chanting an air of joyous bliss

普段の生活で見逃しがちな面白いことを書いていく
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あるある騒動の後始末

2007-01-24 12:57:14 | 趣味
Blog Not Found あるある大事典とプリンキピアの違いって何だ?
まあ世界で一番有名な科学者の、一番有名な著作物なのだけど、この中にも捏造があったことは「背信の科学者たち」でも指摘されている。
プリンキピアの著者であるニュートンは錬金術にもはまっていましたよね。
納豆ダイエットも錬金術みたいなものと考えればプリンキピアとたいして変わらないのかもしれません。

あるある大事典の「実験捏造」は「納豆ダイエットに効果がない」を意味しない
「放送された内容には間違いがあった」けれども、だからといってそれは「納豆にダイエット効果がない」ことを証明したわけではない。そういうレトリックの混同(意図的・無意識的のいずれであっても)は、事実から遠ざかることになる。
確かに、科学的に厳密に考えると"納豆にダイエット効果があるかどうかわからない"と考えるのが正しい態度でしょう。
"納豆にダイエット効果があるかどうか"はきちんと検証されたわけでなく仮説の段階にしか過ぎないわけですから
しかし、あるあるは過去の放送でも効果が疑わしいダイエット法を何度も放映しています。
特ににがりダイエットは健康被害まで出ましたし
うそつきが正しいことをいっても信用されません。
それと同じで、過去に眉唾なダイエット法を垂れ流している番組が何を言っても信用されないことはある意味当然かなと。

"影響力のあるメディアが単なる仮説にしか過ぎないものをさも劇的な効果があるようにみせてはいけない"
これが今回の騒動で教訓にしなければいけないことなんじゃないでしょうかね

1月25日追加
JCASTニュースによると、謝罪会見で発表した社内調査も「週刊朝日」が事件発覚前に取材したことを「盗用」していたそうな
そこまでして、"会社組織"というものを守りたいんでしょうかねぇ。

1月25日追加2
佐藤秀さんの次の言葉が印象に残った
彼らは「善意の煽り」をしていたのかもしれない。
「善意」なら多少脚色してもかまわんだろう。
ところが、「善意」は通じず、blogosphereにいたっては、科学者の倫理とか「エセ科学」問題にまで発展してしまった。
今思えば、あるあるの製作者側は
"この番組は科学番組でなくバラエティだよ"
と視聴者に伝えるためにテキトーな実験をやっていたのかもしれません。
ところが、テレビ製作者の"善意の煽り"をみながマジに受けとめてしまった。
テレビは所詮虚構だと考えている製作者と、テレビで放映されたことは真実だと思い込んでいる視聴者達。
彼らのテレビに対する認識のギャップが今回の悲劇(?)を生んだのかもしれません。

1月25日追加3
高木浩光さんのページより
Webサイトで公表するからには、どこから参照されても問題がないものを書かなければならない。
テレビ局もWebサイトと同様、
"どこから参照されても問題がないものを書かなければならない。"
というコンセサンスはあると思うのですが・・・。
現実には限りなく黒に近いグレーの番組も多いわけで・・・。
視聴者が信じている"公共の電波"という建前と、"スポンサーのために番組を作る"という製作者の本音がかなり乖離しているのが現状ですよね。

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