emitanの心にうつりゆくもの

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HERO 第2話

2014-07-22 20:22:05 | 2014夏ドラマ
第2話 「久利生VS敏腕弁護士!女の敵…二人の痴漢の嘘と謎」

東京地検城西支部の検事・久利生公平(木村拓哉)は、エリートサラリーマン・勝俣大毅(岩瀬亮)の痴漢事件を担当することになる。
勝俣は、夜10時過ぎに帰宅途中の女性・宮原祥子(大谷英子)に背後から抱きつくが、キックボクシングをしている宮原に逆に反撃されて動けなくなったところを、パトロール中の警官に発見されて逮捕されたのだった。
勝俣は駅から宮原の後をつけて胸を触ろうとしたと話し、そこに弁護士・桜井丈太郎(谷原章介)がやってきて、前科がなく自宅には両親もいて逃亡の恐れもないから自宅に帰すよう言ってくる。
そして、被害者女性との示談を希望していると話し、勝俣が警察で取り調べを受けた時に録音したボイスレコーダーを聞かせて、警察の取り調べの違法性をチラつかせる。
事務官・麻木千佳(北川景子)は桜井に、勝俣の釈放は出来ないと話すが、桜井は「素人は黙っていてください。事務官は司法試験に通った法律家ではない。単なる検事のサポート役でしょ」と言い放つ。
久利生は勝俣を釈放し、落ち込む麻木に「どうでもいいだろ、今自分がどこにいるかなんて。大事なのは、今の自分がこれから何をするか?だろ」と励ます。
久利生と麻木は、宮原に会いに行き、桜井の名刺を渡して示談を望んでいることを話すと、宮原は示談はしないと言い切る。
そして、久利生と麻木は犯行現場に行くが、勝俣のカバンが犯行現場から少し奥まったところにあったことと、防犯カメラが映らない場所だったことに引っかかりを感じる。
久利生と麻木は城西署へ行き、駅から犯行現場までの防犯カメラをすべてチェックして宮原と勝俣の映像を見つけてほしいと、渋る刑事・赤間(渡辺哲)にお願いをする。
翌朝、城西支部に桜井がやってきて、宮原との示談がまとまったと告げ、宮原が告訴状を取り下げて示談金を受け取ったことを伝えて帰っていく。
麻木は宮原に電話を掛けるが通じず、検事部長・川尻健三郎(松重豊)は「強制わいせつは親告罪だ。示談が成立して被害者が告訴を取り下げたら、もう罪を問うことはできない。被害者の意思を確認して、告訴取消書を受け取ったら、不起訴処分にするしかないかな」と話す。
久利生と麻木は宮原の住むアパートへ行き、宮原は仕事もキックボクシングも休んであの事件以来外出が怖くてできなくなっていること、眠れていないこと、桜井から勝俣がろっ骨を亀裂骨折しているから正当防衛でなく過剰防衛で逆に訴えることもできると言われたことを話す。
久利生と麻木は桜井の弁護士事務所へ行き、久利生が「(200万円は)痴漢の示談金にしてはちょっと高すぎません?そこまでする理由が何かあるんですか?」と尋ねると、桜井は「私の仕事はクライアントを守ることです。そのためなら多少大げさな事を言いますし、金で片が付くならそこで話をまとめますよ」と話すため、麻木が宮原は納得して示談を受け入れたわけではないと反論すると、桜井は「僕たちはディベートをやってるんでしょ?僕と久利生さんは勝俣さんの行為について肯定側と否定側に分かれて戦っているんです。六法全書をルールブックとして。そこに感情を挟む余地なんかない。ディベートなんだから、今もし立場を変えて久利生さんが弁護士となり僕が検事となっても、このゲームは成立する。僕たちは理性的に戦っているんです。もう示談は成立したんですから、潔く負けを認めてください」と話す。
そして桜井は「宮原さんが示談に応じたのは、これ以上傷つきたくないからでしょう?」と話すため、久利生と麻木は弁護士事務所を後にし、久利生は麻木に「当人同士は穏便に済ませようとしているのに、検察が喧嘩けしかけるなんて、正直迷惑な話だよな。少し頭冷やさないとダメだな?」と声を掛けて、麻木を帰らせる。
その夜、犯行時刻に麻木が犯行現場に行ってみると、久利生も来ていて、犯行現場だけが異常に暗いことに二人は引っかかり、勝俣は痴漢ではなくレイプをするつもりで暗がりに潜んでいたのではないかと考える。
翌日、久利生は川尻に「示談になったら、同じような被害者が出るかもしれませんよ」と言って勝俣の捜査継続を願い出て、川尻は2日間の時間を与える。
そして、久利生と麻木は城西署に行って、防犯カメラの映像を更に数時間分確認するようにお願いをする。
その頃、検事・馬場礼子(吉田羊)が担当している連続痴漢事件では、被疑者が18件の事実を認めているが、そのうち3件は被害者に被疑者の顔を見せても確証が得られなかった。
城西支部でみんなが残業をしていると、刑事・赤間が川尻に電話をかけてきて「うちが送検した痴漢が3件間違っていたんじゃないかって。今更調べなおせと言われても困りますよ。久利生さんという人も、防犯ビデオ全部調べて痴漢を捜せって。検事さんの気まぐれに付き合うほど警察は暇じゃないんですけどね」と言ってくるが、川尻は「検察が暇だっていうのか!?事件の事調べて何が悪いんだ!捜査が足りずに裁判でひっくり返されたら、アンタ責任が取れるのか!?」と怒鳴って電話を切る。
久利生は、3件の事件現場が勝俣の事件現場に近いことに気づき、被害者に勝俣の顔写真を見せてみると、被害者は勝俣ではないと話すが、一人の被害者が勝俣は過去にも強制わいせつを行っては高額な示談金を支払うため一部では有名だと話す。
麻木は宮原に勝俣の過去を話し、「もう一度立ち上がって、一緒に戦いませんか?」と語りかけて、宮原は示談はぜずに裁判をすることを決める。
久利生は勝俣を強制わいせつ罪で起訴することにし、裁判所で会った桜井は「もう事実認定で争うつもりはありません。できるだけ軽い判決を勝ち取るつもりです。今回は僕の負けです。というより久利生検事がお見事でした。あなたはいつでも弁護士に転向できますよ」と話す。
それを聞いた麻木は「桜井先生には無理だと思います。久利生さんがいつでも弁護士になれるって、それってお二人がやっていらっしゃることがディベートだからってことですよね?立場が入れ替わっても成立する。桜井さんはお金さえもらえれば誰の味方にでもなれるんでしょうけど、検事は、社会のためとか被害者のためとか、そういう気持ちがなきゃ出来ない仕事だと思っています。だから先生には検事は無理です。久利生さんはディベートなんてやってるつもりないはずから。ごめんなさい、司法試験にも通っていない事務官の分際で」と話すため、桜井は麻木の名前を尋ねて「麻木さん、失礼します」と言って去っていく。
麻木が久利生に何故示談の話が出た時に取り調べを止めなかったのかを尋ねると、久利生は「お前と同じだよ。ディベートって言われて、カチーンときちゃったの」と話し・・・


