漫画『寄生獣』フルカラー版を買ってみました。
私の好きな、第1巻と第2巻。
感想ですが・・・
モノクロ版よりグロい。だって、血液が真っ赤だし。カラーだから当たり前なんですけど。ちょっと買ったことを後悔しました・・・。
いや、グロさだけじゃないんです。田宮先生のイメージが(深津さんと)違いすぎる!
これは一般的な深津さんのイメージ(凛としてやさしそうな感じ)と違いすぎるだけでなく、たぶん今回の実写版で役作りした深津さんのイメージとも違うだろう、ということです。
フルカラー版がダメというわけではないんです。作者の画風とは合っているんですよ。むしろ、作者の画風や時代背景に合わせて、昔風にしていると思います。(たぶん)デジタル彩色なのに。これは、狙ってやっていると思います。
新一は違和感ないですし、ミギーは立体感がでて、いい感じです。ただ、意識して昔風にしているためか、服装が昔っぽいんですよ。色合いとか。特に、田宮先生の服装がダサい。モノクロ版ならそこそこおしゃれなのに。それに、化粧が濃い。
私がエキストラで見た深津さん(=田宮先生)は、超キレイ!あんなに濃いメイクじゃないし。ISAO TSUGE STUDIOの方たちの力の入り方を見ればわかると思いますが(facebookみてね)、服装もおしゃれ~!まあ、私が見た深津さんはたったの数カットなので、その後はどうなるのかわかりませんが。
ともかく、フルカラー版の田宮先生を見ると、「フルカラー版の田宮先生はこういうイメージだけどさ、実写版は違うんだよ~!」といいたくなるのです。
と同時に、アニメにも不安が・・・。漫画でカラーになった血液はやっぱりグロいので、アニメがどうなるのか、ちょっと不安。あと、漫画をそのままアニメにしたり映画にするのも、やっぱり不安。漫画の場合、あの時代、あの画風だからいいんですよ。アニメも実写も、ビジュアル表現が漫画と異なるわけで、漫画そのまんまはかえってよくないと思います。たとえば、時代背景を変えるとか、スタイリッシュにするとか、原作にこだわりすぎないほうがしっくりくると思います。
『寄生獣』フルカラー版を読んでわかったことは、原作がいくら素晴らしくても、アニメや実写は、必要に応じて変えたほうがいいんじゃないかということですね。
普通の(モノクロの)漫画については、絵柄も含めて完成されているので、何度読んでも飽きません。フルカラー版よりもモノクロのほうがはるかに完成度が高いと思います。
実写映画をきっかけに原作を読んでみたい、という人には、フルカラー版でなく、モノクロ版をお勧めします。モノクロ版から実写映画を想像するくらいのほうが、楽しみがあっていいです。
でも、第7巻がリリースされたら、やっぱり買ってしまうかも・・・。フルカラーの田宮先生はちょっと受け入れられませんでしたが、田村玲子はもうちょっとおしゃれになっているかもしれません(笑)。
⇒ 2014年3月28日追記:フルカラー版第7巻を買いました。
結局、発売日に買ってしまった・・・。
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寄生獣 フルカラー版(7) 価格:(税込) 発売日:2014-03-28 |
フルカラー版の第7巻はアリですね。田宮良子に比べて、田村玲子の色合いは自然です。田宮先生だけ化粧が濃すぎ?(笑)
口だけ頭状態で走るシーンのフルカラーバージョンは、シュール過ぎます!これは実写ではどうなるのか…。
田村玲子vs草野三人衆の対決が、カラーだと迫力があります。アニメで見たいです。
というわけで、漫画『寄生獣』フルカラー版は、巻によってはけっこういいです。ただ、モノクロ漫画よりグロいので、グロ苦手な人はやめたほうがいいかも。
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