D.Gray-man 第175夜「ドロボーのコドモ」

金曜日にうちのハム(ゴールデン)がお星様になりました。2年弱でした。彼より1ヶ月若い他の2匹(ジャンガリアン)はまだ大丈夫そうです。(1匹は腫瘍できてて投薬中ですが)
お星様をかわいがってた父は「おとうのダイモンが死んでしまったよ…」とか言ってます。先日職場のレクで「ライラの冒険」のDVDを見たらしいです。父よ、人間とそのダイモンってのはな、片方が死んだら…もごもご。

今回は月曜が祝日なのでWJは土曜日発売でした。Dグレ感想。





※ネタバレ注意！


エミリア「ティモシーーっ」


ハースト孤児院に響き渡る呼び声。
それは、ティモシーという少年を探すエミリアの声だった。ティモシーはいつも、勉強の時間になるといなくなるらしい。


この孤児院は、経営難のためか近々閉鎖されることになっているらしい。
それを知り、匿名で多額の寄付金を寄せる者もいた。


一方屋上に寝転がっていたティモシーは、新聞の切抜きを悔しそうに睨んでいた。そこには、怪盗Gから国宝を死守したとして、ガルマー警部と部下達が載っていた。


ティモシー「ちぇっ、黒ずくめのあいつらさえいなけりゃもっと稼げたのに。しっかし何だったんだあいつら。オレと同じで変な能力もってたけど…」


ブツブツ独り言を言っているうちに、エミリアに発見されたティモシー。


エミリア「ベンキョーの、時間でーーす…」


逃走劇開始。
院内を爆走する2人に、他の子ども達は「鬼ごっこだー」とのんきに面白がって見物している。



少年の名はティモシーというらしい。
なんとなく女の子の名前だと思ってたよティモシーって。ティモテ(人形)のイメージがあるからかな(笑)

「ベンキョーなんかしなくたって死なないもん！！！」だってｗ
フツーのやんちゃ坊主な模様。

そして、やはりこの少年がGだったか。
匿名の寄付金は彼かな？盗品を売り捌いて寄付したか。だとしたらたぶん、それも誰かを操ってやってるんだろうな。子どもが1人で高級品売りにきたらさすがに怪しいし…あ、でも地域によってはそんな場合もあるんかしら…。スリで生計立ててる子どもとか普通にいそうだもんな…(汗)
とはいえGが盗んだ品は新聞でも取り沙汰されるだろうし、いくらなんでも危うい。誰か闇ルート持った大人を操って売らせたほうがよさそうだ。
……けどさすがに国宝の王冠はやばいだろ。少なくともしばらくは売れないだろ(汗)むしろ失敗してよかったと思うぜ、少年…。

エミリアは孤児院の先生っぽい？

「黒ずくめの奴ら」で他誌の某少年探偵漫画を思い出したのは私だけではあるまい(笑)

あと「変な能力」って…アレンはともかく神田のは見た目ただの刀だから、界蟲一幻とか二幻刀とか三幻式とか使わん限りは特殊な力持ってるのはわからないよな？あ、リンクの術のことか。



マリの耳でGの居場所をつきとめ、孤児院にやって来たアレン達。

一方、エミリアに追い詰められたティモシーは捨て身(？)のセクハラ攻撃に出る。


ティモシー「必ッ、殺ッ、オ○○イ落しー」
エミリア「キャーー」

「ティモシーさいてーっ」


それまで笑って見ていた女の子も、これには抗議。


エミリア「……っ、このぉ…」


笑って逃げようとするティモシーに、エミリアの怒りの一撃が迫る。


　アレン「リンク、まだ昨日のこと気にしてんですか？」
　リンク「してませんよ」

　カチャ

　アレン「すみませ…」


エミリア「エ、ロ、ガキィィーーッッ」


強烈な蹴りがティモシーを見舞い、運悪く現れたアレンは巻き添えを食う。


エミリア「はっ。わーーーーーっいけない。私ったらまた、パパ直伝の護身術を…」



こないだからどうしたんですか星野先生。
Dグレで○モミやパンチラを見るようになろうとは…(汗)

…って、ちょい待てエミリア！
カッとなってエロガキ相手に護身術使ったことより、赤の他人巻き添えにしたことをまず後悔せんかい！ｗｗ
…つかそのエロガキも大丈夫か…？あんな場所(首のちょっと上辺りの後頭部)にあんな一撃食らったら、下手したら本当に致命傷になりかねない気が…(滝汗)



