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アメリカの国防線に翻弄される中国・朝鮮半島・日本そして台湾

2023-09-03 | オピニオン

ウクライナへの軍事支援で示されているようにアメリカは間接管理である日米韓3か国の安全保障協力を選んだので、日本有事になれば在日米軍は参戦しないで韓国と日本に対処させ韓国と日本への軍事援助に留めるだろう。 (Photo by JIM WATSON/AFP via Getty Images)

 

  • 古代から続く国防線と国力

古代から国は敵軍との戦争に備えていた。だから自国を守るために国土を内外に示す国境線を定め、さらに国境線の外に敵軍を警戒する国防線を置くのが基本だった。なぜなら国防線に敵軍が集まると警戒して戦争に備える。そして敵軍を国防線と国境線の間に有る緩衝地帯で迎撃することで対応していた。

この典型が古代ローマとイギリスであり一定期間は国防線が固定するが国力が衰退すると国防線は段階的に縮小し消滅した。このため自国を守る国防線は国力に影響されて拡大と縮小を繰り返す。この歴史は今も続いているがアメリカの国防線は他の国とは異なり政治と景気に影響されてTPP(環太平洋パートナーシップ協定)の様に常に変化する特異な点が有る。

日米韓3か国の首脳会談が8月18日にアメリカ・ワシントン近郊のキャンプデービッドで行われた。これはアメリカ主導の日米韓3か国の安全保障協力であり、中国と北朝鮮を意識したものだった。それに対して中国はアメリカによるアジア版NATOで中国を包囲する行為だと批判した。

第二次世界大戦後のアメリカは世界の警察として世界各地に軍隊を派遣して対応していた。だが次第にアメリカ単独から現地の友好国との連携に移行し、アジアでは韓国と日本を連携させた安全保障に変わろうとしている。

  • アメリカの国防線
  • アメリカの国防線が台湾と日本に移動
  • 冷戦期のアメリカの国防方針
  • 日本への対応:同盟国が第一次責任、アメリカは軍事援助
  • 中国と台湾への対応:同盟国が第一次責任、アメリカは軍事援助
  • アメリカの基本方針と今後

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アメリカの国防線に翻弄される中国・朝鮮半島・日本そして台湾

古代から続く国防線と国力 古代から国は敵軍との戦争に備えていた。だから自国を守るために国土を内外に示す国境線を […]

 

 


 

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