というような内容でした。

面白かったです。
でも、15分延長の必要はなかったんじゃないかな?
途中で間延び感がチョイチョイ
これを15分延長なく描いていたら、もっとテンポが良く観やすかったんじゃないかなと、ちょっと思ってしまいました。

検察官のあるべき姿、検察官と事務官の違い、強制わいせつ罪は親告罪であること、示談について、強制わいせつ等の事件被害者はかなりの苦しみを負うこと、検察官と弁護士の立場・・・
いろんなことが織り込まれていて、勉強になりました。
(20年ほど前にこれらのことを勉強していたので、少し懐かしかったという感じでしたが)

久利生は「被害者が示談を選択したなら仕方がないか」という思いを途中で持ったと思うのですが、
丁寧に現場を歩いて証拠を探して新たな事実を見つけ出すという、
お決まりのパターンではあるのですが、スカッと解決に向かって良かったです

事務官の扱いが検察官とは違い過ぎるという事務官の言い分も分からないではないけど、司法試験に通るほど勉強した方々とは比べようにならないかと・・・。
でも、必要以上に偉ぶっていたりして事務作業+αを平気で押しつけるような検察官は嫌な感じですけどね~。
あとは、「中卒」に必要以上に反応するのもどうかと思いますが・・・
(大学を出ていたって司法試験に受からない人は多いのだし・・・)

新キャストについて、先週はちょっと様子見だったのですが、
第2話になって安定したのか、観る私が慣れてきたのか、とてもキャラが立っていて面白いと思うようになってきました
麻木が、単にキャンキャンと久利生に対して怒るキャラかと思ったら、ちゃんと久利生の事を認めたり、冷静な判断もするため、久利生と結構いいコンビなんじゃないかな?と思ったり。
川尻のキレキャラ、結構好きです(笑)
あとは、検事・田村雅史(杉本哲太)と馬場が、何故仲が悪いのか・・・「知らない方がいい(by川尻)」というのが気になります

弁護士・桜井は、最後に麻木の名前を聞いたってことは、また登場して別事件で対決することがあるのですかね?

そんなこんなで、15分延長だったこと以外は(←まだ言うw)良い回だと思いました
←web拍手です。
※これまでの感想
 第1話

※公式HP(こちら
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