えったんの奄美大島日記

人情味豊かな奄美大島の日々の生活をほんの少しご紹介します。娘の日記に負けないぞ!

ヨシ!これで行こ

2007-09-20 | 奄美大島
娘の得意なこと。それは「カケッコ」。早いんですわ。本人も自信満々。クラスではいつも一位をキープ。集落のじいちゃんやばあちゃんにも「カケッコ早いっちょね~」と誉められ有名人。
たかが「カケッコ」されど「カケッコ」。娘の得意分野をやっとこさ見つけた親としては、これしかない これで行こ

と言うことで、才能を伸ばしてやろうと陸上を習いに行く事を決意

水曜日と土曜日に龍郷町グランドで18:30~20:30まであります。授業料はなんと一年で4.000円。「月」とちゃいますよ。「年」ですよ!

先日、早速申込みがてら見学に。5歳から中学生まで40人位が練習していました。仲良しの集落のお友達も何人かいてます。

まず驚いたのは、コーチの厳しい指導。
「ゆうしょう~!もっと足上げれ~」(上げろ~ではないんです。上げれ~なんです)
「そのか~!もっと前を見れ~」(見ろ~ではないんです。見れ~なんです)
あまりにも厳しい声に見学している娘は固まってました。
コーチも鹿児島県の40代で新記録を出したという島では有名な先生。

休憩中に先生にご挨拶。後半からいきなり参加させてもらいました。

100m弱の距離を約5本、スタートの練習で約70mを5本以上。全力で走ってました。早速悪い所を直してもらっています。親の話しを聞かないのにちゃんと先生の言う事は理解して守っとります。
約1kmは走ったかもしれません。しかも全力で・・・
しかも今日の学校の往復も歩いているので、相当疲れているはず。

私だったら、親にこんな厳しい陸上に入れられたら家出してただろうなあと思いながら、早速次の日はダンナと一緒に練習用のユニフォーム購入のために街にくり出しました。
自分の服でも1.000円以上の服は買わない今日この頃なのにユニフォームの上下とカバンを購入。軽く万札が飛びました。
服やカバン選びにダンナも真剣そのもの。
「何事も形から入らんとね」と久々に内容の濃い買い物をした充実感。
ただの親バカですわ

そして金曜日、初の練習に行きました。行くぞ~!という決意で記念写真。

オリンピックやで~~


浪速を旅したヤドカリでおま。

2007-09-14 | 奄美大島
はじめまして。このような場所で紹介していただけるなんて光栄でございます。

わん(私)は奄美大島の龍郷町の芦徳の砂浜に住んでおりますヤドカリでございます。

実はわんがここで紹介されることになったのには理由があります。
わんは一年間、大阪という都会で生活しておりました。おそらく大阪で一年過ごして再び故郷の地にもどってきたダチ、いや仲間は他にはいないと思います。

一年前の今頃だったでしょうか、あるホテルに泊まっている人が、わんの住まいであった砂浜にある屋台に食事に来ました。今まで人間様とは何度も接触してましたが、その人には何かピ~ンと感じるもんがあり、その人のそばを離れませんでした。その人も同じようにピ~ンときたのか意気投合。その人は大阪という聞いた事もない土地にわんを連れて帰りました。
生まれて始めての飛行機の旅。故郷の海を空から眺めたもんでした。

友達や家族もいることだし最初はわんも寂しい思いをしましたが、今までアダンの実しか食べた事がないわんにとっては毎日御馳走続き(特に里イモが美味しかったでんなあ,,,,)

雨が降っては寝床を探し、敵が来たら隠れる生活、いつも住み良い宿を物色する日々を送っていましたが、都会の暮らしでは何の心配もありません
大阪という所で贅沢に夢のような時を過ごさせてもらいました。

言葉使いも「わん」を改め「私」に。大阪弁っちゅうのを習いました。

そしてこの夏再びわんの主人が奄美に旅行をする事になったので、悩んだ末にわんも一緒に故郷に戻ることにしました。
懐かしい屋台のおばちゃんとの再会、そして懐かしい海の匂い。懐かしい砂浜の感触。
人間様には「良く戻って来たっちょ~」とすごく歓迎されました。

しかしです。一人だけ贅沢な暮らしをしてきたからなのでしょうか。仲間の連中は私を無視。誰も私に声をかけてくれません。こうやっている今でも仲間達はみんなで仲良く集まって海辺で盛上がっています。昨年までは私もあの仲間の一員だったのに

考えてみれば、私も都会ではテレビを見たりテレビゲームをのぞき見したり食っちゃ寝の生活をしてたのでコミュニケーション能力も低下。
どうやって他の連中と付き合っていいのかわかりません

けどこの地で再び生きて行こうと決心したのですから、それなりに努力していきたいと思います。大阪弁もやめて島言葉に戻ります。あの美味しかった里イモの事も忘れましょう。

そろそろ新しい宿も探さないといけません。みんなと仲良くして情報交換したいと思います。

奄美に来る事があったら芦徳に寄ってください。だいたいは砂浜にいてますんで。

ヤドカリでした。


新名所?「五右衛門風呂」

2007-09-06 | 奄美大島
奄美に新名所誕生

と言っても我が家の話しでもないし一般開放してるわけではないんで、ええなあ~と羨ましく思いながら興味のある方は読んで下さい。

隣の集落にお住まいのM山さん。大きなお家に住んでいます。最近何度かバーベキューやお好み焼きパーテイーにご招待いただいております。
前回お邪魔した時に井戸を掘って井戸水で五右衛門風呂を作る計画があると聞きました。
そ、その五右衛門風呂が完成したとのこと(パンパカパ~ン、パンパンパンパン、パンパカパ~ン
しかも薫製をいっぱい作ったからそろそろやりましょうというお誘い。
そろそろだなんて,,,楽しい事はその日の内に実行しろという教育を受けて来た私はすぐに「今日しましょ!」

