emitanの心にうつりゆくもの

日常のこと、テレビドラマのことなどを中心に・・・

PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~ 第6話

2012-11-26 23:39:27 | 2012秋ドラマ
第6話 「貧乏社長、誕生!」

金田一二三男(木村拓哉)の住むアパートに、二三男の彼女・広瀬瑤子(蓮佛美沙子)の父・遼一(草刈正雄)が訪ねてくる。
瑤子との仲が最近上手くいっていないことで遼一が訪ねてきたのかと二三男たちは勘違いするが、遼一の経営する広瀬ファンドが出資している外食チェーンの社長がホットドッグ事業を大々的に展開したいため、1,000万円で屋台ごとホットドッグの権利を買い取りたいというものだった。
ホットドッグの生みの親・藤沢健(升毅)にも1,000万円支払うということで藤沢の許可も得たため、二三男は権利を売ることに。
手に入れた1,000万円について、模合謙吾(中井貴一)と二階堂彩矢(香里奈)はどう配分するかと話し合うが、二三男はそのお金で魔法瓶を作りたいと言い残して出掛けて行く。
「ミラクル魔法瓶」社では、社長・大屋敷統一郎(藤木直人)が社名を「ミラクルエレクトロニクス」と変えて、魔法瓶事業から完全撤退するという記者発表を行っていた。
会社のエントランスに飾ってある創業時の魔法瓶を見に来た二三男は、通りかかった統一郎に「(先代が最初に手掛けたのは)何で魔法瓶だったのかなぁ」と尋ねると、統一郎は「聞いたことはありませんが、聞かなくても分かりますよ。父は企業当時、魔法瓶にマーケットの可能性を見た。つまり、売れるという確信の元、事業を始めたのでしょう」と話す。
二三男は統一郎に、魔法瓶を作っていた会社を1か月500万円で借りる約束を取り付け、ミラクル製作所の所長・辻(志賀廣太郎)に残りの500万円で魔法瓶を作らないかと持ちかける。
辻は「どうせ退職する身だからな。1か月くらい思い出づくりに付き合ってやるよ。」と言って承諾し、二三男は作るからには「究極の魔法瓶を作りたい」として、2日経っても保温力が落ちない辻が開発中の魔法瓶を作って売ろうと提案する。
しかし、コストがあまりにもかかり過ぎるとしり込みをする辻を見て、模合は「最初から不可能なことはこの世にはないんですよ。おそらく魔法瓶を作れるのも、泣いても笑ってもこれが最後です。どうです?成功を信じてやってみませんか」と後押しし、辻も首を縦に振る。
彩矢は、最初から会社形態にする方が税金等でいろいろメリットがあることから、会社名は「ハピネス魔法瓶」にして、会社設立に必要な手続きを進めていく。
二三男は、遼一から1,000万円の小切手を受け取った際に「(魔法瓶ではなく)どうしてもっと売れ筋の商品を作ろうとしなかったんだい?」と尋ねられるが、「だって作ってみたくないですか?究極の魔法瓶ですよ」と答える。
ミラクル社の先代社長・巌(中村敦夫)もかつて同じようなことを話していたと言う遼一に二三男は、なぜ巌が魔法瓶を作ろうとしたのかを尋ねると、子供の頃の戦後間もない時期に魔法瓶で「どんな時にも温かいものを飲める」と感動したことを大人になっても忘れなかったため、「そんな素晴らしい魔法瓶を、自分の手でお客様に届けたい」という思いから作ったようだと話す。
別な日、遼一は統一郎と融資についての話を交わした際に、「先代はよくこう言っていた。金なんかいくら持っていたって、あの世までは持って行けない。彼は決して頭の悪い人間ではないが、損得だけで行動する人間でもなかった。」と話す。
二三男は、1か月で究極の魔法瓶を製造し販売するべく開発に開発を重ね、ついに究極の魔法瓶は完成。
しかしコストがかかり過ぎて、販売価格を6万円で設定しないと赤字となる計算に。
あちこちの電機店で置いてもらえるように営業に回るが、置いてもらえる店が見つからず、二三男はかつてサラリーマン時代にお世話になったエディ電機に頼んで置いてもらうことに。
だが、商品は1個も売れず、エディ電機からは大口取引先であるミラクルエレクトロニクスの榎本小太郎(藤ヶ谷太輔)から圧力の電話が掛かったためもう商品は置けないと言われてしまう。
二三男は、榎本にエディ電機にもう一度電話を掛けて魔法瓶を置いてくれるよう言ってほしいと頼むが、榎本は「僕は金田一さんのようには生きられません。好きなことを頑張るって良いことだと思いますけど、やっぱり理想に過ぎないと思います」と言って断る。
その頃エディ電機では、撤去直前の魔法瓶を有名経済誌の記者・能見実(香川照之)が手に取り・・・


というような話でした。

今日は少々辛口かも、です。悪しからず・・・

兄も兄なら、弟も弟だな
なぜ魔法瓶なんだと聞かれて、「だって作ってみたくないですか?究極の魔法瓶ですよ」っていうセリフは、マジで「あるわけねぇだろ、んなもん!」って思ってしまいました。
サラリーマン時代に魔法瓶を営業で売っている時に、とても思い入れが合った商品が魔法瓶だったというなら分かるのですけど・・・。
まぁ、根っこにはそういうのがあると思うのですが、その思いが伝わるようなセリフにしてほしかったなぁ、と。
本作はかなり大きな夢物語で、コメディーということなので多少の粗い設定の数々は目をつぶってきたのですが、どうも二三男の行き当たりばったり&思い付きで動いている様子が真面目に考えていると気になってしまい・・・
これまでは「これも二三男の人柄だからかな」と自分を納得させて観ていたけど、今回は目をつぶれませんでした

