Corugen's Workplace

日常の風景をつづり、社会の非道を断じ、自らの趣味を披瀝するアナーキーな広場

■図書館三昧(昨週末のブックリスト)

2004年07月04日 | 001近時随想
先週末に借りた本を三行コメントで紹介。本当は、毎週毎週借りている本を全部こうやって感想を書き留めればいいのだが、仕事の多寡もあるので思いついたらやることにしよう。


■「反」読書法(山内昌之・講談社現代新書)
氏の読書方法論。共感を覚えるところ多いし、何より面白いのは氏の読書日記を掲載していること、そして読書にまつわる工夫苦労、実際の読書行為を例示して読み解き思考のプロセスを紹介していることか。

■日本書紀の読み方(講談社現代新書)
日本書紀といえば、日本古代の正史とされているが、それに対峙するには記紀の成立背景を熟知し、状況証拠も織り交ぜながらの認識と考察が必要。

■自伝の名著101(佐伯彰一編・新書館)
子どもの頃には伝記物語をよく読んだものだが、これは伝記ではなく自伝の名著セレクションである。洋の東西、活躍分野、思想の左右を問わずの選定は面白い。

■古今東西有名101人の死因(大矢仁美)
メディカルライターである著者が、コレまた著名人の死因を紹介。私なんかは「家康が鯛の天ぷらを食べて死んだ」とか、「キース=ヘリングがAIDS」で死んだとか、「藤村操が煩悶して(実は失恋を苦にという噂もあるが)」死んだとかその程度の知識しかなかったが。ここに出てくる人は誰でも知っている著名人ではあるものの、いまわの際はどうだったか知られていない人ばかり。でも特別な死に方をしているわけでもなく、ちょっと単調か。

■二十世紀の千人9(スターからアイドルへ:朝日新聞社)
表題シリーズの第9巻。これも20世紀に活躍した内外の芸能人やスポーツ選手をエッセイで紹介したもの。エノケンもいればバスターキートン、リズ、ザトペック、マレーネ=デートリッヒ、松任谷由実も出ている。結構面白かった。

■図説・明治の群像29(新人物往来社)
カラー図版と解説で紹介。文化思想に貢献した著名人の部分が、高校の日本史ではなかなか時間がとれずに教えてもらえない処ではあるので、この本で結構勉強になる

■エジソン(子どもの伝記全集:ポプラ社)
何でも知りたがり質問責めにして大人を困らせる、いたずら好きの少年トーマス=アルバ=エジソン。彼が電球や蓄音機を発明し発明王となるまでの話。小学校の時にも読んだ同じ本をまた大人になって読む。コレはコレでまた勉強になる。そもそも偉人伝をまず読むのなら子供向けの本でアウトラインをつかんだ方がよい。

■日本の地理(図解雑学)
ちょっと情報としては物足りないか。このシリーズの宿命としては仕方がないが。やはり中学高校ぐらいの教科書あたりが手頃かも。そう言う本を誰か出してくれないかな(出ているのかもしれないが)

■青春18きっぷパーフェクトガイド(神田寧彦・イカロスmook)
 今年も帰省は青春18切符で鈍行列車の旅だ。

■法律用語の意味がわかる辞典(日本実業出版社)
 法律をある程度知っている人には頭の整理になっていいかも。

■アメリカの巨大軍需産業(広瀬隆・集英社新書)
 コレは別途エントリーで紹介

■キャスター(Worker's Committee編:広美出版事業部)
 日本の女性キャスターをセレクトしてその横顔を紹介。羽生未来さんが出ていたのはビックリ。彼女はキャスターのカテゴリーなんだ(NHKの教育テレビ(英語で遊ぼう)やベネッセの「子どもチャレンジ」のビデオでしか見たことなかったので。

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