは
・若いのにバリバリのキャリアウーマン
・でも音大出身でピアノの腕は一流
という、一見すると矛盾するようなキャラクターを絵にするのが難しいです