今,本当にやりたいことって何だろう?何かの拍子でふとそんなことを考える。
せっかくブログに力を入れてみようと決意したばかりなので,何か記事を投稿しようかな,と思う。だけどネタが思いつかない。書くことが決まらないうちにだらだら書き連ねるのは,これまでのブログ同じで,力を入れようと決意した意味がないではないか。
だけど,そこまで苦労してネタを考えるよりは,今は本を読みたい。この今ならば,読みかけのまま進んでいない池田晶子の「死を生きる」を読みたいかな。だけど楽しんで読むなら,先日の当直で一気に8冊読んだ村上由佳の「おいしいコーヒーのいれ方」の続きが気になるし。
何をしたいと迷っているという自覚はないというのに,「さあ,今本当にやりたいことは何だろう?」と自分に問題を投げかけただけで,こんなあやふやなことになっている。
せっかく早起きして,何でも好きなことができるといういわゆる朝活の時間でこれである。その上,さてどうしようかな,と迷う意識もないままに迷いつつ,ほとんど無意識のようにクリックしているのはウルティマオンラインのアイコンで,まあ何はともあれおつかいクエストの一つ二つクリアしながら,最近経験値上げをしている「音楽」と「不調」のポイントを少しでも稼いでおこうという魂胆。
そんなことをしているうちに,せっかくの朝の時間はどんどん削られ,やりたかったはずの読書もブログの更新も,ようやくやろうと思った時には時間切れという始末に。
まあ,それよりも問題なのは,酒を飲んでいる夜だ。そもそも毎晩飲んでいること自体,あんたホントにそんなに毎晩飲みたいの?と自分に問いかける必要があるのだが,まあそれはさておき,として。一番典型的なのが,もういい加減やめればと自分でも思うのに飲みたい「もう一杯」である。絶対後悔するぞと思いながら,それを止めるにはかなりの意志の力が必要。ここでもう一杯飲むというのが自分の本当にやりたいことなのか,かなりの意志を必要としながらもやめるのが自分のやりたいことなのか,どっちだろうということが頭をよぎる。
これなどは欲望と理性のせめぎあいという観点からわかり易いところだが,ちょっと考えてしまうと,ではいったいどっち?とか,ホントに欲しいのはどれ?ということは意外に多いことに気づく。
自分で何が一番したいのだか,その場その場のことでよくわからないのだから,ひところ言われた「自分さがし」ではないが,自分とはいったいなんだろう?なんて疑問にまでは,まだまだたどり着くことさえできそうもない。