のらりくらりSEVEN ART☆

40歳からのぼちぼち人生

スペシャリスト抜粋☆

2017-11-24 21:05:51 | 日記
「スペシャリスト」

長崎総合科学大学附属高等学校サッカー部
【とある日の小嶺説法】

「スペシャリスト」
君達は誰のために日々の練習をやっているか…
お父さんの為か?
お母さんの為か?
違うと思う。
もちろん自分の為だよな?
勉強も、自分の為にするんだよな?
自分の為に一生懸命やることによって、それが社会の為、家庭の為になる。
君達の親御さんも、君達の成績が良くなってくれれば、いい選手・チームになってくれれば、立派な人間になってくれれば喜ぶと思う。
自分の為にやることが、社会の為に、家庭の為に、仲間の為になるんだ。
君達は毎日、自分の為に日々練習をしていると思う。
俺はよく、「スペシャリスト」という言葉を使うんだけどな。
「あの人はすごい!」というような人にならないといけないと思う。
ニュースで見た人もいると思うが…
最近、日本からノーベル賞を2名受賞したよな?
すごいと思わないか!?
ノーベル賞なんて世界で何人かしか貰えないんだぞ。
でも、この人達は、ノーベル賞を目指して頑張っていた訳じゃないと思う。
いずれにしても、国の為などじゃなく、自分の研究の為に一生懸命やった結果が、ノーベル賞として贈られたと思うんだ。
ノーベル賞を受賞する人には共通点があると思う。
ノーベル賞をとる人は、その自分の専門分野を磨くためにトコトンやっているということ。
研究成果を得るまで多くの失敗を経験していると思うんだ。
何十年も同じ研究をやるんだ。
微生物に関する研究なら、その研究をトコトンね。
最近、ノーベル賞を受賞した人だって、もう80歳になっているんだ。
オレは何十年もその研究をトコトンしていたからノーベル賞を貰えたと思う。
本当にすごいよな!
成功するには、トコトンやる、その道の「スペシャリスト」にならないといけない。
サッカーに置き換えてみよう。
君達は練習を毎日している。
失敗だらけなんだ。
でもね、最初からうまい人なんていない。
皆、最初からうまい訳じゃないんだ。
努力して、努力して、努力してとしているからうまくなる。
だから、一流選手は稀になる。
失敗せずに、最初からうまかったら日本人はスペシャルな人が多すぎて、価値がなくなる。
スペシャルな人は、本当に貴重な人だから価値があると思う。
失敗する事は悪い事じゃない。
恥ずかしい事でもないんだ。
失敗することによってうまくなる可能性が見えてくる。
失敗して、チャレンジして、失敗して、チャレンジして、と繰り返しているうちに、ある日突然、成功のきっかけを掴むんだ。
スペシャリストはどうやって生まれるか…
どうすればなれるのか…
人間、1日24時間平等にある。
この24時間、いかに専門分野のことを考え、行動していけるかだとオレは思う。
君達に置き換えると、いかにサッカーのことを考え、練習し、練習以外の所を過ごしているかだ。
簡単にいうと、各自の自主練習にあると思う。
今、朝練習をした。
このトレーニングの時間は皆、一緒だよな?
でも、このトレーニングの前に、朝、皆より早く来て、いかに自主練習をできるか。
夕方の練習が終わり、いかに皆より長く、自主練習をしているかだと思う。
より長くといってもダラダラとしていても時間を無駄にしているだけだからな。
目的を決めてやっている事も重要だ。
この二つも大切だ。
″discipline″と″creative″
この二つの意味は分かるか?
まぁ、分からないだろうな(笑)
″discipline″は規律、規則。
″creative″は創造性、発想力。
スペシャリストになるためにはこの二つがとても大事だと思う。
挨拶、約束の時間に遅れない、練習に遅れないdiscipline。
自分のアイディア、自由な発想のcreative。
このcreativeで想像していたことをチャレンジすることによってスペシャリストはスペシャリストへとなっていった。
失敗のほうが多いだろうけども、そこで諦めなかったからスペシャリストになった。
スペシャリストはそう簡単になれる訳じゃない。
でも、今自分がやっているサッカーをトコトンやることによって、スペシャリストになれる可能性は十分あるんだ。
今、君達が勉強をしている。
サッカーをしている。
それは誰のためでもない。
自分自身の為にしているんだ。
自分自身の為にしている事が、社会の為、家族の為になっているということ。
自分自身の為、サッカーの練習をしていることが、仲間のため、チームのためになっている。
自分自身のため、トコトンその専門分野を磨く。
そうすることでスペシャリストは生まれるんだ。
もう一度、誰の為に練習しているかを考えて、これからの練習を行うように!
今日の話しは終わり。

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