D.Gray-man 第168夜「ワカレミチ」

人気投票結果発表まだだったー（￣∀￣；）
発表の時はきっとカラーだろうから、楽しみにしてたんだけどな(笑)

さて、今回は超衝撃展開です。
全国で何人のファンが絶叫しただろう…

以下、168夜感想です。





※ネタバレ注意！！


『まて…』


傍聴機から聞こえる声。


アレン「ま、て、よ。僕が大事な人を殺すって、どういう意味ですかッ！！！」


部屋を出ようとするクロスに食って掛かるアレンだったが、「14番目(じぶん)」にきけ、とかわされてしまう。


クロス「この戦争にゃ裏がある。今度は途中で死ぬんじゃねェぞ」


時間だ、と“鴉”に退室を急かされるクロス。
アレンも面会の終了を告げられる。


アレン「物騒な捨て台詞残していくなーーー！！！　ッのぉ、まってって…、言ってんでしょバカ師ーーッ！！」


振り返りもしないクロスめがけ、ティムキャンピーを思いきりぶつけるアレン。


鴉「ご退室を！元帥」
クロス「ん？ナニ？よく聞こえない」


頭に直撃しキレるクロス。必死で抑える“鴉”。



前回の感動の抱擁はどこへ(笑)

「今度は」ってのはやっぱ14番目の話ですかね。
アレンの中の14番目、今この言葉聞いてるのかな…。

構える姿はくわえてるように見える(どっちとも取れる)けど、ティムがすっ飛んでくコマは頭突きされたように見える。どっちだ？ｗ
投げられたティムかわいそうとか思いつつ、キレる師弟が“らしくて”笑ったｗ

（追記：単行本で改めて確認。やっぱ頭突きっぽい？）



アレン「こ…っ、教団(ここ)に入団した日」


“術で体がとっても重いアレンさん”は息を切らしながら話し始める。


アレン「何があっても立ち止まらない、命が尽きるまで歩き続けるって、マナに誓った。誓ったのは僕だ！」


―そうだ。僕は誓った。

自分が「14番目」の“記憶”にどこまで操られてたのかなんて分からない。マナのことも、正直どう受け止めたらいいのか迷ってる。


アレン「でも僕は、今でもマナが大好きだ。このキモチだけは絶対…ッ、本物の僕の心だと思うから」


クロスを真っ直ぐ見て、はっきりと宣言するアレン。


アレン「だから僕は、僕の意志でマナへの誓いを果たす。そう今決めた！『14番目』なんか知るもんかッ！！それだけは絶ッッ対譲りませんから！！！」



よく言ったこの野郎。お母さんは嬉しい(つД｀)　(誰がお母さんだ。

前回の感想で「アレンが立ち直るのが誰かのおかげとかじゃなくて自力だったら切ない」とか言ったけど、やっぱこれは嬉しい。えらいぞアレン。強がりだとしてもかっこいい。

前回のラストが全然大丈夫そうに見えなかったのは、暴れて啖呵きって消耗してたからなんだな(笑)
まぁ実際ショックもあったろうし、これからどうしよう的な思いもあったんだろうけど。



『師匠の馬鹿ーーッッ』カチッ

ルベリエ「と、いうワケです室長。貴方にとっては残念な結果でしたかな？」
コムイ「………。『14番目』の目的は我々と同じ伯爵です、敵とはいえません」
ルベリエ「それは『14番目』がなぜ伯爵を殺したいかによりますでしょう」


標的が同じというだけでは、敵ではないという話にはならない。自分達に牙を向けない保証はどこにもない。

反論できないコムイ。


ラビ（コムイ…。庇いようがねェなこれは…。中央庁は完全にアレンを危険とみなした）



ラビが戻ってきてるってことは、録音してたヤツを再生してたのか？でも前回を見る限りリアルタイムでも聞いてたみたいなのに、2回目聞いて「と　いうワケです室長」って…。あぁ、そうか。傍聴し終わったコムイが「…」ってなってたからルベリエがダメ押ししたのかも。「ホラ、何度聞いても同じですよ。納得しました？」みたいな。


ルベリエ、全くもって正論。
コムイも、「目的は同じ」じゃ擁護にはならないことはわかってたんだろうけどね…。

アレン自身が根っからのエクソシストでも、「14番目」という(教団にとっては未知の)ノアに乗っ取られるかも知れない以上、中央としても教団としても放置はできない。

立場上、ここまでくるとさすがにコムイも庇いきれない。
こりゃキツイなー。



ラビ「なぁじじい、元帥が最後に言った『この戦争の裏』ってなんのことだろうな…？」


ブックマンに小声で話しかけるラビ。
だが、返事がない。


ラビ「？　じじい？」


ブックマンは押し黙り、その顔には珍しく緊張の色が浮かんでいた。


ブックマン「戻るぞラビ」
ラビ「えっ」

ブックマン「『裏(そのこと)』はワシが許すまで頭の隅にしまえ。二度と口にするな。いいな？」



裏って何ですかー(・∀・)ワクワク
てか元々「表で語られない裏歴史を記録する」のが仕事なのに、そこで緊張してていいのか？(笑)

