最近,たまたま,ネットや読書で「何分間ルール」なんて話がひっかかって,これは使えそうかとそれなりに生活に反映していることがあります。
どれもこれも自分なりの解釈が入るので,本来のものとちょっとずれてるかもしれませんが,時間の短い順で,まずは「2分間ルール」。
例で出ていたのが,「メールのチェックなど」だったと思いますが,つい後回しにしてしまうようなちょっとした雑用で,やれば2分間で終わってしまうようなもの。それについては気が付いたらその場でやってしまうというルールです。具体的なところでは,今まで参考に開いていたファイルを一区切りついたところで書棚に戻しに行くとか,飲み終わったペットボトルを自動販売機の前にある回収箱まで戻すなんてこと。確かにあとでまとめて片づけようなんておもって雑然としてしまうことが少なくなっただけでも大きな成果だと思います。また,このルールだと出典の記事だと2分間でできるように仕事を小分けにする発想が自然とできるようになるというメリットもあるようなことが書いてありましたが,それについては,いまのところまだ実感はありません。
次が「5分間ルール」。これも自分なりの勝手な解釈,よく言えば咀嚼が加わって,結構気に入っているルールです。実際やってみれば大したことないのに,なんとなく億劫で手を付けられずに先延ばしにしてしまう仕事というのがときおりあります。で,締切間際になってあわてて重い気持ちをひきずりながらようやく着手してみたり。こういう多分自分の思い込みで勝手に敷居を高くしてしまった仕事の対処方法です。とりあえず5分間だけやる,ということ。もう,はじめから5分だけはやるけど,今日はそれで終わり。それ以上はやらない。というつもりになれば,敷居の高くなってしまった仕事にもさほど抵抗感なく着手できます。で,やってみて,ほんとに5分間やっても嫌だったら,ホントに先延ばし。それでもこのルールを活用する前とはずいぶん違うような気がします。
あと,勝手に名づけているのですが「10分間ルール」。これは脳を高速回転させるというような類の話の中で,10分間を1時間と考えるという話から来ています。10分間を1時間にできれば,1日と言わないまでも仕事の8時間は6倍に使えるわけですが,もちろんそんなのは無理。ただ,結構な大仕事と思って覚悟しつつようやく着手した仕事が,やってみれば実際には半日くらいで終わったりという経験も考えて,意外と一つの仕事に集中すれば時間はかからないのではないかと思ったこともあります。そこで,無理を承知で気持ちだけ10分を1時間と考える。具体的なメリットとして,朝礼前の10分間とか,あと10分で昼休みか,というようなとき,これまでなら無為に過ごしてしまっていたものが,何しろ10分間というのは1時間なんだから,一仕事できてしまうわけです。もちろん終わりはしないでしょうけど,これはかなり有効です。
そういえば番外編で「3秒ルール」というのがあって,これは先日,「こんな有名なルール,今まで知らなかったの?」と奥さんに言って,せっかく教えてあげたのに「バカじゃないの」の一言で終わってしまいました。床や地面に落としてしまった食べ物は,3秒以内に拾えばそのまま食べていいというこの中で一番実用性の高いルールなのですが。