暴風雨による洪水が発生したリビアでは、東部のデルナがダムの決壊で町の約4分の1が被害を受けた。東部を支配するリビア国民軍(LNA)の当局者は12日、これまでに1000体以上の遺体が収容されたと明らかにした。Libya Al-Hadath提供(2023年 ロイター)
[デルナ(リビア)12日 ロイター] – 暴風雨による複数のダム決壊で洪水が発生し、壊滅的な被害が出ているリビア東部で、これまでに数千人が死亡し、少なくとも1万人が行方不明となっている。現地の当局者らが12日明らかにした。
現地テレビによると、東部の当局者は死者が5000人を超えたと語った。
現地の病院幹部はロイターに対し、人口約12万5000人の東部デルナの1地区で1700人、別の地区で500人が死亡したと述べた。
これに先立ち、同地域を支配するリビア国民軍(LNA)の当局者はこれまでに1000体以上の遺体が収容されたと明らかにし、「町の25%が消失したといっても過言ではない。多くのビルが倒壊した」と述べていた。
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