私はゴリラです。
奄美のとある場所で色々な動物達と機嫌良く暮らしておりました。
しかしある日、親分さんはもう私には用は無くなったようで人様の手に渡ってしまいました。
奄美大島の芦徳という集落の山の中の豚小屋の近くによいこダイビングリゾートの大さんという方が住んでおられます。それはもう現実離れしたような場所でございます。その豚小屋の家主さんの友達の手に私は渡されました。
夜遅くに帰宅する大さんを驚かそうという目的のみで私はその山中の道に置き去りにされました。
暗~い夜道、舗装もされていないただの山道。もちろん電灯もありません。何が出てもおかしく無いような道です。
超多忙な一日を終え疲れ切った大さんは、いつものように車で帰って来ました。車のヘッドライトに照らされた私を見た大さんは一瞬「えっ
」ってな感じで私を見ましたが、見てはいけない物を見てしまったという顔で去って行きました。
やはり噂に聞くところによると大さんは相当驚いたようです。まわりのスタッフには幻を見たんとちゃうん?などと気の毒な事を言われたそうです。
私もこれでも一生懸命生きているゴリラです。幻と片付けられても、たまったもんではありません。
次の日、大さんは幻では無いという事を証明するために私をカメラで激写しておりました。
南国の奄美といえども12月は寒いです。しかも山奥。夜は冷え込みます。会う人間といえば、豚小屋の家主さんとその友達、そして大さんと友達のKさんのみ。唯一の話し相手は豚さんやニワトリや鴨くらいなもんでした。
それまではいちおう名瀬という都会にいて人様のために活躍、賑やかな場所が大好きだったので、この数週間の間は身も心を寒い思いをしておりました。
星は綺麗ですが、その星の綺麗さは余計に心を寂しくしたもんです
先日ガヤガヤと騒がしいと思いきや、大さんとよいこの塾長とシゲさんが車でやってきて嬉しそうに私を車に詰め込みました。今度はどこへ連れて行かれるのかと、もはや私もこれまでか~と覚悟を決めていたら、よいこダイビングに連れて行かれました。
車から下ろされた私を見て、よいこのママさんや久美さんも大笑いしています。そこまで笑わんでもいいのにと気分を害していると、どうやらここに住まわせてもらえる雰囲気が
大好きな緑の木の上に乗せられ一番目立つ場所に座らされました。
木にぶら下がって遊べるようにと塾長が長い間温めていた立派な流木を頭の上に置いてもらいました。
シゲさん作の妙にでっかいスノーケルを何故かくわえさせられ頭の上にはダイビングのマスクが乗せられました。
まわりにはクリスマスのイルミネーションが

道行く人がみな私を見て笑ってくれます。
学校から帰って来たよいこダイビングのお嬢様も指を指して喜んでおられました。
再び人目につく目立つ場所に返り咲きました。嬉しかったです。
どうやらもうすぐお腹に字が書かれるらしいです。何を書かれるかはちょっと不安ですが,,,,,
命の恩人のよいこさんのために、これからはキャラクターとして一生懸命がんばっていきたいと思います。
スタッフの仲間入りをさせていただき感謝の言葉もありません。
助けていただいた恩返しができればいいなあと思っております。
いつか皆様にお会い出来る日を楽しみにしております。
潜水ゴリラより
奄美のとある場所で色々な動物達と機嫌良く暮らしておりました。
しかしある日、親分さんはもう私には用は無くなったようで人様の手に渡ってしまいました。
奄美大島の芦徳という集落の山の中の豚小屋の近くによいこダイビングリゾートの大さんという方が住んでおられます。それはもう現実離れしたような場所でございます。その豚小屋の家主さんの友達の手に私は渡されました。
夜遅くに帰宅する大さんを驚かそうという目的のみで私はその山中の道に置き去りにされました。
暗~い夜道、舗装もされていないただの山道。もちろん電灯もありません。何が出てもおかしく無いような道です。
超多忙な一日を終え疲れ切った大さんは、いつものように車で帰って来ました。車のヘッドライトに照らされた私を見た大さんは一瞬「えっ

やはり噂に聞くところによると大さんは相当驚いたようです。まわりのスタッフには幻を見たんとちゃうん?などと気の毒な事を言われたそうです。
私もこれでも一生懸命生きているゴリラです。幻と片付けられても、たまったもんではありません。
次の日、大さんは幻では無いという事を証明するために私をカメラで激写しておりました。
南国の奄美といえども12月は寒いです。しかも山奥。夜は冷え込みます。会う人間といえば、豚小屋の家主さんとその友達、そして大さんと友達のKさんのみ。唯一の話し相手は豚さんやニワトリや鴨くらいなもんでした。
それまではいちおう名瀬という都会にいて人様のために活躍、賑やかな場所が大好きだったので、この数週間の間は身も心を寒い思いをしておりました。
星は綺麗ですが、その星の綺麗さは余計に心を寂しくしたもんです

先日ガヤガヤと騒がしいと思いきや、大さんとよいこの塾長とシゲさんが車でやってきて嬉しそうに私を車に詰め込みました。今度はどこへ連れて行かれるのかと、もはや私もこれまでか~と覚悟を決めていたら、よいこダイビングに連れて行かれました。
車から下ろされた私を見て、よいこのママさんや久美さんも大笑いしています。そこまで笑わんでもいいのにと気分を害していると、どうやらここに住まわせてもらえる雰囲気が

大好きな緑の木の上に乗せられ一番目立つ場所に座らされました。
木にぶら下がって遊べるようにと塾長が長い間温めていた立派な流木を頭の上に置いてもらいました。
シゲさん作の妙にでっかいスノーケルを何故かくわえさせられ頭の上にはダイビングのマスクが乗せられました。
まわりにはクリスマスのイルミネーションが


道行く人がみな私を見て笑ってくれます。
学校から帰って来たよいこダイビングのお嬢様も指を指して喜んでおられました。
再び人目につく目立つ場所に返り咲きました。嬉しかったです。
どうやらもうすぐお腹に字が書かれるらしいです。何を書かれるかはちょっと不安ですが,,,,,
命の恩人のよいこさんのために、これからはキャラクターとして一生懸命がんばっていきたいと思います。
スタッフの仲間入りをさせていただき感謝の言葉もありません。
助けていただいた恩返しができればいいなあと思っております。
いつか皆様にお会い出来る日を楽しみにしております。
潜水ゴリラより
