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erimo★日記

(@_@)のいろいろ日記

ローマ人の物語 途中経過(1)

2008-06-05 | ★Book
いやーローマ人の物語、面白いです!

まだカエサルのところに入ったばかりですが、既にここまででかなり濃いです。
こうして読んでると、世界史で勉強する範囲なんて、ほんの一部とも呼べないんだな。。
と思います。

しかし読んでてため息が出るのは、2000年前とは思えないほどの先進的なローマ人の
生活や思想です。
生活は今の方が便利になったところももちろんありますが、国を統治する政治・選挙・納税
などなどの仕組みやインフラ整備なんて、そんなに昔とは思えないくらいです。
敗者をも同化してしまう精神をはじめ、思想なんかは、今より豊かなんじゃないかと思います。
2000年たっても、人間ってそんなに進化しないのね。。としみじみ。

そして何よりもすごい!と思ったのは、戦争の経緯や戦術、思考の変化を追っていくと、
塩野さんも書いてるとおり、その時代そのものが見えてくるようです。
戦争の歴史はそのまま人類の歴史に重なるところがあるらしいです。

ハンニバル戦記では、ハンニバル対スキピオという二人の優れた武将が出てきて、
戦術や軍隊組織の話も去ることながら、彼らの人間性までも活き活きと描かれていて、
あっという間に読み終わっちゃいました。
塩野さんが二人を人間的にも好きなんだというのが伝わってきます。

そんな各時代のことが現代にまで伝わっているのは、当時の人がほぼリアルタイムで
書物にしてるからなのですねー
いやー重ね重ね素晴らしい。
カエサルに至っては自分で戦記残してますからね。。

そんな素晴らしいづくしのローマ時代ですが、当時の日本は!
縄文時代~弥生時代。。
この差は一体何なんでしょうー。

さてまだまだ前半ですが、カエサルだけで文庫本で6冊もあるのです。
これ以上内容が濃くなったら鼻血が出そうです。。

ローマは一巻にしてならず

2008-04-12 | ★Book
前々から読みたいと思ってた、塩野七生さんの「ローマ人の物語」を読み始めました。

文庫になって持ち運びやすく、ウキウキで読んでるわけですが、いかんせん長いです。。
まだ2巻目で、全部で28巻?!まぁ、歴史の長さを考えたら当然ですが。。

最近でこそ日本史の楽しさもわかってきましたが、昔から世界史好きの私としては、
特にローマ時代は興味があります。
気が遠くなるほど昔の人達が、こんなに優れた芸術や政治制度を残してるって
すごいなぁとしみじみ思います。
フォロ・ロマーノとか、丸一日過ごしてもいいくらい感動しましたからねぇ。

でもそれが教科書では限られたページ数しか書かれていない上、テストで
マルクス・アウレリウス・アントニヌス。。とか覚えさせられるとだんだん苦痛に。。
いっそのこと、この本を授業で読み続けた方がよっぽど楽しく身についていいと
思うんですけどね。
高校の担任の先生が世界史専門で、3年の3学期は「アラビアのロレンス」を見て
当時の時代背景とか考えた記憶があり、それに近いイメージです。

全然関係ないですが、その先生はオーストラリア人と結婚して移住してしまいましたー。
元気かなぁ。。

さて、週末は3・4巻を買いにいくぞー。

肝心なところを見逃した

2007-10-21 | ★Book
一番ちゃんと見てるドラマの風林火山ですが、お約束で原作も読んでみました。
井上靖著「風林火山」です。

読み始めは、何でこれが大河ドラマの原作になったんだろうな。。という感じでした。
山本勘助ってドラマでもそうですが、とにかくイケてない設定なのですね。
見た目もぱっとせず(原作では背もちっこい)、性格もイマイチで好かれてる
わけでもなく、おまけに最初からお年寄り。。