夕方お風呂セット持参でM山邸に。
お~!広い庭に竹で作った塀が~!趣があります。そして完璧なる五右衛門風呂が出来上がっていました。もちろん手作りです。
いったいココはどこ

部屋に入ると食卓にはM山さんが釣った魚の刺身、M山さんが採ったモズク、そしてM山さんが研究に研究を重ねて丁寧に作った薫製が並んでいます。まるで旅館の夕食。薫製はサバ、サンマ、鳥のササミ、地豆・・・
飲み物は、M山さんが畑で作った物等をつけた焼酎。パッション、バナナ、イチゴ、コーヒー、ウコン、紅茶etc,,,,,,それぞれに特徴があって美味しい焼酎に育っています。
ついつい飲み過ぎます(毎度のことだけど

そして順番に お風呂タ~イム!
あつかましくも娘と一緒に一番風呂にいれていただきました。娘も興奮。満点の星空が見えます
竹に囲まれているので気持ちも落ち着きますね。
いったいココはどこ

1泊2食付き25.000円の温泉旅館も負けていないと思いましたね。

この地味~な贅沢感を味わいたい方は、「よいこ」に通っていただく事。そのうちM山さんと仲良しになってご招待があるかもしれませんよ。


鹿児島旅行記その3

2007-09-02 | 奄美大島
2泊3日の旅行の最終日。
早めの出発で霧島神社へ。お参りをして成績アップのお守りを娘にプレゼント。効き目あるのか2学期が楽しみだ!

両親は一足早い午前中の飛行機だったので一度鹿児島空港へ。お別れをしてから娘と二人で鹿児島市内へ。慣れないカーナビお姉さんの声を頼りになんとか水族館へ。

奄美には大きな水族館がありません。大きな水槽を泳ぐジンベエザメやマダラトビエイ、カツオやアジの群れなどを見て娘は感動。自分がダイビングして見た事がある魚を発見しては興奮。イルカのショーを見てまたまた興奮。
ショーの後にイルカのプールに行きました。写真にあるように、しばらく動かず長い間一人で観察していました。何かイルカから感じるものがあったのか、イルカを見つめる娘の後ろ姿に私は感動しておりました。

水族館を出て食事タイム。娘はラーメン希望。隣に焼き肉屋さんが。焼き肉が私を呼んでいる気がしました。ラーメンを主張する娘に「冷麺あるやん」と無理矢理焼き肉へ。
鹿児島旅行の締めくくり、桜島を眺めながら昼間っから二人で大宴会でした。

再びカーナビお姉さんの案内で鹿児島空港へ。ボケ~ッと外を見ると、霧島温泉がくっきり。最後まで美しい景色を楽しみ、飛行時間45分の旅。
奄美へ戻ってまいりました。

ショップの状況を聞くと、体験ダイビングのお客様が多く超忙しかった様子。
みなさん、すいませんでした~。

明日からまた頑張りますね


鹿児島旅行記その2

2007-09-01 | 奄美大島
8/28 豪勢な朝食バイキングをいただいた後レンタカーで出発。父が張り切って借りたレンタカーは最新マークツー。島ではボロボロだけど広い車内のキャラバンに乗っているのでそれに慣れてしまい、どうも天上が低いのが気になって閉所恐怖症気味。
もはや高級車には乗れへん身体に

指宿から開聞岳を見ながら長崎鼻へ。開聞岳の勇姿は素晴らしかったですね。久しぶりにワオーっていう景色を堪能。

池田湖を通り知覧へ。知覧特攻平和会館へ行きました。娘には事前に戦争の話しをして特攻隊の説明をしました。国、父母、平和を願いながら飛び立った勇士たちの遺書を読みながら涙が出ました。
娘も何かを感じたのか難しい顔をして資料館を見学していました。

そして今日の最終目的地の霧島へ。高速を降りてからの山道はさすがの娘も酔った様子。
娘も高級車には弱いようですわ

霧島がこんなに良い所とは知りませんでした。あちこちから湯煙が上がり温泉街の趣がありましたね。お勧めポイントです。
霧島いわさきホテルに到着。

ホテルから10分も歩いた所の渓谷にある温泉。誰もいない山道を歩きながら娘は「ハブがいるから止めようよ~」と不安そう。「鹿児島にはハブはいないよ」と説明しながらも私もだんだん不安に。いったいどこに温泉あるねん。やっとたどり着いた渓谷の露天風呂。最高でした
そしてホテルの露天風呂にも入りました。桜島や開聞岳が見えます。
これこそが求めていた場面この場面にまさに自分がいてるなんて・・・

喉がかわいた所で冷えたシャンペン。フランス料理フルコースこれぞ幸せ。
娘の前にはキッズスペシャルがデ~ンと。好き嫌いの多かった娘ですが、興奮して満面の笑顔で頂きました。

そして窓の外には皆既月食。なんちゅうタイミング。みなさん見ました~?

寝る前にバーでダイキリ1杯
娘と会話がはずみます。大きくなったなあ・・・

バタンキュー  ニ日目終了