リンク「何やってるんですキミは」


リンクとティムはアレン、神田とマリはティモシーの様子をそれぞれみる。
アレンの額はぱっくり割れて出血しており、ティモシーは気絶していた。


マリ「大丈夫かキミ？」
神田「！　オイまて！」
マリ「？　どうした」
神田「あぁ、盲目のお前はすぐわかんねェか。この子供…、頭に玉がはえてる」
マリ「タマ？」



マリの盲目設定がついに出てきましたね。
神田の美形設定といい、どうしたんでしょう？
ファンブックが出たから、先生が「本誌でもちゃんと出さなきゃ」と思ったのかな。それとも過去編入るための布石…？
マリの設定といえば、前々から疑問だったんだけど…マリの耳に付けてるヤツって、イノセンスの一部なのかな？でも弦とは直接関係なさげだよね…？科学班特製補聴器？



その時だった。


アレン「ぴぇえぇええぇぇええぇ」


アレンが大声を上げて泣き出した。


アレン「ぴえぇえ、血ぃーーっ、血がーーっ。死ぬぅーー」


リンクは戸惑うが、昨日の事件の顛末を知っている神田とマリは、その泣き方がGのものであることに気づく。


リンク「ええい！それくらいで泣くな情けない！！」


アレンの胸倉を掴んで叱咤するリンク。そのリンクを見て、目をぱちくりさせるアレン。あれ？とリンクの目を覗き込む。リンクの目には、アレンの顔が映っていた…。



ぴええ泣き、今度はアレンです(笑)
リンクは昨日の自分とダブって苛立ったのかと思ったけど、「それぐらいで泣くな情けない」ってことは、リンクは「ウォーカーが泣いてる」と思ったってことだよね。
なんだ、昨日の映像見たわけじゃないのか。…チッ（鬼
ティム、やっぱ映像記録機能も止まっちゃってるのかな…？
いや、単に見せられていないだけという…アレン達の優しい心遣い(笑)という可能性がまだ残っている…！

…でも、実際昨日の醜態を知らないんだとしたら、入ってくる時のアレンの「まだ昨日のこと気にしてんですか」は何だったんだ…？
①迂闊にも乗っ取られていたこと
②鴉だとバレたこと
③乗っ取られてる間にアレンと神田に散々ボコられたこと
④退魔ノ剣で刺されていたこと
⑤やっぱり映像見た
んー……①？
②③④もありそうだけど…それだとアレンの態度に若干違和感。⑤だったらアレンのぴええ泣き見た時もっと違う反応しそうだから、⑤もやっぱり違う。
さて真相やいかにｗ

額に玉ってことは、寄生型だよね。
他人の体に乗り移って操れる能力、か…。
アクマやノアにも効くのかな？
でもその場合乗り移ってる間、本体がお留守だよね？誰かが本体護ってなきゃいけないか…。
いの(NARUTO)の心転身みたいなもん？
…あれ？あの大量のGの衣装は…？



うっかりアレンに憑依してしまったことに気づき慌てるティモシー。


アレン(ティモシー)「オ、オレの体は…！？」


おろおろして周りを見るアレン(ティモシー)。
これか？と目の前に自分(ティモシー)の体を突き出され、それそれ――…と素直に反応後、硬直。冷や汗が流れる。


アレン(ティモシー)「…………っ」
神田「また会ったな怪盗G？」
　エミリア「え？」


ティモシー(本体)の首筋に六幻を突きつける神田。


神田「さぁ白状してもらおうか。この体を綺麗なままで返してほしかったらなぁ」
ティモシー（ひっ）



どう見ても悪人です本当に(略
オラオラざくっ！！　ってアンタ。

てかその凶悪面が妙に楽しそうなんですがｗ

あとところで…ティモシー。
うっかりアレンに乗り移っちゃったことより、目の前にいるのが昨日自分が乗り移ってた相手だってことに気づこうぜ…。「あれっこの人昨日刺された人じゃねーの！？なんで生きてんのッ！？」みたいな衝撃はないのかい。



扉の隙間から中の様子を伺う子ども達。


院長「ティモシーが人様の体で泥棒を？」


ティモシーとアレンが背中合わせで拘束されている。


マリ「ティモシーくんは、他者の体に自身の意識を憑依させて操る能力をもっているようです」
院長「あの…？本気で仰ってるんですか…？」


拘束されている2人の後ろにリンクが立ち、神田とマリ、院長とエミリアが向かい合わせにソファに座っている。


マリ「まぁ…すぐに信じられる話ではないでしょうが…」
神田「本人がそう言ってんだ」
エミリア「言ってるって…、刃物つきつけて言わせたんでしょ！黒の教団だかエクソシストだか知らないけど、子供にあんなことして謝罪もないわけ！」
神田「ガキが素直に言うこときいてりゃあんなマネしねェよ」
エミリア「あっ…あなた…っ、ちょっと美形だからって何しても許されると思ったら」
マリ「申し訳ないこいつ口下手で…。それは本当謝ります」


