台湾の頼清徳総統は3月13日、国家安全保障高官会議を開催し、初めて公式の場で中国共産党(中共)を「外国の敵対勢力」と明確に定義し、広く注目を集めた。同時に軍事裁判制度の復活を正式に発表した。専門家は、頼清徳の中共に対するこの表現が、現在の国際情勢やトランプ政権の戦略的布石と密接に関連していると指摘している。
頼総統は13日午後、総統府で国家安全保障高官会議を開催した。テーマは「併合反対の合意形成、中国(中国共産党)の統一戦線工作と浸透への対応」だった。頼総統は会議後、公開演説を行った。
頼総統は、今回の国家安全保障高官会議は、台湾併合を目的とする中国からの浸透と統一戦線工作に対応し、様々な脅威に対して台湾人の民主的生活を守ることが目的だと述べた。
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台湾総統 初めて中共を「敵対勢力」と呼ぶ 軍事裁判も復活
台湾の頼清徳総統は13日、初めて公式の場で中共を「外国の敵対勢力」と明確に定義した。同時に中共の浸透に対抗し、軍事裁判制度の復活を正式に発表した。
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