これはアクション映画ではない。中国貴州省の省都・貴陽市の路上で、現実に起きた「客争奪バトル」だ。
4月22日、タクシーを拾おうと手を挙げた男性市民に向かって、2台のタクシーが同時に突進。どちらが先に客を取るか——まるで命がけのチキンレースのような惨劇が、現場に居合わせた別の車のドライブレコーダーが克明に記録していた。
映像には酔っぱらった様子の男性が、道路脇でタクシーを呼ぶ様子、そこへ獣のように飛び出す2台のタクシー。次の瞬間、1台が男性の懐へ飛び込んだ。幸い男は間一髪で反応し、タクシーのボンネットに手をついて後ろへと自ら跳ねた。なんとか車と体の直接の接触を避けたものの、彼の体は宙を舞ってとんぼ返りをし、その後、路上を転がった。
【続きはこちら】
客を奪い合うタクシーにはねられた「タクシー待ちの男」=中国【動画あり】
生き残りを賭けたタクシー運転手たちの「暴走」、命がけの争奪戦が映し出した経済の崩壊。
【関連記事】
経済が低迷し若者は失業 中共は「青年運動」を多く語る
米中関税戦争が中国経済と雇用に与える影響が次々と明らかになっている。中共の党メディアは最近、党が指導する青年運動について多くを語っている。分析によると、中共は社会の不安を懸念し、安定を維持するための手段を強化し、社会と若者をコントロールしようとしているとされている。
民主求めた命懸けの抵抗 消息を絶った中国の若き勇士
中国国内で反体制を訴える動きが静かに、しかし確実に広がりつつある。
「鬼秤(イカサマ秤)」 中国市場に巣食う人騙しの共産党文化
モラル崩壊の中国市場に目方をごまかすイカサマが横行している。こうした姑息な行為は最近、中国人のお家芸とみなされている節もあるが、もともと日本を含め多くのアジア諸国が中国の儒教文化から影響を受けている。そうした道徳的観念は中国共産党に徹底的に破壊された
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます