香港島にワンチャイというところがあります。昼間は山側の露天市場が賑わいますが、夜になると海側にネオン街が出現します。ネオン街ですがふだんはがらがらです。ところが年に数回アメリカ軍の艦隊がやって来ると様子は一変、ものすごい騒ぎとなります。このネオン街はベトナム戦争以来アメリカ軍によって支えられているのです。
ワンチャイには日本人はほとんど来ません。在住邦人たちが接待とか自分たちで飲みにいく場合は隣町のカラオケが多いようです。日本式でフィリピン人がいて、歌い、騒ぎ、裸踊りをした挙句、両脇を同僚に抱えられて帰宅するという、まるでそこは新橋か上野かという日本みたいなところです。同胞としては見るに耐えられない光景なので、見学だけで遠慮させてもらいました。
ワンチャイで働いている女性は意外にもチャイニーズは少なく、タイ人やフィリピン人が圧倒的に多いです。フィリピン人のほうが若くてスタイルもよく当然英語ぺらぺらです。が、ビザの関係で滞在は半年だけ。したがって金にならない私のような客はそっぽを向かれてしまいます。一方、タイ人はもともとタイレストランやメイドとして香港に来たものの、稼ぎのよさに引かれて移ってきた人が多く、年齢も高めで英語もうまくない人がかなりいます。しかしながら人当たりはよく、ビール1杯しか頼まなくても、自分たちが買って来たお菓子や果物を分けてくれたりします。
プーケットやバンコクに旅行してタイ自体好印象を持っていたので、ワンチャイのタイ人と知り合いになるにつれ、次第にタイ、タイ人が好きになって行きました。そんなわけで香港にいながら広東語も話せず、邦人ともあまりつきあわず、タイ人とばかり話をしているというへんてこな日本人になってしまったのです。
ワンチャイには日本人はほとんど来ません。在住邦人たちが接待とか自分たちで飲みにいく場合は隣町のカラオケが多いようです。日本式でフィリピン人がいて、歌い、騒ぎ、裸踊りをした挙句、両脇を同僚に抱えられて帰宅するという、まるでそこは新橋か上野かという日本みたいなところです。同胞としては見るに耐えられない光景なので、見学だけで遠慮させてもらいました。
ワンチャイで働いている女性は意外にもチャイニーズは少なく、タイ人やフィリピン人が圧倒的に多いです。フィリピン人のほうが若くてスタイルもよく当然英語ぺらぺらです。が、ビザの関係で滞在は半年だけ。したがって金にならない私のような客はそっぽを向かれてしまいます。一方、タイ人はもともとタイレストランやメイドとして香港に来たものの、稼ぎのよさに引かれて移ってきた人が多く、年齢も高めで英語もうまくない人がかなりいます。しかしながら人当たりはよく、ビール1杯しか頼まなくても、自分たちが買って来たお菓子や果物を分けてくれたりします。
プーケットやバンコクに旅行してタイ自体好印象を持っていたので、ワンチャイのタイ人と知り合いになるにつれ、次第にタイ、タイ人が好きになって行きました。そんなわけで香港にいながら広東語も話せず、邦人ともあまりつきあわず、タイ人とばかり話をしているというへんてこな日本人になってしまったのです。