日蓮宗 窪之坊 宿坊日記

身延山の宿坊です。色んな出来事を
心のままに綴ってみたいと思います。

企業に8割も。。

2006年09月30日 | Weblog
大企業の 8割が 「心の病」
という記事が、出ていました。

あまり ほんとうに思ったことは
言わないようにと思っていたけど。。
少しだけ。。

勉強していて思ったことは
ご自分のことを自覚している人は、
適切な治療を受ければ かならず回復すると
思います。

そして問題なのは
否認や 否定をして、どんどん
迷路のようになってしまう方

ひどくなると
人を巻き込み、マイナスの種を
撒き散らす。。

依存症に陥り
体を 壊して行ってしまう。

自分が、誰だかわからなくなってしまう。

でも 私は、ほんとうは
無意識で どこか 分かっているのでは
ないかと 思ったりもしています。

専門家を尋ねるということは
人間と対することでもあり
そこには、「信頼関係」というものが
ないと うまく治療がすすみません

心の疲れた方は、イコール 人間関係に対しての不信感も
とても 強いと思います。

にも かかわらず
勇気を持って

自分の為に ドアーを開けてほしいと
心から 願います。

我々 宗教に携わる者も 

心の勉強が、とても 重要なことだと思います。

最近
特に 「自己愛性の人格障害」の
知識は、すごく 重要な気がします。


びっくりしました。

2006年09月29日 | Weblog
知る人ぞ知る とても
人徳がある お上人さんにお会いした

びっくりしたことは

「70才ぐらいになって
やっと 私の話を聞いてくれる 人が
出てきた」
と言ってました。

それを聞いて 私の話なんか
聞いてくれなくて 当たり前だ。。

色んな 話したいことが
沢山ある

まだまだ 1パーセントぐらいしか
書ききれていない。。

長生きして

時期がきたら

自分の 納得するまで
思ったことを 話してみたい

それまでは、沢山のことを
吸収しようと

心新たに思いました。






取材

2006年09月27日 | Weblog
先日 NHKの プロデューサーの方が
取材に来た。

お寺についての 番組をするということで
事前の 調査らしい。。

自坊で 「静坐」を
しているという 情報を耳にして 来たということです。

そういえば
最近 毎日のように 写経や静坐を してほしいと
若い方たちが やってきます。

取材の当日も そんな若い方たちが、来る予定の日でした。



とりあえず 「いっしょに静坐してみませんか」と誘ってみた。

30分ほど坐りました。

その後
顔付が、とても おだやかになった感じがして

お話を沢山できました。

どんな方にも 寿命がかならずやってくる

自分の人生を 振り返り

いい人生だった、楽しい人生だった
と思えるのには、

すばらしい人間関係が、とても重要です。

自分の思いを うまく伝えられなかった言葉を

自分を振り返ることにより

感じることが、でき

伝えることができ、すばらしい人間関係を築いてほしい

「自殺」ということも

ひとりでもいい心が通い合える 友がいれば
それで くいとめられることができる。。

「虐待」 ということも。。

自分を分かってくれる人が、一人でもいれば

食い止めることが出来る。。

自分を知るために 坐るのです。

というお話ができました。

有意義な一日でした。














家庭円満

2006年09月25日 | Weblog
最近 書経や静坐をされる方が
とても 多いです。

願われることは、家庭円満。。


結婚した当初
知り合いの方に

「夫婦仲良くな・・」「そのことをちゃんとやっていれば大丈夫」
と 言っていただいたことを思い出しました。

そのとき、私は、とにかく 何があっても 夫婦仲良くすることだけは
やっていこうと 決めました。

その自分で決めたことが、後々
とても 「重要」なことだった ということは

その頃は、思いもしませんでしたが。。

今でも その思いは 変わりません。。

夫婦仲が、悪くなる と子供が病気になったり 事故にあったり
することが、多いということが
心理の世界や、宗教の世界でよく言われています。
自分に意識を向けるために 子供が無意識で行う行為だそうです。

とくかく 家族が仲がいい ということは
とても 大切なことだと思います。

そして、プラスのストーク。

毎日、1回でもいいから
ご家族に ストロークを。。
と 願っております。

















有意義だった研修旅行

2006年09月08日 | Weblog
山梨寺庭婦人の研修旅行がありました。

今回は、静岡県伊東にある 「佛現寺」「連慶寺」です。

「佛現寺」は、日蓮聖人が御年40歳~42歳までの3年間受難迫害の中
過ごされた 霊跡です。

聖人は、立正安国論を鎌倉幕府に建白されましたが、受け入れられず
北条氏により 伊東に流罪とされ
川奈の人 上原弥三郎御夫妻に助けられ
伊東の 地頭の病気を祈祷で助け その後 鬼門よけとして建てられた
毘沙門天に 案内されました。
この 毘沙門堂あとが、佛現寺です。

「蓮慶寺」は、聖人を30日余りの間 船守弥三郎がお給仕申し上げた
館跡に建立された お寺です。


貴重な曼荼羅や実物の「天狗の詫状」などを
拝見させていただいたり、法話を聞かせていただきました

先祖の供養や 日々自分の心の持ち方などの
人生のための とても 大切なお話を聞かせていただき

心に栄養を十分得られた実感があった お参りでした。





ご先祖様

2006年09月02日 | Weblog
自分を知るということで
両親の 生い立ちや 両祖母 祖父そのまた祖母 祖父
そして その兄弟、姉妹達のことが分かってくると
その中には 思うように自分の人生を全うできなかった
先祖様が、沢山いるように思いました。

もっと 女性らしく生きたかっただろうな
もっと 男性らしく生きたかっただろうな
もっと 楽しく生きたかっただろうな。。
もっと 健康でいたかったんだろうな。。

その 先祖様達の ほんとうにいいたかった感じを
汲んであげる ことも 供養ではないかと
思いました。

いつも私のことを 守ってくれている先祖さん達の
ためにも この世で成し遂げられなかった
気持ちを 実現させてあげたいなと
思いました。