でも、そんな思い付きと勢いで作った6万円の魔法瓶が、これから雑誌記者の手によりどのように売れていくのかは、とても興味があります(←少し嫌味が入っています)。

統一郎は、ただの嫉妬男だと思っていたのですが、ミラクル社についての新聞記事を一時停止して読んでみたら、
会社更生法が適用されたとあり、どうやら本当に会社は存続の危機にあったようで、それでリストラや不採算路線からの撤退をしていたというようなことが書いてありました。
となると、いちおう会社存続のために頑張っているってことなのかなぁ、と。
まぁ、二三男や彩矢、模合を解雇したのは嫉妬でしょうけどね
財前修(イッセー尾形)が、あれこれ影で働いているのは、どういう感情からなのでしょう??

来週は15分拡大。なんで?(笑)
月9で、第7話で拡大って珍しいですよね。
予告編に統一郎の姿が無くて非常に残念でしたが(スミマセン、統一郎の「中の人」のファンなので)、HPの予告あらすじには載っているので、来週どんな話になるのか「楽しみに」見守りたいと思います



今日は、あまり萌えポイントはなかったかなぁ・・・(ゴメンナサイ
昨日の西行様で老けメイクをバッチリ観たので、それとのギャップに凄いなぁ~とは思いました
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4 コメント

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あるわけねぇだろ、んなもん! (まこ)
2012-11-27 13:42:53
視聴者の感想を代弁するかのような言葉を
はなからタイトルにぶっこんでるって事を
改めて実感(笑)。

確かに二三男は魅力ある人間なんだろうけど、
もしもあたしが、彩矢だったりしたら、一千万の取り分を
きっちり頂いた後は、幸福荘を出てまともなアパート借りて
職探しすると思われ・・・

たいていの人は、二三男の後輩の榎本や統一郎みたく
無難で常識的な発想で動いてる。
だから彼らの思考に納得する反面、二三男みたいに
生きられれば・・・と憧れもし~の、嫉妬も抱き~のと
複雑な感情を抱いてしまうんでしょうねぇ

萌えポイントはなかったし、嫌な役柄ではありつつも、
一人孤独に戦ってる統一郎に萌え~~~←ただし、フジッキーさま以外が
演じてたら、ボロクソ言ってたかも~
返信する
>まこさんへ (emi)
2012-11-27 16:06:46
まこさん、コメントありがとうございます!

サブタイトル「あるわけねぇだろ、んなもん!」
・・・最初聞いた時は「何でそんなの付けたの?」と思っていたのですが、最近は案外私の中でしっくりきています。
けっこう日常的に(ブログの文中でも)使い始めているかも!?(制作者側の術中に嵌っている 笑)

>彼らの思考に納得する反面、二三男みたいに生きられれば・・・と憧れもし~の、嫉妬も抱き~のと複雑な感情を抱いてしまうんでしょうねぇ

その通りかもしれません。
嫉妬で家を爆破するというのは納得できませんけど(←当たり前! 笑)

統一郎は孤独ですよね
草刈さん演じる広瀬も、弟(二三男)側についているような・・・「社長の器ではない」というセリフはまだ言われてはいませんが。
香川さんまで出てきて!(やっぱり弟側でしょう)
色んな名俳優を敵に回して孤独を深めて、父親の酷い言葉と戦っているフジッキー様に、私も萌えながら応援しておりまする!
(フジッキー様以外だったら、こんな社長のことなんて「酷いヤツ」としか思わなかったかも!ですね
返信する
なるほど~ (ルル)
2012-11-28 12:15:59
>二三男の行き当たりばったり&思い付きで動いている様子が真面目に考えている

なるほど~。
一千万も相談もせず
主役の特権みたいなカタチで
進めてしまい
けど、ドラマだから成功する(笑)
それでいいやで観てたけど
青春軒の暖簾はいいのか?とか
気になってはいたんですよね
確かに強引さはあって
それがタイトルに←気付いてなかった自分

ただ、統一郎のやり方は
今の経営者としては違うような。。
技術は捨てちゃいけないらしいですよ。
返信する
>ルルさんへ (emi)
2012-11-28 16:24:24
ルルさん、コメントありがとうございます!

>一千万も相談もせず主役の特権みたいなカタチで進めてしまい
>けど、ドラマだから成功する(笑)
>それでいいやで観てたけど

そうそう、「それでいいや」って思っている方には面白いドラマだと思うのですが、私はたまに許せなくなります(笑)
サブタイトルの「あるわけねぇだろ、んなもん!」と思って笑い飛ばしながら、「でもドキドキワクワクするね」と思ってもらいたい、というのがこのドラマの意図なのかな、と思います。
視聴率は良いので、たぶんそう思っている方は多いのでしょうね。
私は微妙ですけど(^_^;)
もう少しコメディーとしてぶっ飛ぶか、もう少しリアリティを持たせるか・・・私には少し中途半端にみえてしまっています。

まぁ、フジッキーが敵役なので、「敵役の気持ちも理解してあげたい」とつい思ってしまっているからかもしれません。
敵役の方を考えながら観ると、けっこうこのドラマのストーリーの粗が見えてきます。
でも、冷たいフジッキーでも全然構わなくて、話全体が面白ければ良いなぁ!と願っています(笑)
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