フェリオ君ともお別れ

昨日の日記にも書いたのですが、本日フェリオ君とのお別れとなりました。
本当ならフェリオ君とのお別れは、今年の12月頃を考えていたんです。フェリオ君の車検は今年の12月、車検切れまでは維持していたいな…と考えていました。
しかし先日の日記の書いた様に、10月中にどうにかしないといけない…こんな事情の為に、2ヶ月ほど繰り上げになってしまいました。
いずれにせよ、覚悟は出来ていたはずなんです。それが、2ヶ月早まっただけなんだと、そう思っていたんです。
しかし、自分の事情以外の原因でこの様な事態になってしまったのが、どうしても納得がいきません。
以前にも、フェリオ君の事について触れた事があります。我が家のフェリオ君は、10年前に亡くなった親父の残していったものなんです。
そういった事情なので、我が家の家族全員が協力して維持してきました。206が不調＆入院中は、僕の普段の足として頑張ってくれました。
しかし、さすがに車齢10年を超えてくると、あちこちくたびれてくるものです。
あれは去年の夏、日中の気温が34℃を超えるかどうか…という暑い日の事でした。それまで順調に走ってきたフェリオ君が突然、発進加速がまったく出来なくなったんです。
信号・右折待ち。対向車が完全に切れてからの発進だったので、事なきを得ました。その時に思いました。そろそろ親父のところに返してあげようかな…と。
この先（当時）また同様の不調を訴えて、事故の原因にでもなったら、きっと家族みんなが傷ついてしまうのでは…
そう考えると、来年車検を迎える（当時）時に返してあげようかな…と思い始めました。
家族にも相談したら「そうしてあげた方が良いね」という全員の同意が出ました。その時期が、今年の12月だったんです。
最後に、フェリオ君を綺麗に洗車して、ワックスをかけてあげました。タイヤやモール類もきちんと磨いてあげました。インパネや内装も磨いてあげました。
1番最後にお袋が出てきて「バンパーあたりにでもかけてあげて」とコップに日本酒を入れてくれました。
みんなで、少しずつお酒をかけてあげました。親父は…まぁ月並みですが、お酒が大好きでしたから。
そうして、今日引き取られていきました。ちょっとクサいかもしれませんが、最後まで見送ってあげる事が出来て、本当に良かったと思います。
でも、これで終わりでは無いのです。この後長年住んでいた、実家も無くなってしまうんです。
幸い次に住むところは見つかりましたが、愛着がある事には変わりありません。近日中にもその事態がやって来る事を、僕たちは忘れていません。
もう後少しの時間しかありませんが、大事に使っていきたいな…と思っていますよ。