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大人の視点と二項対立からの脱却

2007-07-13 18:34:44 | ガンダム
子供の視点から大人の視点へ
ターンAガンダムではガンダムの登場の仕方が過去のシリーズとは違って特徴的だ
ロランとソシエの成人式でガンダムが現れる。
これは、"大人の視点"を大切にしていること"を象徴しているようだ
ガンダムを見る世代は中・高校生が多い。
ターンAガンダムでの地球では15歳で成人になる(ロランは2年遅れだから17歳)。
現実の世界より成人する年齢が低いという世界設定にすることで、メインの視聴者に、"もし君たちが大人ならどう振舞う?"ってことをソシエやロランを通じて、富野さんが問いかけているようにだ。
"大人の視点を大切にしている"のは、子供の立場を通し続けた過去のガンダムシリーズの主人公たちが、大切にしている人を救えなかった、からかもしれない。
典型的なのは、Vガンダムのウッソが結局、初恋の相手のカテジナを救えなかったことだ。
敵、味方という二項対立からの脱却
(ロラン)僕は月の人とも戦います。だけど地球の人とも戦います。命を粗末にする人とは誰とでも戦います
ターンAガンダム 第八話 ローラの牛より
これまでのガンダムシリーズは主人公は一方の組織に属して戦っていた。
アムロは地球連邦軍に、カミューユはエゥーゴに、そしてウッソはリガミリティアに。
一方で、ロランはムーンレイスと地球人の間で板挟みになる宿命を負わされているように見える。
そして、ガンダムはムーンレイスと地球人の争いを治めるための象徴のように見える


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