emitanの心にうつりゆくもの

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BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係 第8話

2014-05-30 13:28:52 | 2014春ドラマ
第8話 「決断~石川は誰に撃たれた?真犯人と全ての真相」

※あらすじを書きながら、場面場面で感想を書いていきます。

組織犯罪対策部に所属する荒木秀夫(飯田基祐)が、至近距離から眉間を拳銃で撃たれて死亡。
その現場へ向かう車の中で、石川安吾(小栗旬)は自分が銃で撃たれた時の夢を見て慌てて起き、立花雄馬(青木崇高)から「頭の中に弾が入っているうちは、その夢から逃れられないんじゃないのか?多分、お前が思ってるより人生は長いぞ。弾を取り出すなら早い方がいいんじゃないか?」と言われる。
荒木の撃たれた方は石川が撃たれた時と似ているが、撃ち抜かれた弾は近所の壁に埋まっていて潰れており、線条痕は取れそうになかった。
石川が銃で撃たれた事件の直前に銃で撃たれて殺された植田元巡査部長は、荒木と同じ警視庁組織犯罪対策部5課に所属していたことがあり、石川はこれらの事件は関連しているのではないかと考えるが、何も証拠がなく、唯一の証拠は石川の頭に残された弾丸のみだった。
特別検視官・比嘉ミカ(波瑠)は、石川の様子がおかしいのを心配して「痛かったら子供の時みたいに泣いていいんだよ。ただひたすら我慢して痛みに慣れてしまうと、本当に大切なところが痛み始めても気づけなくなるから」と声を掛けるが、石川は「泣いたって消えない痛みもあるよ。こっちが望んでいなくても、他人の痛みが次々に襲いかかってくることだってある。そんな時はどうすればいい?」と尋ねる。
比嘉がさらに詳しく話してほしいと言うと、石川は「忘れてくれ」とはぐらかすため、比嘉は「気を付けて。痛みに支配されないで」と声を掛ける。
 ↓
立花も比嘉も、石川の最近の様子がおかしいのを心配しているのが微笑ましいです。
石川も、比嘉になら話しても良かったんじゃ・・・(←毎回言ってる私
(立花なら、信じないでバカにするだろうけどw)
でも、死者が見えるという特殊能力は、やっぱり言いづらいか・・・


荒木の元妻は、荒木が10年ほど前からお金の使い方が荒くなり、最近は養育費の振り込みも滞っていたと話す。
石川は班長・市倉卓司(遠藤憲一)に、荒木が10年前に関わった事件を調べたいと申し出るが、市倉は「それは他の連中がやってる。(荒木の)立ち寄り先を回ってくれ」と言って認めない。
石川の前には何度も死者が現れるが、いずれも周りに人がいる時で、石川は話しかけることが出来ない。
石川は情報屋・赤井(古田新太)から、10年前に組織犯罪対策部5課が麻薬密売組織の一斉取り締まりを行い、ある班がガサ入れした事務所で組織の幹部が逃亡に失敗して転落死をしたが、その時に事務所から1~2億の金が消えたという噂が裏の世界で流れていたことを聞く。
赤井は「幹部が死んで、現場が混乱した。たまたま大金を見つけた連中に間がさした。そして混乱に乗じて持ち去った・・・そういったところでしょうか」と言って、その班には荒木と植田が所属していたこと、班は全員で5名だったと話す。
赤井は更に当時の班員・酒井(和田聰宏)の名前を石川に教えて帰らせるが、他の2人の名前は教えず、「時間をかけて知った方がいいこともある」とつぶやく。
石川は酒井を尾行し、気づいた酒井は石川の顔を見て驚いたため、石川は何故自分の顔を知っているのかを締め上げながら尋ねるが、通行人に見られてしまい、石川は慌てて立ち去る。
その直後、酒井は何者かに銃で眉間を撃たれて死亡する。
石川は、ガー君(野間口徹)&サイ君(浜野謙太)に情報を集めさせて、10年前のガサ入れの時の班員の残り二人が鴨川管理官(北見敏之)と市倉であることを知る。
 ↓
なんとなく市倉か鴨川が怪しいんだろうな~と思っていたけど、ここで酒井を撃った男の背格好がエンケンさんではなかったような気がしていました
そして石川が、通行人に「あっ!」って言われた時は「うわっ!でっちあげられちゃう!」とドキッとしたけど、そうではなくてホッとしました
今回は、死者とはなかなか話せなくて、とてももどかしい回でしたね
警察のデータシステムをハッキングしなくても、警察関係の取材記者のデータをハッキングすれば裏情報がGETできるとは・・・私には思いつかない発想でした


