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少ない休日の小さな楽しみ

休日は少ないけど、それなりに楽しみたいね。

発色剤としての希釈塩の作成

2007年03月04日 10時36分58秒 | 燻製「ベーコン作り」
ここのところハム類をたくさん作って希釈塩が残り少なく
なってきた。前回は50gしか作らなかったので、今日追加して
作った。

効能として、亜硝酸ナトリウムはボツリヌス菌などに殺菌効果をもたらし
食中毒を防止する。硝酸カリウムはそれの補助剤である。
なお、血液中のミオグロビンを固定し、鮮やかな赤色を発色させる。
またハム独特の香味をつける。

製法は下記のとおりである。

<希釈塩 100g> 分量 
硝酸カリウム(硝石) 8g
亜硝酸ナトリウム   4g  <-- 劇薬です。分量に気をつけて
ドイツ岩塩     88g

この分量でハム・ベーコン20kgを作ることが出来る。
豚肉1kgに希釈塩を5g入れる計算だ。
くれぐれもよく勉強して分量を間違えないように。
また、追試をされるかたは、自己責任で。
当方では責任を取りかねます。




まず、亜硝酸ナトリウムを計量し、清潔なすり鉢に入れる。
続いて硝酸カリウムを計量し、すり鉢へ。


少量の水(数滴)を加え、よく擂りつぶす。
ここで水を加えるのは発火・爆発を防ぐためだ。
なぜなら、硝酸カリウムは火薬の原料ともなる強力な酸化剤でもある。
万が一有機物がはいってしまった硝酸カリウムを擂りつぶすと
爆発の危険性がある。それを防止するためだ。


岩塩を少しずつ加えていき、細かく擂りながら、


しっかり混ぜ合わせる。ムラがあってはならない。
とにかく、細かく、しっかりと30分ほど擂る。

擂りつぶす作業が終了したら、皿に拡げ乾燥する。


乾燥終了後はアルミ袋などの遮光性の袋に入れ
冷暗所で保管する。

この配合は「北の大地のくんせい工房」さんのページを
参考にさせていただきました。


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