2024年の日本の株式市場は、全体として堅調な上昇傾向を示し、記録的な年となった。日経平均株価は2024年に19.22%上昇し、3万9894円54銭で年を終えた。
2024年の株式市場は「高値波乱の一年」と表現され、2月末に1989年以来34年ぶりに最高値を更新してから7月11日に史上最高値4万2426円77銭(終値4万2224円02銭)を記録するなど、特に1月から3月、6月から7月にかけて急激な上昇を見せた。8月には一時急落することもあったが全体として堅調な上昇傾向を示し記録的な年となった。
株価上昇の主な要因として、円安の進行で輸出産業の業績が向上したこと、日本企業のガバナンス改革進展によって市場の魅力が向上し投資マネーが流入したこと、また中国経済が減速を見せていたところで海外投資家の資金が日本市場へシフトしたなどの要因があげられる。
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19%上昇で記録的年末迎える日本株 円安追い風に日経平均最高値更新
2024年の日本株式市場は19%上昇し、記録的な年となった。円安や企業改革を背景に、日経平均は4万円台を突破。高値更新と急落を繰り返す波乱の展開となった
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