神田とエミリアの口論の最中、こちらを無表情で見つめる1人のシスターに気づくアレン。


　院長「エミリア、あなただってこの方の連れの額を割ったんだからお互い様でしょ」
　エミリア「う…、すみません」


そのシスターは黙って部屋から去った。



アレンお前…(ノ∀T)
この状況で院長やエミリアがティモシーを縛るとは思えないので、縛ったのはたぶん神田だろう。アレンを一緒に縛ったのは…その時点ではまだアレンに憑いてたから…か？

ところで神田。ティモシーの頬のガーゼは何ぞ。おまっ…マジで斬ったのかーッッ！！その辺の良識はあると思ってたのに。お母ちゃん悲しいよ(ノДT)ウワァァンｗｗｗｗｗｗ　←？
つーか「素直に言うこときいてりゃ」も何も、孤児院訪ねてきてからティモシー脅すまでに何もやり取りないぞｗ昨日のことか？(笑)

つーかガルマー親子、アンタら美形にこだわり過ぎだｗ
神田本人は自分の容姿なんて欠片も意識してないぞたぶんｗｗ

シスター怪しいな。
ブローカー(アクマ候補を伯爵に斡旋する人)か、アクマか…。ノアにしちゃ表情に違和感があるのでたぶん違う。



ティモシーの額の玉について院長に尋ねるマリ。

ティモシーの父親は、昔ガルマー警部が逮捕した窃盗犯だった。彼はある時、罪を隠すために幼いティモシーに盗品を飲み込ませた。父の刑が執行された後、ティモシーは警部によってこの孤児院に連れてこられたらしい。
そしてその時には、既に今の姿になっていたのだという。


マリ（可能性アリだな）
神田（あぁ…）



ヒデェなティモシー父。そんなもん飲み込ませて死んだらどーすんだ。こないだだって蒟(強制終了



『はい。白髪と長い黒髪の少年と大柄の男です』


先ほどのシスターが、どこかに電話をかけている。


『はい。はい。ありがとうございます伯爵(マスター)…』



電話連絡ってことは…ブローカーのほう…か？
アクマなら伯爵に連絡するのに電話は使わなそうな気がする。でも目が虚ろなんだよなこの人。…やっぱアクマ？



院長「ティモシーを黒の教団へ？」
マリ「彼の能力は、額の玉の影響によるものかもしれません」


ワケあってイノセンスと呼ばれる物質を探していること、ティモシーの額の玉がそれかどうか調べたいということを伝えるマリ。


マリ「身の安全はお約束します。調べて違うとわかればすぐにお返ししますので…」


そこまで言ったところで、エミリアが反応する。
「違うとわかればすぐに返す」
――ではもし違わなければ、彼をどうするつもりなのか。


神田「ここには置いとけない。そのガキは黒の教団で引き取って、エクソシストになってもらう」


それを聞いたティモシーは激高する。


ティモシー「嫌だ。勝手にオレのこと決めんな！！　お前ら親父と同じだッ、オレを物みたいに…。オレは、オレはここにいたいんだ。死んでも行くもんか！！」
神田「知るか。引き摺ってでも連れてい…」


ティモシーを縛っている縄を掴んで凄む神田を黙らせ、腕を押さえて止めるマリ。


マリ「申し訳ない、コイツ口下手で…！」


院長に泣きつくティモシー。


院長「力尽くはいけませんわ」
エミリア「そうよ、あなた人の心無いの！？」

アレン「こりゃ一旦コムイさんの指示仰いだ方がいいな…」


ティモシーと一緒に縛られているためティモシーごと院長に抱かれつつ、独りごちるアレンだった。



あぁ～～…
子どもの時に無理矢理連れていかれるパターンか…。
今の教団の体制は、リナリーの頃のようなものではない。
昔のような酷い扱いは無い。
だが、出向くのは命がけの戦場だ。その上本人の意思に反して連れてこられたのでは、監獄にかわりはないだろう。

さて、どうする？
室長に指示を仰ぐというのは妥当な判断だ。
ただコムイは元々、無理矢理連れて行かれた妹のために教団に入った人間。嫌がる子どもを教団に連れてこさせるようなことができるだろうか？
かといって、教団の戦力不足は深刻だ。エクソシストは13人しかおらず、うち1人は本部から動けない(たぶん)。元帥が3人いるとはいえ、伯爵やノアの一族、そして世界中にいるアクマの大軍と戦うには、あまりに危うい。
子どもとはいえ、戦力になるなら欲しい。

