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花楸樹つづり

漫画の感想、日々の出来事など。
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魔人探偵脳噛ネウロ第196話「泣【なかせる】」

2009-03-12 03:15:36 | 他漫画・小説
今日中にとか言ってて結局日付またぎましたごめんなさい(土下座)
他の感想もまだですorz


出たーー!…というわけで(?)

ネウロ196話感想、ネタバレ注意!





シックスの乗る戦闘機の上に降り立つネウロ。


ネ「出てこい『シックス』 我が輩が待ち望んだのはこの状態だ
  絶対に逃げ場のない高度三千m ここを…貴様の墓場としよう」

シ(まだ…そんな能力を残していたのか!!)



三千mの高さを高速飛行中の戦闘機の上なんて、立ってるだけでも厳しいと思いますが。…なんて突っ込みはネウロとシックスには無意味でしょうね(笑)


―弥子の回想―

魔力電池をすべて消費して魔力を補給するネウロ。
だが、傷はほとんど治らない。
つまりそれは、ネウロが地上での活動を継続させることそのものが困難になったことを意味している。


ネ「だが それでも今 今 奴に止めを刺さなくてはならない」


今シックスに逃げ切られれば打つ手はない。
そして彼が存在するだけで時間と共に人間は減り続け、ネウロの食糧「謎」の源も失われていく。

今、終わらせなければならない。


ネ「我が輩のためによく働いた人間共
  あとは我が輩が… 貴様等の『病気(シック)』を治してやる」


戦闘機を追って飛び立つネウロ。



傷が治らなくても、戦闘用の魔力は一応補給されたんかな?
「地上での活動を継続させることそのものが困難になった」…それは、シックスを倒した後また謎を探して食う日々に戻っても同じなんだろうか?
いや…HAL事件の時みたいに、上質な謎を食えばそのぶん補給される魔力も大きくなるだろうけど…。
でも地上での活動自体が困難ってことは、謎探しも大変なのか。
シックスを倒した後、ネウロはどうするんだろう?
魔界に帰るんだろうか。いや、帰れるならとっくに帰って瘴気補給してるよなぁ…。

…あれ、そういやあかねちゃんの髪飾り(魔力電池)は…。

あ、いつの間にか吾代がトラックの下から脱出してきてる…ってもしかして前回もいたっけ?(←酷いw)前号買ってないから確認できねぇww 


弥(…ネウロ
  ここから先はもう一切私に出来る事は無い
  ネウロにしか届かない領域だ)


X「ゲフッ

弥「X(サイ)!!」


瀕死のXに駆け寄る弥子。
木陰から出てきた吾代に向かって首を横に振る。



サイはやっぱ致命傷っぽいな。

吾代はサイに近づく弥子を心配して出てきたっぽい。いい奴だ…。
相手は瀕死とはいえ、特S級の危険人物だもんな。


X「…ネウロ 最後まで上から目線で見やがって…
  結局…ゲホッ最後まであいつを殺せなかった」

弥「…仕方ないよ
  あいつは化物だもん 私達とは別物だよ」

X「…しかも あんたなんかに自分の正体(なかみ)を気付かされるなんて
  世界中を恐れさせた怪盗“X”も堕ちたもんさ」


体を起こし、近くの岩に寄りかかるX。


弥(…私は何もしていない)


XIをXiに戻すことがネウロに出された課題ではあったが、弥子自身はただ記憶をXIに見せただけ。


弥(それを拾い集めて自分の正体を選んだのは… X自身だから)



弥子とサイも思いっきり別物だと思います。
弥子:胃袋ブラックホール
サイ:変幻自在の改造人間

「怪盗“X”も堕ちたもんさ」のコマのサイの顔が「あーあ」って感じでなんか可愛い(笑)


X「…違うな そもそも怪盗“X”は死んでいたんだ
  あの日あいつに… アイを殺されたあの時に

  言葉無しでもネウロと話せたあんたならわかるだろう
  俺達2人とも お互いが無くてはならない存在だった」


顔を歪め、涙を流すX。


X「ID(すがた)を失くした生物兵器と ID(くに)を失くした工作員は
  足りないID(もの)を補い合って… 2人で1人の犯罪者だったんだから」



わぁー…サイがマジ泣きしてるー…( ̄∀ ̄;)
正直すげぇ不思議な光景(おい

…アイも浮かばれると思うよ。
サイが自分の正体をやっと見つけたし、自分のこと半身認定してくれたし。


弥「X………」

X「…… あれ? 泣かないの? 泣き所なのに」


ズッコケる弥子。


弥(泣かせようとしてたんかい)
 「…ごめん でも… ネウロと約束したんだもん
  もうメソメソ泣かないって」

X「…あっそ ここでもネウロが邪魔すんのか」

弥「…変わってないなあ… そういうイタズラ好きなとこ」



ズベッ≡\__○ノ

そう来たかw


X「……」
 (…悔しいな
  このただのガキに敗けるって事は… ネウロに敗けるって事だ)
 「悔しいから… 何がなんでも泣かせてやるよ」


体を変化させていくX。


X(最後の攻撃だ

  XIの時に観察した…「こいつ」の脳内
  最後に俺が“なる”のは… 正真正銘の… 「こいつ」自身)


変身したXを見て驚く吾代。
弥子もついに涙を流す。


弥「…ずるい ずるいよこんなの …“そのもの”じゃん」



…これは…来ましたか?来ましたね?