ラビが結構冷静だ…。
今回はやっぱりブックマンJr.モードか。

裏か…やっぱ上層部が伯爵側とつるんでたりするんかな。
それか、伯爵がこちらを敵視する理由が“どう考えてもイノセンス側が悪い”ような内容だったりするんだろうか。信じるべき存在として掲げてきた神が実は過去に…なんてことになったら、宗教指導者としてはキツイわな。
宗教って結構人間の深い部分に根ざしてたりするし、だからこそ宗教団体も成り立つわけで、その根幹を揺るがすような事実を知るのはブックマン一族でもやはり危険…てことか。(ダ○○○チ・○ードが物議を醸してたのもその類の理由だよな)

ところで、「戻るぞ」って旧本部にか？



ルベリエ「この件は明日、教団幹部とエクソシストらの前で当人らを交え公にさせて頂きます」
コムイ「明日…ッ！？」
ルベリエ「アレン・ウォーカーの処置についても、その時に発表いたしますので」
コムイ「…それは、教皇のご決断ですか？」
ルベリエ「おやすみなさい」パタン


ルベリエも退出した。



（゜□゜）
引越し早々重大発表。

教団幹部ってことは、バクやレニー、ルイージもまた来るのか。そういやオセアニアの新支部長はもう決まったんだろうか？
彼らやエクソシスト達はどんな反応するんだろう。
特にチャオジーとかチャオジーとかチャオジーとか。
アレン、居心地悪くなりそうだな…。

ヴァチカンで保護されてる老人ってまだ出てこないのかな。14番目のこと発表するんだったら、証人として連れて来てもよさそうだけど…。あ、でも相当弱ってるっぽかったから、あそこから動かせないかも。

つーか処置って何する気だ？拘置か？それとも異端審問か？
アレンがいなかったら、卵も方舟も手に入らなかったんだぞ！襲撃編でレベル４倒す前にリナリーもアンタもやられてたかも知れないんだぞー！！(「それはそれ」byルベリエ)(いや、卵奪わなかったら襲撃編もなかったわけだがｗ)

「…それは、教皇のご決断ですか？」
方舟を使うこと宣言した時も「我らの教皇と大元帥のお考えです」とか言ってたっけな、ルベリエが。皮肉で言ったのか？コムイ…。



窓際に並ぶ4人の“鴉”。


ルベリエ「面会中の見張りご苦労でした」
鴉「「「「は」」」」


その中の一人が、面会の途中クロスがゴーレム(ティム)に何か仕込む仕草があった、と報告する。


鴉「如何いたしますか？」
ルベリエ「ふん。引き続き彼らの調査はキミに任せます、『ハワード・リンク監査官』」
鴉「は」



…煙草食わしたとこ？？違うか。何仕込んだんだ師匠…。
前々回冒頭の「最初からお前にやるつもりだった」は直接吹き込んだんだろうから違うと思うけど。

てかやっぱリンクは鴉だったのね。



一方、新しい自室の窓際に腰掛け、独りワインを飲むクロス。


クロス「生意気な面になった」


微笑を浮かべる。


クロス「教団(ここ)にきて、そう悪いことばかりでもなかったようだな…」


その時、ノックの音が聞こえる。
扉に警戒の視線を向け、外していた“断罪者”を拾い上げるクロス。


―ガチャッ



微笑んでる…クロスが微笑んでる…それも、黒い笑いじゃない…。
弟子の成長を喜ぶ師匠、って感じがしてイイけど、クロスだとすっごい不思議感が否めない(笑)

で、何ですかこの
「ピザお届けにあがりましたー(▼∀▼キ)」
「あれ、おかしいな頼んでないのに…はーい(　・д・)」
みたいな暗殺フラグ。



目を覚ましたアレン。
図書室のソファーで、リナリーとジョニーと3人でそのまま寝ていたらしい。


アレン「朝か…」


外は相変わらず雨が降り続いている。



16歳の少女の膝枕で寝てる25歳…。
そろそろ起きろ、ジョニー(笑)



