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妖しい亜熱泰

タイと東京、アジアと和の話題など。
出かけたついでに一枚をつづります。

花を愛ず@外堀公園

2009-04-05 | Weblog
やっと晴れた。やっと見ごろになった桜。
千鳥が淵や上野はおそらく身動きできないぐらい混んでいるだろうと出かけたのが、外堀公園です。JRの市ヶ谷駅から飯田橋の間のお堀端に桜がどーんと咲いていました。思ったほど混んでいなくてよかった。


地下鉄出口を間違えてしまい、靖国神社と逆方向にでてしまったので、いつもと反対側から線路側を見る形で歩いた。これがまた前回と違う眺めでいいですね。
歩いていると、人々の表情がみなそれぞれに、晴れ晴れしているのが不思議だ。桜の花は不思議な力を持っているようだ。

特に市ヶ谷見附橋付近は両側に桜、そして橙色と黄色の電車、お堀の水とコントラストがきれいでした。
土手沿いを歩いていると法政大学の校舎が見えた。学生さんたちは毎年このみごとな桜を絶好の位置で見られるのだから、うらやましい限りだ。

舎人ライナー1周年

2009-03-31 | Weblog
日暮里から出ている舎人ライナーが開通して1周年なのだそうだ。それを記念して、舎人公園で催事があるというので出かけてみることに。

1周年記念の乗り放題切符は、日暮里と舎人公園間を往復するだけで元が取れるので早速購入。最近はせっかく事前情報があってもついうっかりパスモで自動改札を通過してしまうので注意していたのだが、下車の際、肝心の切符が行方不明になり焦った。定期入れに入れていたのだがポケットから出すときにするっと落ちたらしい。10m後方の階段に落ちていました。ラッキー。

運転手のいない最前部はジェットコースターに乗っているような感覚で、子供たちはほぼかぶりつき状態。眺めがすばらしい。荒川を渡る扇大橋付近が一番のビューポイント。

舎人公園はまだ新しい感じで、木々もまばら。千本桜まつりという名前だったが、桜は開花したばかりでとても花見ができる状態ではなかった。代わりに、菜の花が満開で、鮮やかな黄色の花のそばでお弁当を広げたり、昼寝をしている人たちが多かった。公園内にはボランティアによって管理されている一画があって、水仙やヒアシンスが咲いていた。

寒さを感じる花冷えの一日だったが、出店のほうは多くの人でにぎわっていた。

砧公園さくらまつり

2009-03-30 | Weblog
私の春は、桜とともにジャズとベルギービールで始まるのがこの数年の流れだった。
開花宣言から1週間、砧公園の桜はなんとか咲いていてくれた。前日、芝公園に行ったのだが、一部咲き程度でがっかりしたが、日当たりのよい場所の大きないつも見に行く木だけはたくさんの花を咲かせていた。この桜の木の前でベルギービールをぐびっとやるのが楽しみだった。ところが、今年はなんとベルギービールが売っていない。売店を探すと群馬県の地ビールが。今年はこれで桜に乾杯。

そして、そのあと、これまた恒例のジャズライブ。世田谷美術館前のクヌギの木の前で毎年行われているチャリティライブだ。ボーカルは知人のあゆーらさん。久しぶりのライブだったが、昨年よりもぽかぽかしていたせいもあり、開演前から広場の前には大勢の人たちが集まっていて、リハーサル中から拍手が出るほど。チャリティ募金もかなり集まったようだ。ペットボトルを使ったパーカッションも子供たちに好評でみんなで、シャカシャカ。

ちょっと風があって、しばしば譜面が飛ぶハプニングもあったが、楽しいライブでした。

国際口琴フェスティバル

2009-03-28 | Weblog
東京音楽大学から、口琴の催事案内が来た。口琴って何だ?と思ったのでどんなものか知りたくてレクチャーコンサートを見学してきた。

口琴は世界中で親しまれている、世界一小さい楽器、倍音楽器だ。鋏のような形をしていて、口で吹いて弁を振るわせたり、指ではじいたりして、ビヨ-ンという音を出すようだ。とても珍しい楽器のように見えるが、日本のテレビコマーシャルにもしばしば登場しているので、知らず知らずのうちに私たちも耳にしていたたのだ。

レクチャーコンサートの前半は南インドの口琴、後半はキリギスの撥弦楽器と口琴だった。
南インドの口琴はモールシンと呼ばれている。宗教音楽の分野に属し、結婚式などの儀式に使われるそうだ。メロディとリズムの部分を担当する伴奏の分野に位置づけられていて、太鼓などのパーカッションの人たちの中に入って演奏する。太鼓と掛け合いのような形で即興的に演奏されることも多く、踊りがでてきそうな気分になる。

キリギスの伝統音楽は、キリギスの留学生が講師だった。コムズという三味線のような三絃楽器を演奏してくれた。ただ弾くのではなく、指が宙を舞うようにしたり、コムズの向きを横からたてにしたりとパフォーマンスも面白い。草原の中で客をもてなすさまが浮かんできそうだ。
口琴は南インドのものよりも小さい。テメルコムズという。歌と演奏を交互に繰り返したりして、童謡のような響きだった。

見学者の半分ぐらいは口琴を習っているようで、会場内で鳴らしていた。わが国でもアイヌの人たちに口琴が伝わっているそうだ。どこが発祥の地なのかなど、もっと知りたくなった。

新内流し

2009-03-26 | Weblog
♪縁でぇぇ こそあれ 末かけてぇぇ 約束かため 身をかためぇぇ 世帯かためて 落ち着いてぇぇ…

長屋の桜が満開になった。その前、火の見櫓のある広場の縁台に腰掛けていると、チン、トン、チン、トンと三味線の音が近づいてきた。

毎月一度、深川江戸資料館で開かれている新内の弾き語りの始まりだ。舞台よりも遊里を中心に受け継いできたこの音曲は、テレビや映画の時代劇でもちょくちょく出てくるからなじみが深い。

縁台の前に来ると、新内についての簡単な解説のあと一曲演奏して、流し、去っていく。 これを三度繰り返す。

毎月行われているから、客も目が肥えている人が多い。隣のご夫人は上調子(伴奏者)の女性の着物について不思議そうに眺めていた。休憩の間に本人に直接話を聞いてきて、謎が解けたと喜んでいた。

たんに昔懐かしの伝統芸能をみましょう、で終わっていないところが嬉しい。今後もこの分野は滅ぶことはないだろう。