てか「このただのガキ」ってサイ、アンタ。確か年はアンタと変わらなかったと思うん(ry




「弥子ちゃん」


Xが取った姿は、笹塚だった。

笹塚が、そこにいた。


「悪かったな 俺のせいでつらい思いさせちまって」


弥子の顔に手を触れ、弥子の涙を指で拭く笹塚(X)。


「でも… 俺自身は何も後悔してないよ」


穏やかに微笑み、語りかける。
それは笹塚の脳を直接読んだXにしか紡げない、もうこの世にはいない笹塚自身の言葉。


「会えて良かった… ありがとう

 弥子ちゃんの食いっぷりとか見てるだけで飽きなかったよ」

弥「うん…」

「俺が入院した時とかおぼえてる?
 あんた結局見舞い品 全部その場で食ってさ」

弥「う゛ん…」


二度と会えないと思っていた笹塚の言葉に、涙が止まらない弥子。


弥「笹塚さん」


笹塚(X)の胸に寄りかかり、号泣する弥子。


X(ざまぁ… 見ろ… 泣かせて… …やったぜ)


怪盗“X”の顔に戻るX。彼はもう限界だった。


X(最後の… 変身… 最後の… …顔…
  …これが… こ れ が… 「俺」だ…)


弥子の肩に手を置いたまま、怪盗“X”として眠りについた。


弥「…………………… …………X…?」



笹塚変身来たーーーーーッヽ(゜∀゜*≡*゜∀゜)ノ ←何か不謹慎。
このままあの笹塚死亡回の記憶読みが無意味に終わるのかと思ってたら最後の最後で…!

笹塚さんは目の前で死んだ。これはサイだって事ぐらい、弥子もわかってるだろう。
でも、サイは相手の脳を読み、“そのもの”になりきることが出来るのだ。
目の前で死んだ本人と同じ声、同じ顔、同じ雰囲気。
そして、笹塚さんの脳を読んだXの語る言葉は、紛れもなく笹塚さんの言葉。(今更嘘なんかつかないだろうし。)
自分に変身したイレブンの言葉を「自分が喋っているのかと思った」と評した弥子なら、尚更それがよくわかるはず。

そりゃあこたえるよなぁ…。(ノ_T)
弥子は、笹塚さんと本城さんの死を目の前で見た。ネウロとの決別の際に心情を吐露してはいたけど、純粋に彼らの死を悲しむ余裕は…たぶん今までなかったはずだ。
笹塚さんの心に気付けなかった後悔もあっただろう。
(本城さんのほうが、自分の推理が引き金になってるぶん余計キツそうだけど)
やっと気持ちを吐き出せたんじゃないかな。

笹塚さんも草場の陰でホッとしてるかな?
死に際の笹塚さんの心が穏やかだったみたいでよかった…。

サイは家族を亡くした人のカウンセリングとかむいてそうだ。
臨終に立ち会ってればその人が喋れなくても家族に言葉を伝えられる。立ち会ってなくても、一度でも会ったことがあれば生前思ってたことを少しでも知ることが出来る。
そういうこと、知りたかった人っているんじゃないかなぁ…。
…ま、普通は考えてること全部読まれるのは嫌だろうけどね。


サイがサイらしく最期を迎えられてよかった。
最期まで気まぐれで皮肉屋。
“ネウロに負けるみたいで癪だから弥子を泣かせようとした”ってのもたぶん本音なんだろうけど、本当は自分の正体を取り戻させてくれた弥子への感謝の意味もあったのだろう。

一応大量殺人犯なんで、もうちょっと惨めな最期でもよかったかなとは思うけどこれはこれでいい。つーかむしろこれがいい。


戦闘機の窓を割り、外に出てきたシックス。


ネ「我が輩は貴様に… ある種の感動をおぼえている」


“悪意”にせよ何にせよ、人間はここまで進化できる。

…だが。


ネ「貴様は間違った進化をしたと言わざるをえない
  たった1人で… 生態系を大きく狂わす
  それは未来を作れない歪な進化だ

  だからここで… 貴様の進化を止めてやる」


戦闘機の上で相対するネウロとシックス。


シ「…ネウロォ……



「未来を作れない歪な進化だ」←なんかかっこいいw

最終決戦、さあどうなるのか。
魔力電池を全部消費したとはいえボロボロのネウロと、余力はありそうとはいえ心臓を(サイに)盗られたシックス。

ネウロ、魔帝兵器大放出期待してますよ(笑)
勝ったとしてどうやって戻ってくるのかとか、戻ってくるだけの力残るのかとか色々気になるけどまあ戻ってこいや。奴隷2匹が待ってるから。

何か盛大に死亡or蒸発フラグ立ってる気がするけどそこはジャンプ的に大丈夫だろうと思っ…いやどうだろう(あ;

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