ところがどっこい(古っ)、読めば読むほど魅力的になっていくのですねー。
晴信(信玄)と由布姫のためだけに戦い、生きる姿に引き込まれていくわけです。
そんな楽しい人生じゃなさそうなのに、明確な目的があると生き生きして
見えるのってすごいことだと思いました。
由布姫との関係も素敵ですねー。大河ドラマの姫は、なかなか原作の雰囲気を
出していると思います。
原作の中で一番好きなシーンは、物語の終盤に信玄・由布姫・勘助の3人だけで
話をするところで、3人の今まで築いてきた人間関係がすごく良く出ていて、
勘助はこの瞬間が一番幸せだったのでは。。
それだけに、その後姫が死んでしまうところは余計にぐっときました。

さて、ドラマでも先週姫が死んでしまったわけですが(ToT)、
なんと肝心の一番好きなシーンを見逃しました(ToT)(ToT)(ToT)

日曜日に見れなかったので、土曜日13時からの再放送を見ようと思っていたのですが、、

起きたら13:30でした。。。。ちーん(-人-)

個人的にはもうちょっと終盤(11月終わりくらい?)かなと予想していたので
思ったより早かったですね。

総集編まで待つか。。

再読中

2006-03-02 | ★Book
最近電車の中で読書してます。

一時期は勉強してたのですが、最近はもっぱら読書です。(勉強もしないとなぁ。。)

新しく本を買っていないので、今は村上春樹を再読中。
私の読書歴といえば、昔も書いたことがありますが、作家別読んだ本の数ベスト3は
こんな感じ↓
1.藤本ひとみ
2.村上春樹
3.椎名誠

藤本ひとみは中学生くらいの時に読みまくってました。漫画家マリナとか、何とかの
薔薇騎士団(だったかな?)とか乙女ちっくなシリーズがいくつかあったのですが
どれも完結編まで読んでない。。
というか、どれもだんだん収集つかなくなってきて、どうやって完結させたのかが
興味津々なのですが、今さら本屋で買うのには勇気が。。
誰か知ってたら教えてください。

で、村上春樹は会社に入ってから一通り読みました。
続けて読むと村上ワールドから抜け出せなくなるので、間を空けつつ読破しました。
長編で好きなのは「ノルウェイの森」(ベタだけど)・「世界の終りとハード
ボイルド・ワンダーランド」、短編だと「神の子たちはみな踊る(だっけ?)」
の中に入っている「蜂蜜パイ」がまっさきに思いつきます。

まっさきに、というのは、この人のお話は1回読んだだけではなかなか理解できない
&ストーリーを覚えてられない。。(私の頭が悪いのかも。。)
「海辺のカフカ」なんて、かなり面白かったと思うのですが、今ストーリー説明
しろといわれても話せない(ToT)

というわけで、再読しても、初めて読んだのように新鮮な感じで読めます(-_☆)
(前向き)
さしあたり、初期の三部作(「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊を
めぐる冒険」)を読むことにしました。
鼠シリーズです。今は「羊をめぐる冒険」の後半を読んでます。
羊男キターってなところですね。
「羊をめぐる冒険」は「ダンス・ダンス・ダンス」につながっていたように思う
ので、続けて読もうと思ってます。

村上春樹の話って、とてつもない絶望感の中で終わるor絶望の中から少し光を
見出すの2パターンに大まかに分けられると思いますが、「ダンス・ダンス・
ダンス」はちょっとだけハッピーエンドだった記憶があるので、読むのが楽しみ
です。やっぱり少しは幸せな終わり方の方が後味もいいので。

にしても、「羊をめぐる冒険」のラストがどっちだったかは全く思い出せないです。
羊男が出てきても思い出せないなんて、重症かも

また読み終わったら感想書きます。


新選組ノススメ

2005-12-14 | ★Book
来年お正月放送の「新選組!!土方歳三 最期の一日」を前にShinsengumi Express!!なるサイトがオープンしてました♪

新選組と言えば以前の日記にも書いたように、去年相当ハマってた上に、
土方歳三のその後の生き様を書かずに大河ドラマを終わらせるなんて!!と
激怒していたので、今度の放送は楽しみです。

去年勢いでかなりの新選組本を読んだので、今日は一挙ご紹介したいと思います。
「あれ、新選組って坂本竜馬所属してた?」レベルから読み始めても楽しく
読めるものばかりです。↑恥ずかしい。。。

