米国防総省は10日、2026年度(2025年10月~2026年9月)の国防予算案を発表し、中国共産党(中共)による急速な軍備拡張に対抗するため、核戦力の近代化や造船能力の再建などに重点を置き、総額9616億ドル(約138兆円)を投資する方針を明示した。国家安全保障関連の歳出総額は1兆ドル(約146兆円)を超え、冷戦終結以降で最大規模の軍事投資となる。
国防長官ピート・ヘグセス氏は連邦議会で、「この予算は戦備態勢への歴史的投資であり、前線で任務に就く将兵の需要を最優先に位置づけている」と強調した。2026年度予算は前年度比で1133億ドル(約16兆3千億円)増加し、その背景には、中国共産党による前例のない軍事拡張が米軍の優位性を脅かしている現実があるとの認識がある。
主な投資項目は以下の通りである:
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2026年米国防予算が新記録を更新 核戦力強化と造船能力再建に焦点
米国防総省は2026年度予算で中国の軍備拡張に対抗し、核戦力近代化や造船能力再建に重点を置く方針を示した。
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