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まちびと来たる

まちづくりを楽しむ人、まちづくりで汗をかく人、まちづくり研究者、を対象としたまちづくり情報・交流のためのブログ。

初出勤

2008-01-10 01:16:00 | 実践まちづくり

今日から本格的に仕事モードとなりました。初出勤にふさわしい岸和田市役所に近接する「五風荘」という日本画家の別荘(市が買い上げる)で会議がありました。部屋からの日本庭園は格別なものでした。五風荘へ行く途中に、障がい者のための作業所が、自由軒と提携してカレー屋さんになったという「カレー屋」で、甘口ビーフカレーをオーダーし昼食としました。


 五風荘に向かう路地は、岸和田らしい景観を見せてくれます。また、市役所周辺は、五風荘に隣接するモダンな校舎の岸和田高校と、昭和20年代に再現された岸和田城とのモダンとクラッシックの混在する様子が岸和田のまちを象徴しているかのようで、大変面白いエリアです。しゃれたレストランやこだわりのお店も点在しており、文化度の高さが感じられます。

誇り

2008-01-08 13:18:54 | 実践まちづくり
私の旦那は、数十年にわたって江坂の設計事務所で図面をひいています。昨今の不況で、ボーナスがない場合もあり、家計は大変。その分、私がフル回転して家計を賄っています。最初は、「なんで、妻の私が子育てに、仕事に、苦労しなければならないの」と愚痴をこぼしていました。旦那は、収入が減っても設計という職を変えようとはせず、黙々と図面に向かって仕事をしている。多分、彼にとっては、私が稼ぐことは一向にかまわない。私の収入が自分より増えることに対して特にプライドを傷付けられたとかそんなことは考えていない。図面をかくこと、モノをつくるということその職業に「誇り」を持っているからだと。それをわかってあげられなかった自分が悪かったのではないかと思うようになりました。最近、ある市でまちづくり構想の市民会議の運営のお手伝いをしましたが、この「誇り」がいたるところに市民意見として出てきました。そのとき、私は自分に問いかけました。「誇り」を持って住んでいますか?あるものを犠牲にしてまで守っていかなければならない「こだわり」をもって、その地域に住んでいますか?

対等の原則

2008-01-07 17:10:47 | 実践まちづくり
自治基本条例で協働の指針づくりをお手伝いすることがあるのですが、市民と行政の協働を進めていくなかで、基本原則の「対等の原則」が、実感として一番わかりにくいなあと感じています。「お互いが上下関係ではなく、横の関係を保つこと…」「お互いが持つ力を充分に活かし、相乗効果を発揮すること…」など様々な議論があるかと思います。辞書を調べてみると、対等は、「二つの物事の間に上下・優劣のない・こと(さま)。同等。」とあります。理念的にはよくわかるのですが、実際のまちづくりの現場で、行政と市民の対等な関係づくりというと何を示しているのかよくわからない。例えば、対等の関係を築くためには、まず、相手のことを良く知り、理解するように努め、お互いの存在を認め合うことが大切だとあります。でも、相手のことを知っているようで知らなかったり、認め合っているようで認めていなかったり…。限られた時間の中で、相手をより深く知ることの難しさもあります。

私の立場って何?

2007-12-30 11:48:06 | 実践まちづくり
まちづくり活動をしていて思うのですが、今私は、どの立場でこんなこと発言しているのだろうか?どの立場で行動しているのだろうかと問い直すことがよくあります。私がT市のまちづくり支援課嘱託職員として、支援業務をしているとときに、上司が口をすっぱくして、地域のまちづくり活動をしている人々に「それはどうゆう立場で発言・行動しているのか」を問いかけていたことを今でも時々思い出すことがあります。地域活動をしている人は、いろんな所属団体の立場をお持ちなので、なおさらのことだと思います。私は、まだ、地域活動では新人のほうですが、それでも、自分の所属する団体としての発言か、あるいは個人的な発言かを考えることがあります。まちづくりでは、肩書きをはずしてフランクに話し合う場面と、肩書きを背負って話し合う場面が交錯していて、頭がこんがらがってきますが、話す前、行動する前に、自問自答することは大切なことではないかと思います。