「あっ、船が出ちゃった。あっちの船なら乗れそうだから、行ってみて!」
ソンテウで埠頭まで行ってほしいと頼むと、運転手のおばちゃんは岸壁から直接桟橋まで乗り入れて乗船場まで運んでくれたのだが、間に合わなかった。次の船もすぐに満席となったが、すぐ隣の船が出るというのでデッキに乗り込んだ。
タイへは毎年数回訪れているが、この数年はバンコクやチェンマイばかりで海辺はご無沙汰だった。そこで今回はバンコクから近いパタヤビーチに宿を取って、沖合いにあるラン島に行く計画を立てた。
パタヤビーチは日本で言うと湘南海岸のようなところで、店はたくさんあるが俗化されていて海の透明度も高くない。
ラン島まで行くと、ようやく南国の島という気分が味わえるのだ。
ゴトゴトとエンジンをうならせながら、港を後にした船内にはタイ人や外国からの観光客でいっぱいだった。時折後方からモーターボートが追い抜いていくが、かなり揺れているのがわかる。ゆっくりでもこの船のほうが快適だし、船旅の気分が満喫できそうだ。
出航してから30分ほどで前方に緑の島影が見えてきた。珊瑚礁に浮かぶ砂浜の上に椰子の木が数本立っているという南の島のイメージとは違うが、やっと南国の島に近づいたという実感がわいてきた。ところがここから船は大きく左に舵を切って今まで視界に入ってこなかった左手のより大きな島に向かっていった。やがて、デッキチェアがずらりと並んだ砂浜が確認できるまでになった。目指すラン島だ。約50分の船旅。
着いたのはタウェンビーチという所で桟橋をはさんで両側に砂浜が広がっていた。乗客の後について左手の大きな砂浜に行くことにした。早速、デッキチェアとビールを確保。ゆったりと横になって、ぐびっと、これがいいのですね。
パラセイリングやバナナボートで遊んだり、泳いだりしている人もいたが多くのタイ人たちは海には近づかずに、日陰のデッキチェアに陣取って、飲んだり食べたり、トランプをしたりして過ごす。
私も桟橋で買ったつまみでぐびぐびやっているとうとうとしてきた。パタヤビーチの高級ホテルのプールサイドもよいが、宿は安くても、こうして島に来て浜風に吹かれながら波音を聞きながらぐっすりというのが、リゾート気分ですね。
ソンテウで埠頭まで行ってほしいと頼むと、運転手のおばちゃんは岸壁から直接桟橋まで乗り入れて乗船場まで運んでくれたのだが、間に合わなかった。次の船もすぐに満席となったが、すぐ隣の船が出るというのでデッキに乗り込んだ。
タイへは毎年数回訪れているが、この数年はバンコクやチェンマイばかりで海辺はご無沙汰だった。そこで今回はバンコクから近いパタヤビーチに宿を取って、沖合いにあるラン島に行く計画を立てた。
パタヤビーチは日本で言うと湘南海岸のようなところで、店はたくさんあるが俗化されていて海の透明度も高くない。
ラン島まで行くと、ようやく南国の島という気分が味わえるのだ。
ゴトゴトとエンジンをうならせながら、港を後にした船内にはタイ人や外国からの観光客でいっぱいだった。時折後方からモーターボートが追い抜いていくが、かなり揺れているのがわかる。ゆっくりでもこの船のほうが快適だし、船旅の気分が満喫できそうだ。
出航してから30分ほどで前方に緑の島影が見えてきた。珊瑚礁に浮かぶ砂浜の上に椰子の木が数本立っているという南の島のイメージとは違うが、やっと南国の島に近づいたという実感がわいてきた。ところがここから船は大きく左に舵を切って今まで視界に入ってこなかった左手のより大きな島に向かっていった。やがて、デッキチェアがずらりと並んだ砂浜が確認できるまでになった。目指すラン島だ。約50分の船旅。
着いたのはタウェンビーチという所で桟橋をはさんで両側に砂浜が広がっていた。乗客の後について左手の大きな砂浜に行くことにした。早速、デッキチェアとビールを確保。ゆったりと横になって、ぐびっと、これがいいのですね。
パラセイリングやバナナボートで遊んだり、泳いだりしている人もいたが多くのタイ人たちは海には近づかずに、日陰のデッキチェアに陣取って、飲んだり食べたり、トランプをしたりして過ごす。
私も桟橋で買ったつまみでぐびぐびやっているとうとうとしてきた。パタヤビーチの高級ホテルのプールサイドもよいが、宿は安くても、こうして島に来て浜風に吹かれながら波音を聞きながらぐっすりというのが、リゾート気分ですね。