不景気である。新春早々、財布は軽く、気分は重い。
こんな時は、思い切って気分転換をして、豪勢なものでも鑑賞して心だけでも豊かにしたい。
向った先は、六本木にある泉屋博古館分館。現在は「近代の屏風絵」展が開かれている。おめでたい屏風を愛でて、金ぴかの気分だけでもおすそ分けしてもらおうという算段だ。
入ってすぐの「日吉山王祭礼図屏風」(海北友雪)は時節にぴったり。山王日枝神社の祭礼と思われ、赤坂に近いという場所にちなんだ、おめでたい内容に心も和む。手前に船上に神輿を乗せているのが見えるが、かつての溜池の姿だろうか。
吉祥といえば、鶴ですね。第一展示室、第二展示室双方の突き当たりに二作品が対照的に展示されていた。
パンフレットには木島桜谷の作品が載っていたが、自分としては上田耕甫の「白鶴」のほうが好きだ。まさに着地せんとする姿の2羽を左翼に、陸での3羽を右翼に配したあたかも連続写真のような作品。キンキラ度も抜群だ。
展示は、安田靫彦などの小品を含めてわずか14というのは物足りない気分。だが、2月から展示が替えがあり、前期の入場券を持っていけば後期は入場料が半額になるそうだ。そんなサービスがあるなら、納得の吉祥金屏風見学年始めでありました。
こんな時は、思い切って気分転換をして、豪勢なものでも鑑賞して心だけでも豊かにしたい。
向った先は、六本木にある泉屋博古館分館。現在は「近代の屏風絵」展が開かれている。おめでたい屏風を愛でて、金ぴかの気分だけでもおすそ分けしてもらおうという算段だ。
入ってすぐの「日吉山王祭礼図屏風」(海北友雪)は時節にぴったり。山王日枝神社の祭礼と思われ、赤坂に近いという場所にちなんだ、おめでたい内容に心も和む。手前に船上に神輿を乗せているのが見えるが、かつての溜池の姿だろうか。
吉祥といえば、鶴ですね。第一展示室、第二展示室双方の突き当たりに二作品が対照的に展示されていた。
パンフレットには木島桜谷の作品が載っていたが、自分としては上田耕甫の「白鶴」のほうが好きだ。まさに着地せんとする姿の2羽を左翼に、陸での3羽を右翼に配したあたかも連続写真のような作品。キンキラ度も抜群だ。
展示は、安田靫彦などの小品を含めてわずか14というのは物足りない気分。だが、2月から展示が替えがあり、前期の入場券を持っていけば後期は入場料が半額になるそうだ。そんなサービスがあるなら、納得の吉祥金屏風見学年始めでありました。