2024年6月12日、アメリカの3つの州の当局者が、妊婦が引き続きCOVID-19ワクチンを接種できるべきだと表明し、米国疾病予防管理センター(CDC:the Centers for Disease Control and Prevention)の最新の指針とは異なる見解を示した。
カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州の保健当局者は共同声明で、「生後6か月以上のすべての個人が、現在承認されているCOVID-19ワクチンにアクセスし、接種を選択できるべきであると引き続き推奨する。特に、乳幼児、妊婦、重症化リスクのある他の人々など、ハイリスクの個人を守ることを重視する」と述べている。
CDCは2024年5月、成人向けの予防接種スケジュールを更新し、妊婦へのCOVID-19ワクチン推奨を削除した。米国家庭医師学会などによれば、保険会社は通常、予防接種スケジュールに記載されたワクチンのみを補償する。
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カリフォルニアなど3州 妊婦へのCOVID-19ワクチン推奨を継続 CDCの新指針と異なる対応
カリフォルニアなど3州は、CDCの新指針に反し、妊婦や子どもへのCOVID-19ワクチン接種推奨を継続する方針を発表した。
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