窓に飛び散った血。力なくだらりと垂れた腕。床に飛び散った血と、落ちている銃型のイノセンス“断罪者”…。

カーテンの破れた部屋の窓際に、エクソシスト最強と思われた赤毛の男が、血まみれで倒れ掛かっていた…。



（゜□゜）師匠！！！？

いや、前々回から死亡or離別フラグはずっと立ってたけど。
でも、そんなあっさり…。
さっきのノックだってちゃんと警戒して、イノセンス手に持って…。

ちょっと待て！死ぬな！まだ早い！！
このタイミングでアンタまで死んだら、アレン泣くよ！！？

さてクロスは
①本当に死んだ
②まだ生きてるけど瀕死
③死を偽装してる

あのクロスが簡単に死ぬとは思えないので③と考えたいところだが、こういう場合、死を偽装するときは少し前から死亡フラグとは微妙に違うはっきりとした(ミスリード風味の)「殺されるかもしれない」描写がありそうな気がする。狙われてるとか、死刑宣告があるとか。だから、偽装はなさそうな気がするんだよな…
②もない気がする。だって最後のショットとか、どう見ても即死してそうな感じが…orz(いやまぁそれを言ったらクロウリーとかジョニーとか、死んでなきゃおかしいぐらいのが生きてたりする訳だが)

やっぱ本当に死んだんかな…クロス…。

………アレン…。


さて、サスペンスチックな今回ですが犯人は誰だ！！
①鴉
②鴉(リンク)
③とりあえず中央の誰か
④ブックマン師弟のどっちか
⑤教団の仲間の誰か
⑥自殺
⑦アレン(の中の14番目)
⑧ノア・アクマ等

まず、②はないな。ルベリエは「『ハワード・リンク監査官』として今まで通り監視を続けろ」って言ったんだし、暗に暗殺を指示したという訳でもないだろう。リンク個人も、ティムに何を仕込んだかを聞きに行くならまだしも、暗殺まではしないだろうし。
①と③は怪しい。これが本命かな？14番目の記憶を持ってるのはアレンなので、普通はアレンのほうを危険視しそうだけど、話を聞いててクロスが知ってること(戦争の裏とか)に危機感を覚えたとしたら、中央の誰かがやってもおかしくない。(てか“戦争の裏”はブックマンでさえ緊張するようなレベルの話なのに、あんな監視されてる場で「知ってる」ことを匂わせちゃマズイよなぁ…？わざと？)
ただ、さっきも書いたけどたぶんルベリエは関係ないと思われる。リンクへの指示内容もそうだけど、「～の前で当人らを交え公にさせて頂きます」と言っている以上、クロスもその場に呼ぶつもりだったはずだから。(コムイの前だからそう言ったという可能性もなくはないが)
④はないわな。新本部にいた以上、容疑者の内に入るには違いないが、記録者という立場上それはないはず。
⑤だったら嫌だな。リナリー、ジョニーは寝てたから違うだろうけど、コムイとかだったら…まぁでもコムイはさすがにそんなことせんと思うけど。引越し準備でコムイ達に同行してた団員とか…は違うか。ほとんど出てないし。方舟のゲートは開通してるから、旧本部から来ることもできるな…。
直前にあんな怪しい訪問の描写があったので、⑥はないだろう。まぁ、最強のエクソシスト(たぶん)がそう簡単にやられるとも思えないけど…。
⑦もない…かな。14番目がクロスに殺意を持ってたなら、今までにとっくにやっちゃってただろうし。それに、話が終わった後アレンは鴉に引き離されただろうから、リナリー達のところに来る前にクロスの所に行ったとは考えにくい。
⑧は絶対ないな。引越しすら終わらないうちに場所がバレるってことはないだろうし(スパイがいたら別だけど)、それにノアなら“断罪者”を破壊するだろうし、アクマでも持ち去るぐらいはするはず。

やっぱ①か③かな～。

凶器は銃だろうか？窓への血の散り具合からして、銃殺っぽい感じなんだけど…。(ガラスが割れてないのは、ちょうど枠組みの部分に当たったからってことでｗ)　銃…射的…リーb…いやいやいやｗ(汗)


ところで、マリアってクロスに呼び出されないときはどこにいるんだろう？異空間とかだったら、術者のクロスが死んだら永久に異空間だよな…うわ、そうなったら気の毒過ぎる(汗)　実は旧本部の敷地内とかだったらいいな…

そういやマリアの死因って何だろう。戦死か、寿命か。「寄生型は寿命が短い」の実例だったりするかも。


にしてもアレン…orz

あ、そういやアレンのペンタクルがまた薄くなってたような…。
やっぱこれは何かの暗示？マナの呪いが弱まってるんかな…

クロスの死を知ったとき、どんな反応するんだろう。
やっぱ最初は信じられないだろうな。
で、遺体見て「…！(゜＿゜)」ってなって、最初は実感なくて、(つーかむしろ「デカイ謎ばっか残して死にやがってふざけんな馬鹿師匠」ぐらいかも)
で、あとでティムの録音聞きながら(ＴДＴ)滂沱
…かな。

まだ聞きたいことあっただろうにな…。

クロス自身もまだ言ってないこととか言っておきたかったこととか、いっぱいあるだろうに…。


とりあえず(ー人ー)合掌　（いやまだ死亡確定してないから。