新橋演舞場で、６月７月と、二ヶ月にわたり、開催されていた、市川猿翁、猿之助、
中車、そして團子の襲名披露興行も７月２９日で、千穐楽を迎えました。
連日の大入りで、大成功だったようですね。 後援会（中車と團子の会）によると、
今回初御目見得だった、市川中車さん、團子さん親子もこの長丁場、元気に務めら
れた由、 何よりのことです。
今後、襲名披露興行は、来年１月の大阪松竹座を皮切りに、名古屋、博多、そして、
１２月の京都南座まで、続くそうです。
今日（7月27日）から、一泊二日で人間ドックです。
毎年恒例の事業です。 朝、８時過ぎに受付が始まり、採尿、採血、身長体重の測定と続き、
その他検査、診察が続く中、何回やっても慣れないのが胃カメラです。
毎年「今年こそ楽に終えたい」と思ってはいても、カメラの先端がのどを通過するときには、
決まって「ゲェーゲェー」と嘔吐反射が起きてしまいます。そのとき、決まって背後から看護
師さんが「肩の力を抜いてください」とか「そんなことをしてものどの違和感は取れませんよー」
とか、「ゆっくり深呼吸しましょう」とか言っています。
その背後の声に「そんなこと解ってるよー」とか「解ってても出来ないんだぁ」とか「黙っててくれぇ」
など思っていても、口が塞がれていてはどうにもなりません。
そして、検査が終わり、カメラが自分の口から外に出て、担当医から「特に問題はありません」と
言われたときの安心感で、先ほどの背後の声に対する怒りや反発心はどこかに飛んで行ってし
まいます。
「やれやれ、これでまた一年元気で暮らせそうかな」
検査はまだまだ続きます。
昨夜（７月２５日）歌謡コンサートに島津亜矢さんが出ていました。
「一本釣り」を歌われました。やはり、聴き応えが有りますねぇ。素晴ら
しいですね。 そして、風格すら感じますね。 彼女には特筆すべきヒ
ット曲は有りませんが、コンサートツアー・劇場公演と充実した歌手活
動をされています。これは、彼女の腕一本・のど一つで獲得したものだ
と思います。勿論周りのスタッフの支えあってこそでは有りますが・・・・・、
一般にCDの売り上げに一喜一憂し、歌唱する歌の路線の変更も怖く
て出来なかったり、衣装に凝りだし、それが目玉になってみたりと、色々です。
島津亜矢さんのように、自分の芸一本で勝負が出来るのは,多くの歌手にとっ
て理想の極致なのではないでしょうか。
「七月大歌舞伎」観てきました。
やはり、生の舞台は良いですねぇー。感激しました。
22日は夜の部を観て、23日は昼の部を観ましたが、
いずれも大入り満員でした。先ず、夜の部の襲名披露
口上ですが、六月とは違い（といっても六月は観ており
ませんが）コンパクトなものになっていましたね。襲名さ
れる猿之助さん、中車さん、團子ちゃん、そして、市川宗
家の團十郎さん、海老蔵さんの５名の方がお出になって
いました。ユーモアを交えての口上、和やかな雰囲気で、
良かったです、そして、團子ちゃんが大受けで、「宜しく
お願い申し上げますぅ～」のフレーズが、なかなか面白か
ったです。猿翁さんはお出になられませんでした。「将軍
江戸を去る」は、新作でも有り、歌舞伎っぽくなく、普通の
お芝居という感じで、中車さんにはピッタリという感じ・・・。
一方「黒塚」は、囃子方も舞台におり、舞踊といった感じ？
・・・・・？ 締めは、夜の部のお目当て「楼門五三桐」で
は海老蔵さんと猿翁さんの共演、感動しました。
翌２３日昼の部は「ヤマトタケル」です。これは文句なく
面白い。楽しめました。また観たいという感じでした。
今日、いよいよ新橋演舞場に行きます。
楽しみです。今日は夜の部を観ます。そして明日は昼の部を観ます。
これまで、落語の襲名披露公演は何度か観ましたが、歌舞伎では初めてです。
ワクワクです。