希望的には、ティモシーも納得するような何かがあって自ら教団行きを決断してくれればいいのだが。
そういえば、スーマン(在団暦5年)の時は娘の医療費と引き換えだったんだっけ。じゃあ最近は、適合者が嫌がってる場合は何らかの取引を持ちかけてるってことか…？ティモシーなら「孤児院の再建」とか？でも、子ども相手にそれはなぁ…。
あ、エミリアがついてくるとか？そんで教団でリナリーと会って意気投合とか。どっちも血の気が多……気が強いし、蹴り技使うし。リナリーなら過去話でティモシーに共感してもらえるかも知んないし。でもリナリーの過去話はもう完結したからなぁ…。ちろっとならいいか？
アクマに襲われて「オレがいたら孤児院やみんなが危ないんだ…」とかじゃちと可哀相だよな；


神田がまた人でなし発動ｗ
でもどのみち教団は、せっかく見つけた貴重な適合者をあっさり手放すことはできない。
どんなに優しく辛抱強く理性的に説得したとしても、自由を奪われることを嫌う人間にとっては、言っていることは結局同じ。
神田のように単刀直入、かつ横暴に聞こえるぐらいの言い方のほうが、言われるほうも反発して、かえって言いたいことを言いやすくなる。
ま、確かにヒデェけど。ぼそ


ところでティモシー…。
「お前ら親父と同じだ」って言うけど、その親父と同じ「泥棒」をしたんですよ？君は。しかも他人の体を使って。孤児院を救う資金が欲しかったんだとしても、そこは反省しなさいね？



その時突然、窓の外が暗くなった。
外は真っ暗で、周りの町が消えている。
マリの耳にも、町の音は聞こえないようだ。


マリ「消えた…！？」
神田「ちがう、オレたちが結界に閉じ込められたんだ」
アレン「AKUMA！？」


左眼には何の反応もないのに、とアレンが訝っている頃、外の上空にレベル４が現れる。


４「ふふふ、のろいのひだりめはききませんよ。われわれがいつまでもおくれをとるわけないでしょう」



レベル４再び。
襲撃編の時のレベル４とほとんど同じ姿です。レベル１も皆同型だし、レベル３も微妙に違うけど皆似てるし、姿が多様なのはレベル２だけな模様。
能力はどうなんだろう？レベル１は皆同じ、レベル２は多様、レベル３も多様。レベル４は…？襲撃編の奴だけでは判らない。声による超音波攻撃や手から出す衝撃波みたいなものは使ってたけど、どちらかというと特殊能力と言うよりは、今までのアクマより各ステータスが高いだけという印象だった。でも今までアクマが結界を使ったことは無かった気がするので、今回の結界はこの個体固有の能力なのかも。

さて、アレンのアクマ感知機能について。
この場合感知できない理由としては、
①アクマに、内蔵された魂が見えないようにする結界が張られている
②アレンから感知能力自体を奪った
③アクマから魂を回収した(＝魂が無くても動かせるようになった)
が考えられますが…
①は、孤児院を覆うこの結界がそうという可能性も。ただ、アレンの左眼を封じるためだけに結界能力を選ぶとも思えない…。教団でいう「結界装置(タリズマン)」みたいなものがあるのだろうか？
②の場合、それが行われたタイミングがわからないので保留。アレンの左眼の力が元々弱ってきてた可能性もあるけど、それだと「われわれがいつまでもおくれを…」の意味がなくなるのでそれはなさそう。今アレンが驚いていることからしても、今までは普通に感知できていたようだし。
③は…。レベル３でも充分グロかった魂が、レベル４でアレンが吐くほど酷いものになっていた。さらに進化していったら、どうなるのか？アクマの進化と同様、魂の劣化にも実は何か意味があるのでは？だとすれば、劣化した魂を回収して何かするということも考えられる。…それが何かはわからないが。

さて、今度のレベル４戦はどうなるのか。
結界に閉じ込められている。
エクソシストは3人。元帥はいない。
教団の科学班員どころか、子どもを含む一般人を護らなければいけない。
ただし、今回はアレンも無傷(額は別として)、神田も戦闘可能。
そして、ティモシーはどうするのか。彼はアレン達と違い、その能力を戦闘の為に使ったことは無い。アクマ…ましてレベル４と対峙したことなど、無い。
でも、彼に適合者の可能性があり、教団に迎え入れようとしている以上、この機会にアクマとの戦闘は見せておくべきだろう。例えそれで、彼の反発の意志がさらに強くなったとしても。

まぁ何にしてもティモシーの額の玉がイノセンスなら、今後アクマに狙われることになるだろーけど……って、アレ？あの怪しいシスターって伯爵側だったんだよね？何で今まで襲われなかったん(強制終了