翌朝、石川は市倉の家の前で出勤する市倉を待ち構え、頭の弾を摘出する手術をしたいと伝え、「俺の撃った犯人の手掛かりは頭の中の弾しかありません。絶対に犯人を捕まえたいんです。それに、今起きている事件に繋がる証拠になるかもしれませんし」と話す。
出勤した石川は、立花に「俺を信用できるか?」と言って、あるお願い事を託す。
そして鴨川の元へ行き、弾の摘出手術を4日後に行いたいと話す。
石川は、ある倉庫の中へ入っていくが、それを追って鴨川が、さらに鴨川を追って市倉が入っていく。
石川は、自分を殺すためにつけてきたのかと問うと、鴨川は様子がおかしいから見張っていただけだと答える。
石川は、3人の班員を殺した動機を問うが、鴨川と市倉は10年前にお金も盗んでいないし証拠もないと突っぱねる。
そこに死者・酒井が現れて、石川を撃ったのは鴨川だと指を指したため、石川は鴨川に掴みかかって鴨川がポケットに入れていた銃を奪い「この銃で俺を撃ったのか!?」と銃で威嚇しながら怒鳴る。
すると鴨川は「撃ったからってどうだっていうんだ?警察官のクセに何の警戒もしないで、散歩するみたいに現場の近くを歩き回っているマヌケを撃って何が悪い?お前は運が悪かったんだよ。お前が撃たれたのは、たまたま俺と酒井が待ち合わせをした場所だったんだよ。(植田は)金なんかとっくに使っちまってたよ。そのクセ『警察官の誇り』だとか『罪悪感』だとか急に並べ立てて、俺を追い詰めようとしやがった」と言って、他の2人も殺したことを認める。
石川は「自分の保身のために、仲間をそんなに簡単に殺したのか?」と問うと、鴨川は「仲間だったら俺を裏切ろうとはしないはずだろ。コイツ(市倉)だって、真相に薄々感づきながらも、保身のために見て見ぬふりをしてたんだ」と話すが、市倉は「違うぞ。アンタたちが金を盗んだ証拠がなくて、動きようがなかったんだ」と話す。
すると鴨川は「あの頃のコイツは、今のお前みたいに融通の利かない正義の味方だったからな。盗みには加わらないと思ったんだ。それがどうだ?今は俺に疑いを持ちながらも、問い詰めることもしないタダの腰抜けだ。殺されるのが怖かったのか?石川、お前も長く警察にいれば分かる。俺たち警察官が、どれだけ魂をすり減らして職務を全うしたところで、それに値する見返りはないんだって事をな。俺たちが盗んだ金も、本当は押収後に国の金庫に納まって、ろくでもない政治家たちに訳の分からん使われ方をする運命だったんだ。だったら、国のために最前線で尽くしている俺たちに与えられて当然だろ?お前も遅かれ早かれ正義の階段を踏み外すんだ。その時にひどい転げ落ち方をしないように、下で受け止めてやる人間が必要だ。俺がその役目を果たしてやるよ。これからのお前のキャリアは、俺がうまく取り計らってやる。市倉、お前もだ」と話す。
石川が「忘れるな、俺の頭の中の弾が残ってるぞ」と言うと、鴨川は「弾をすり替えられないとでも思ってるのか?それに、俺のさじ加減で捜査方針なんていくらでも変えられるんだ。お前たちは黙って俺についてくればいいんだ」と話す。
市倉が鴨川を何度も殴り始めたため、石川はそれを止め、奥で隠し撮りをしていた立花を呼び出し、鴨川を逮捕して隠し撮り画像を証拠として提出する。
そして石川は鴨川に「俺は絶対に正義の階段を踏み外さないぞ」と告げる。
立花から本当に鴨川を撃ってしまうんじゃないかと思ったと言われた石川は、「引き金を引く寸前だった。どうして堪えられたのか自分でも分からないよ」と話す。
頭の弾丸を証拠として取り出す必要がなくなった石川に、市倉は「真剣に考えてみろや」と声を掛ける。
 ↓
石川が撃たれた真相が(最終回ではなく)今回分かるとは思わなくて、そこにまずビックリしました
そして、たまたま通りがかったから撃たれただけ・・・
そして、身内(警察関係者)に撃たれた・・・

金庫から拳銃を取り出した手がエンケンさんの手じゃない!と思って、そこで鴨川が犯人だと確信したのですが(←そこ? 笑)、石川は確証が持てていなかったようですね。
市倉は、鴨川の一部始終を知っているのかと思っていたのですが、何となくでしか知らないという事でホッとしました(このドラマでは「良いエンケンさん」を観たかったので
鴨川の口から真相を聞いて、目から悔し涙を静かに落とす市倉の姿にジーンときました

それにしても、保身のために3人(石川を入れると4人)を射殺するなんて・・・。
後味が悪かったし、何も残らなかったな(爆)
死者の思いを聞くことが出来なかったというのも、どこにも感情移入できない理由としてあるかも。
エンケンさんの涙だけが印象的でした・・・。

最終回はどういう話になるのでしょうね。
もう最終回!ということでとても残念なのですが、どういう風に締めくくるのかが気になります。

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
※公式HP(こちら
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2 コメント

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エンケンさん!! (ゆき)
2014-05-30 13:56:44
エンケンさんの涙、印象的でしたよね!
もう、ドラマのミスリードに見事に引っ掛かり、エンケンさんが犯人側なのか?!の一点にドキドキしてた一時間でした(苦笑)

最終回は「越境」。石川がボーダーを越えてしまうのか?どう、このシリーズを締めるのか、すごく楽しみです。
越えてほしくないけどな…
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>ゆきさんへ (emi)
2014-05-30 14:38:16
ゆきさん、コメントありがとうございます!

エンケンさんの涙、とてもグッときましたよね!
気持ちが入って自然と悔し涙が出たのだと思いますが、その思いがすごく伝わりました。

ゆきさんはミスリードに引っかかっていたのですね(笑)
私は捻くれ者なので・・・
でも「エンケンさんは今回は良い上司なはず!!」という勝手な先入観が入っていたからかもしれません

石川は、どんなボーダーを越えてしまうのでしょうね~。
越えないかもしれないけど、そのボーダーとは!?
大森南朋さんがラスボスのようなので、とても熱そうですね!
どんな結末なのか、私もとても楽しみです♪
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