ちなみに読んだ順になってます。

新選組読本 光文社文庫
日本ペンクラブ (著), 司馬 遼太郎他

オススメ度:★★★★☆

そもそも大河ドラマで興味を持ったものの、歴史音痴のため、どれから読んだら
いいのかわからず。。
そこで本屋で平積みになってる中で、一番とっつきやすそうという理由で選んだ
のが、この本でした。
これは、新選組について書かれたいろんな作家の短編を集めたものです。
司馬遼太郎、子母澤寛はじめ、新選組の本をたくさん書いてる人達で、各々の
視点で書かれていてなかなか面白かったです。(読みづらい人もいたけど)
中でも司馬遼太郎の「王城の護衛者」が一番読みやすくて良かったです。
京都守護職の松平容保(大河だと筒井道隆)が主人公で、彼の苦悩っぷりが
描かれていて、さすが司馬遼太郎!という感じでした。
新選組というのは、書く人によってこうも違う印象になるんだというのがよく
わかる本です。


新選組血風録 角川文庫
司馬 遼太郎 (著)

オススメ度:★★★★★

最初に読んだ本で、司馬遼太郎が書く新選組は面白いなぁと思ったので、次に
これを読んでみました。
いろいろな隊士のエピソードを通じて新選組を見る感じで、おなじみの土方・
沖田総司から、無名の隊士まで、短編集になってます。
フィクションでありつつも、どれもリアルで、またさらに新選組の新しい魅力を
発見した感じでした。
特に沖田を主人公にした「沖田総司の恋」「菊一文字」は、近藤勇・土方の
普段と違う人間くさい部分があったり、沖田の切ない気持ち(恋だけじゃなくて
いろんなことに対する)が描かれていて、とても印象に残りました。


新選組始末記、新選組物語、新選組遺聞 中公文庫
子母沢 寛 (著)

オススメ度:★★★★★

新選組三部作と言われてるやつで、著者が新選組の関係者(八木家の人から隊士
まで!)から直接聞いた話をもとに書かれた本です。
それだけに、他の本にはない生々しいリアルさがあります。
後に新選組の本を書くほぼ全ての人が参考にしているというのもうなづけます。
武士とか、幕府とか、自分とはまったく離れた時代のイメージがありますが、
実際にその時代を生きた人が語った言葉を読むと、生きた話として身近に感じ
られてしまうのが自分でもびっくりでした。
この本が書かれた頃(昭和初期だったような)は、新選組と言えば官軍に逆らった
逆賊というイメージが浸透していたそうですが、こうやって著者が地道に話を
聞いてまとめたことにより、新選組に対する再評価のきっかけとなったそうなので、
かなり重要ですよね。


燃えよ剣 (上・下巻) 新潮文庫
司馬 遼太郎 (著)

オススメ度:★★★★★★

言わずと知れた超有名本。オススメ度も6つ星です。
これを読んで新選組(というか土方歳三)にハマる人がたくさんいるのは納得!

新選組副長の土方歳三を主人公にしたお話です。
局長ではなく、副長の目から見た新選組ということで、新選組没落~函館五稜郭
までの部分もたくさん描かれています。
これを読んで、新選組が本当に面白くなるのは近藤勇がいなくなってからなのね
というのがよーくわかりました。
とにかく土方歳三の魅力がよくわかる!の一言につきます。
決して新選組や土方本人を美化してるわけではないのに、読むほどにどんどん
そのキャラに引き込まれていく。。司馬遼太郎、おそるべしです。
人物を魅力的に描くのが本当に上手だと思います。
大河ドラマもこの本のキャラ設定を参考にしている部分が多々ありますし。。
土方と沖田の友情とか、フィクションなところ(実際に土方&沖田が仲が
良かったという史実はどこにもないそうです)も、本当にそうだったに
違いない。。と思いたくなるくらい素敵なのです。
ついでに恋愛小説としても素晴らしいのではと思います。
恋をする土方歳三の姿が、またさらに人間らしい魅力を引き立てています。

というわけで最もオススメしたい1冊(上下巻なので2冊か。。)です!!


