中国共産党(中共)の中央軍事委員会副主席である何衛東が突如公の場から姿を消した。拘束や取調べの噂が広まる中、習近平政権下で進行する粛清と派閥争いの実態が浮き彫りとなっている。この事件は中共軍内部だけでなく、政府全体に広がる権力闘争を示唆している。
また、中共国防部の報道官がこの件について記者会見で言及したが、その発言はさらなる憶測を呼んだ。同時に、軍紀委の中将が突然解任され、70歳を超える元国家発展改革委員会(発改委)の高官も調査対象となるなど、中共政府内で一連の粛清が進行する兆候が見られる。
何衛東は中共軍の中で習近平と張又侠に次ぐ地位を持つ軍事委員会副主席であり、習近平の親しい側近として知られる。しかし、3月13日以降、公の場に全く姿を現さず、「取調べ対象になった」「拘束された」との噂が飛び交う。
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習近平の側近である何衛東が失踪し、取調べや拘束の噂が広まる中、中国軍内部で派閥争いと粛清が激化している。
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