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習近平の瀬戸際外交に翻弄される日本とアメリカ

2023-07-09 | オピニオン
  • 習近平の強気

南シナ海は複数の国が領有権を主張する海域であり同時に海上交通路であるため政治・経済・軍事で緊要地形に該当する。2000年代までは関係諸国の海軍力が乏しいため睨み合いの状態が続いていた。だが急激に豊かになった中国は軍事力を拡大し南シナ海の獲得を進めるようになった。

中国は覇権を拡大するために2014年以後から南シナ海に人工島を作り軍事用の基地に変えた。この時から中国とアメリカの対立関係は悪化し始める。アメリカとしては海上交通路を守ることが国益であるため中国の強引な対応に警戒を始める。

アメリカ海軍が艦隊を使って定期的に南シナ海での航行を継続し、中国は人民解放軍を使い軍事力を見せ付ける対立関係が状態化した。その後2023年になると中国とアメリカの対立関係が悪化するが台湾海峡と南シナ海でエスカレートした。

米軍偵察機RC135が5月26日に南シナ海の国際空域で活動していると、(米国は)人民解放軍の戦闘機が「不必要に挑発的な操縦」で異常接近したと発表した。さらに台湾海峡で6月3日、人民解放軍の艦艇がアメリカ海軍駆逐艦の約140メートルまで接近した。

その後、中国とアメリカの対立は小康状態となり中国とアメリカは外交を続ける道を選んでいる。だが中国の習近平は台湾危機を煽る発言を再開した。「今や世界は混乱と変化の新時代に入り、わが国の安全保障情勢は不安定さと不透明さを増している」「戦争と戦闘の計画を深め、実戦に備えた軍事訓練に集中し、勝利する能力を加速的に向上させる必要がある」と発言しアメリカを威嚇する動きを見せている。

  • アメリカの制限戦争と中国の瀬戸際外交
  • 容易には始まらない原因
  • 日本は蚊帳の外

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習近平の瀬戸際外交に翻弄される日本とアメリカ

南シナ海は複数の国が領有権を主張する海域であり同時に海上交通路であるため政治・経済・軍事で緊要地形に該当する。2000年代までは関係諸国の海軍力が乏しいため睨み合い...

 

 


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