新選組副長助勤 斎藤一 学研M文庫
赤間 倭子 (著)

オススメ度:★★★★☆

斉藤一(大河だとオダギリジョー)の研究を専門にしている著者が書いた本です。
これまた斉藤一の魅力満載です。
司馬遼太郎の新選組血風録でも取り上げられてますが、この本ではよりいい男と
して描かれていて、著者の愛をひしひしと感じます。
これがオダギリジョーだと思いながら読むと、かなりいい感じです。
オダギリジョーが演じたおかげ?で斉藤一ファンが増えたらしく、春に京都に
行った時には、近藤・土方・沖田と共に斉藤グッズがたくさんありました。


近藤勇白書〈上・下巻〉 講談社文庫
池波 正太郎 (著)

オススメ度:★★★☆☆

近藤勇主役の本です。
こうやっていろんな本を読んでいくと、局長近藤より、副長土方の方がすごかった
んだ。。としみじみ思うので、近藤主役の本ってどんな感じなんだろうと
思って読んでみたのですが、主役なのにやっぱりイケてない。。
大河ドラマなんて慎吾ちゃんが超かっこよくやってましたが、あれこそ美化しすぎ
と思っちゃいます。
とは言っても、局長だし、土方がどこまでもついていく!と思えるくらいの
魅力がきっとあったんですよねぇ。今となってはわかりませんが。。
やっぱりイマイチなのね。。というのが確認できる意味ではいいかもしれません。


他にもいろいろありますが、読んで印象に残ってるのはこんなところです。
まだ買ってなくて読んでみたいなーと思ってるのは、
新撰組顛末記
永倉 新八 (著)

永倉新八(大河だとぐっさん)自ら書いてるってところでまずびっくりです。
永倉・斉藤・島田魁(大河だと照英)あたりは、明治の末まで長生きしてる
ので、本も書けちゃうくらいなんですよねぇ。これもびっくり。
だいぶおじいちゃんになってから書いてるので、多少信憑性に欠けるところも
あるようですが、でも隊士自ら書いた本なんて興味ありありです。


こんな感じでいろんな人が描き、今なお人気があるというのは、彼らが信念を
持って戦い続けたところにあるのかなぁなんて思います。
(悲劇的な末路を辿ったところも。。)

思いがけず歴史モノに自分がハマってしまってびっくりなのでした。

で、Shinsengumi Express!!の内容はというと、ドラマの撮影の様子とかが
出ててけっこう面白いです。
函館まで行っちゃうと、京都時代の人はほぼいなくなるので、大河で出てた
人達がどう絡んでくるのか楽しみです。
燃えよ剣と同じく、近藤&沖田は幽霊で最後出てくると予想しますが。。

前にも函館行ったことありますが、今行ったら、「星の形した公園なのね♪」
レベルの時よりも100倍くらい感動するんだろうなぁ。。また行きたいです

大河より渋い仕上がりなることを期待したいです。

琢磨、亜久里チーム内定?

2005-11-24 | ★Book
カテゴリーがBookで、タイトルが琢磨で、写真がライコネンって何の話?!という感じですが、最近読んだ「世界最速のF1タイヤ」について書きたかったのです。。

ブリジストンの浜島裕英さん(F1好きの方はご存知ですよね)が書いた本で、
自身のエンジニア経験から、F1タイヤ開発の苦労、タイヤから見たF1。。など
初心者でもわかりやすい内容でした。

私のタイヤに対する知識といえば、ドライとウェットがあって。。という程度
でしたが、他のいろんな要素やら、チーム(フェラーリとか)との連携、かけひき
などなど、とっても興味深い内容で、タイヤも奥が深いなぁと思いました。
ドライバーと車とタイヤと全てがうまくいってはじめて勝てるんだなというのが
今さらながらよーくわかりました。

シューマッハの強さの秘密・魅力についても書かれていて、改めてシューマッハ
おそるべし!と思いました。
あれだけ長い間トップでいるってのは、やっぱり並大抵じゃないですよね。

そして一番のポイントは、この本が2004年のシーズン直後に書かれていること。
ちょうど、フェラーリ&ブリジストンが大勝利したシーズンですよねぇ。
浜島さんの文章も、全体的に自信に満ち溢れてる感じで、文中にも「若い
エンジニアの中には勝てて当然と思ってる人も。。」なんて書かれてます。

今年のシーズンが終わって、その辺の心境がどう変わったのかなぁなんて
思いながら読むとより面白いかも。。(ちょっと意地悪)
とにかくオススメの1冊です。


タイトルにもある琢磨ですが、亜久里チーム決定なんですかね。知らなかった。。
というか、亜久里チームはF1参戦可能なんですかね。
純国産チームということで応援はしたいけど、初年度は相当苦しいだろうなと
いう予想です。
もう1人のドライバーが誰なのかもけっこう興味ありです!

