プロジェクトマネージャー 平成27年度 午後1 問1より
問1 〔プロジェクト計画策定〕について(1)、(2)に答えよ
(1)K氏が考えた、H社としての業務継続性を確保するための重要な作業とは何か、20字以内で答えよ
という設問があるのだが、これはかなりの難問だったそうなのだがが、私にとってはちょっと意外だった。
私は”H社としての業務継続性を確保するための重要な作業”という文章を読んだとき、
・BCP(事業継続計画)
・移行作業
というフレーズがまず頭に浮かんだ。
次に、BCP(事業継続計画)と移行作業のどれを選択するか考えたとき、
「BCP(事業継続計画)」
は、あまりにもITサービスマネージャー特有のフレーズだし、設問から”被災による業務継続”の要件は読み取れなかったので、候補から除外した
二つ目の候補の
「移行作業」
についてだが、問題文から今回のプロジェクトでは既存のシステムを別のシステムに移行するという要件が読み取れた。
さらにシステムアーキテクト試験やITサービスマネージャー試験では
「既存のシステムを別のシステムに移行する」
ことと
「既存システムからの移行作業」
はセットで問われることが多いので、ここで回答するべきは「既存システムからの移行作業」と推測した。
また、これまでの
IPAから例示された解答例は
「現システムからの移行作業」
だったので、私の推測は間違っていなかったわけだ。
ここで、IPAの講評には
「現システムに代えて新たなシステムを導入する際に、事業継続性を確保するための重要な作業について出題したが、正答率は低かった。移行作業をWBS項目として計画することが重要であると理解してほしい」
とあったことが気になった。
IPAの講評の裏を返せば、「移行作業」を意識してプロジェクトを推進する人は少ないわけだし、私の経験上からも「移行作業」をないがしろにする傾向は確かにある・・・・。
今後、インクリメントモデルやクラウドの採用で短期間でシステムを本番リリースすることが求められることが多くなるだろう。
リリースしたシステムがシームレスに本番で稼働するために必要な「移行作業」は「機能開発」と並んで、PMにとってマネジメントしなければならない領域になってくるのかもしれない。
(参考文献)
問1 〔プロジェクト計画策定〕について(1)、(2)に答えよ
(1)K氏が考えた、H社としての業務継続性を確保するための重要な作業とは何か、20字以内で答えよ
という設問があるのだが、これはかなりの難問だったそうなのだがが、私にとってはちょっと意外だった。
私は”H社としての業務継続性を確保するための重要な作業”という文章を読んだとき、
・BCP(事業継続計画)
・移行作業
というフレーズがまず頭に浮かんだ。
次に、BCP(事業継続計画)と移行作業のどれを選択するか考えたとき、
「BCP(事業継続計画)」
は、あまりにもITサービスマネージャー特有のフレーズだし、設問から”被災による業務継続”の要件は読み取れなかったので、候補から除外した
二つ目の候補の
「移行作業」
についてだが、問題文から今回のプロジェクトでは既存のシステムを別のシステムに移行するという要件が読み取れた。
さらにシステムアーキテクト試験やITサービスマネージャー試験では
「既存のシステムを別のシステムに移行する」
ことと
「既存システムからの移行作業」
はセットで問われることが多いので、ここで回答するべきは「既存システムからの移行作業」と推測した。
また、これまでの
IPAから例示された解答例は
「現システムからの移行作業」
だったので、私の推測は間違っていなかったわけだ。
ここで、IPAの講評には
「現システムに代えて新たなシステムを導入する際に、事業継続性を確保するための重要な作業について出題したが、正答率は低かった。移行作業をWBS項目として計画することが重要であると理解してほしい」
とあったことが気になった。
IPAの講評の裏を返せば、「移行作業」を意識してプロジェクトを推進する人は少ないわけだし、私の経験上からも「移行作業」をないがしろにする傾向は確かにある・・・・。
今後、インクリメントモデルやクラウドの採用で短期間でシステムを本番リリースすることが求められることが多くなるだろう。
リリースしたシステムがシームレスに本番で稼働するために必要な「移行作業」は「機能開発」と並んで、PMにとってマネジメントしなければならない領域になってくるのかもしれない。
(参考文献)
情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2016年版 | |
クリエーター情報なし | |
翔泳社 |
情報処理教科書 ITサービスマネージャ 2015~2016年版 | |
クリエーター情報なし | |
翔泳社 |