あとは書かずにいられないのが、フィジコ(川井ちゃん風)の免停。
読売新聞にも出ちゃいました。。
子供が熱出して慌ててスピード出したっていうところがちょっと憎めないです。
ついでに、記事の中で「フィジケラさん」って書かれてるのに大ウケ。。

+++

写真は日記の内容とぜーんぜん関係ないですが、オフなライコネンも素敵
なので載せてみました♪
手術したりと大変そうでしたすが、もう大丈夫なのかな。。飲みすぎだけ注意です!

F1-LIVE.comは写真も充実してて良いですね。
シューマッハ邸の空撮とか。。

で、こんなの見つけてしまいました。ミナルディ時代のアロンソ。



若っ!ちょっと恥ずかしいかも。。ぷぷぷ

「プラハの春」と「ベルリンの秋」

2005-10-12 | ★Book
チェコ旅行のところで書いた本のご紹介です。

「プラハの春」「ベルリンの秋」と2冊ありまして、どちらも春江一也さん著です。
「プラハの春」が、タイトルのとおり1968年前後のプラハの春を取り上げたもので、
「ベルリンの秋」は1989年のベルリンの壁崩壊までを書いたお話です。
2冊セットですね。

プラハの春は、著者が外交官としてプラハ(だったかな)に駐在していた時の
実体験を元にしているだけあって、かなりリアルです。
当時の社会的背景や、権力構造、そして何より共産主義に立ち向かう人たちの
怒り・哀しみ・心の叫びが、読んでてすごく良くわかりました。
社会主義ってこんななのね。。と考えさせられます。

ただ歴史を書いてるだけではなく、そこに恋愛を絡ませてるので読みやすさ
倍増です。
日本人外交官と東ドイツの反体制活動家女性という許されざる恋の結末は。。
とっても切ない気持ちになりました。
(↑写真は2人が待ち合わせをしたカレル橋 の現在の様子)

ベルリンの秋はその続編で、傷心で日本に戻った主人公が、再び東ドイツへの
赴任を命じられ、そこでかつての恋人(↑)の娘と再開するという。。
こっちはベルリンの壁崩壊までなので、社会主義体制が徐々に崩れ去っていく
過程が、これまたリアルに書かれています。

どちらかというとプラハの春の方が面白かったので、チェコに行ったときには
けっこう感動してしまいました。

ちなみに2冊とも恋愛が絡んでくるのですが、
プラハの春は母(外交官より10歳くらい年上?)
ベルリンの秋は娘(外交官より15歳くらい年下?)
ってな感じで(しかも2人とも超美人という設定)、これも実体験だとしたら
ちょっとモテすぎじゃないですか~という突っ込みは入れたくなりました。
どこまでがフィクションなんだろうか。。

ラブロマンスというよりも、歴史の本という感じで私は読みました。
オススメです。
読んだらぜひプラハへ~

夜のピクニック

2005-05-11 | ★Book
最近本を買ってなかったので、何か読みたいなーなんて思っていたところ、「本屋大賞」なるものを発見しました。

その名のとおり本屋さんが選ぶ本ということで、今回の大賞が「夜のピクニック」(恩田陸)
だったのです。
本屋さんが選んだんだから面白いに違いない!と勝手に確信。早速購入しました。

簡単にあらすじを言いますと、高校生活最後のイベントである「歩行祭」(学生全員が、
一昼夜かけて何十キロを歩き通す。。すごいイベントですね)の中での、主人公はじめ
様々な人達の想いが書かれています。

主人公の貴子と融は異母兄弟でありながら、いろんな事情があって言葉を交わしたことが
ないという関係で、その2人の歩行祭での心の揺れ動きをメインに進んでいきます。
そこに、友人達やら、夜の不思議さやら、歩き続ける疲労の極限状態などなどが絡んで、
最後はちょっとした「奇跡」が起きるのです~。(本屋大賞紹介ページからちょっと引用)

読み終わった後、とってもみずみずしい気持ちになりました。
なんというんでしょう、青春してるなーというトキメキ感ですかね。
みんなで夜を過ごすというワクワクな気持ちとか、友情とか、恋とか、学生時代しか
味わえないような素敵な気持ちがぎゅっと詰まった感じです。

修学旅行の夜ってなんであんなに楽しいんでしょうねぇ。
ああやって、みんなで「語る」っていう機会は、今思うと貴重だったなぁと。

私の修学旅行の思い出(プチ事件)といえば、
小学校(移動教室って名前でしたね):朝早く起き過ぎて(今じゃ考えられん)、全員
宿泊施設の屋上に正座させられた。。朝日が見れてすごく得した気分でしたが

高校(女子高でした):誰かがベランダづたいに他の部屋へ移動しているのを外の人に
見られ、警察に通報された。。侵入者と間違えられた模様

もちろん今も青春は続いてると思ってますよー。


ちなみに今まで読んだ本の数、作家別ベスト3。
1.藤本ひとみ 中学生くらいの時に狂ったように読んでました。漫画家マリナシリーズ
          とか、まだ続いてるのかなぁ。。
2.村上春樹  好きな作家の第一位でもあります。一番好きなのはやっぱり「ノルウェイの森」。
3.椎名誠   パパが大量所有。読んだ後の適度な脱力感が好きです。

これが小学校までさかのぼったりすると、怪盗ルパンシリーズとかも入ってくるのかなぁ。。
やっぱり読書はよいですね!秋じゃなくても

ダ・ヴィンチ・コード&バーレーン戦はBSで

2005-03-30 | ★Book
最近、たて続けにレオナルド・ダ・ヴィンチの特集をテレビでやってるのを見て、今さらながら「ダ・ヴィンチ・コード」を買いました。

モナリザとか最後の晩餐に隠されたダヴィンチのメッセージを解き明かすもので、
結論はテレビで見て大体知ってますが、本もかなり面白いです♪
(ハードカバーで持ち運びが重いのが難点。。)
でも、今まで何万とか研究者がいながら、日テレが単独で大発見ってのもちょっと
うそくさいですよねー。何ヶ月か後の発表が楽しみだ。

美術館に行くのもけっこう好きなんですが、生モナリザをぜひルーブルで見てみたい!
最後の晩餐は、去年イタリアに行った時に申し込みをしたものの、定員いっぱいで
見れませんでした(ToT)
絵を守るために、1回20人/15分みたいな感じになってるようです。。しくしく
ウフィツィ美術館は行きましたが、やっぱりダヴィンチとかラファエロの絵は素敵でした。
素人にも「何か違うぞ」というのがわかるくらいなので。

絵画とは話はそれますが、ダビデ像↓ってあるじゃないですか。



これってイタリアには3体あるらしくって、1体はアカデミア美術館にある本物。
あとは、フィレンツェの何とか広場と、ミケランジェロ広場(景色のよい高台)に
巨大レプリカがあるのです。
フィレンツェ観光の自由時間を利用して、3体制覇という、よくわからない試みを
しました。けっこう楽しかったです。。

それにしてもミケランジェロって本当にすごい。
筋肉のつきかたとか、血管とか、まさに人間ですよ。どうやったらこんな彫刻作れるんだ。



ヴァチカンにあるピエタ像↑も有名ですが、生で見て、あまりの美しさ(と嘆きの表情)に、
しばらく身動きできませんでした。

またイタリア行きたいー。

+++

今日はいよいよバーレーン戦!
「絶対に負けられない戦いがそこにはある」どころじゃなくて、絶対勝ってくれ!!
で、今日もテレ朝かーなんてぼやいてたら、同期から耳寄り情報。
普通にBSでいつもやってたんだった。。(普通に忘れてた。。)ショック!
今日はBSで観戦します。