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2014秋ドラマ 勝手に総括&各賞発表

2014-12-30 21:35:01 | 2014秋ドラマ
いつも当ブログにお立ち寄りいただき、ありがとうございます!

3か月に1度の恒例である、私の自己満足の記事、2014年秋ドラマ(10~12月期)について「勝手に総括」&「勝手に賞」を考えてみました。

私が完走した秋ドラマは、以下の10本です。
 月9(フジ)「信長協奏曲」
 火10(NHK)「さよなら私」
 火10(フジ)「素敵な選TAXI」
 水10(日テレ)「きょうは会社休みます。」
 木9(テレ朝)「ドクターX~外科医・大門未知子」
 木10(フジ)「ディア・シスター」
 金10(TBS)「Nのために」
 土9(NHK)「ボーダーライン」(全5話)
 土9(NHK)「ダークスーツ」(全6話)
 日9(TBS)「ごめんね青春!」

このうち、全話の感想を書いたのは4作品でした。
今クールはキャスティングと脚本がバッチリ!!というドラマがいつものクールより多かったような気がして、この3か月は夜にドラマを観るのが楽しみな日が多くて嬉しかったです。

月8(TBS)「SAKURA~事件を聞く女~」と火9(フジ)「すべてがFになる」は、途中で脱落しました

月8(TBS)「SAKURA~事件を聞く女~」は、何が悪いとかそういうのは無かったのですが、私としてはワクワク感が足りなかったというか・・・。
水戸黄門的な感じで安心して観ることが出来るドラマではあったと思うのですが、私はもう少しドキドキする要素が欲しかったので、HDDが飽和状態に近くなってきたこともあり、3話観た時点でリタイアしてしまいました。

火9(フジ)「すべてがFになる」は、綾野君のドラマという事で4話まで観たのですけどね・・・。
猟奇的な殺人事件というのがまず最初から嫌いだったのと、主人公のお二人が全然魅力的に見えなくて・・・これまで武井さんと綾野君のドラマは比較的観ている方なのですが、どうもこのドラマはお二人の良い所を引き出していないと思い、4話を観た時点で「もういいや」と思ってしまいました
ツイッターのフォロアーさんが「5話からが面白かった」というような事をおっしゃっていたので、もう少し我慢していればよかったのかしら??


各ドラマの総括は下の方に書きますが、まず各賞から発表します!
「アラフォー主婦の気ままで勝手な自己満足」の記事ということで、流し読みしてください!

優秀作品賞 「Nのために」
結果的に断トツで素晴らしかったです!
サスペンスでもあり、青春ドラマでもあり、友情も描いているし、純愛も描いていて、親や恋人の虐待も入っているというテンコ盛りの内容でしたが、全編に渡って描かれていた「切なさ」の加減が絶妙で、ロケ地の映像や音楽がとても綺麗で、何よりもキャストの皆さんがみんな入り込んでいて、その人物にしか見えなかった・・・
久しぶりに全ての要素ついて申し分のないドラマに出会ったなぁ~という思いで、大満足でした!

2位は「さよなら私」
このドラマも、キャストの皆さんが入り込んでいてその人物にしか見えなかったし、ロケやセットの映像も綺麗で、その点では「良いドラマを観たな」という思いで一杯になりました。
でも、友情、家族愛、不倫、人類愛、入れ替わり、セックス観などなどテンコ盛りの内容で、このドラマに関してはちょっとテンコ盛り過ぎたかな?もう少しシンプルにしても良かったのでは?(少し欲張りすぎたかな?)という事で、分かりにくい点がややあったので、2番とさせていただきました
でも、ほぼ同年代の話だったので、かなり共感できる部分があって、とても満足できた作品でした。

3位は「きょうは会社休みます。」
1話ごとの感想は書かなかったのですが、とても楽しかったです。
キャストもバッチリで話も面白かったのですが、私とは10歳近く年下の人の話だったので、少し「若いな」と思ってムズガユイ部分もあったので、3番とさせていただきました。

4位は「信長協奏曲」
毎週とても楽しく観ていたのですが、終盤の流れがやや勿体なくて惜しかったなぁ・・・(脚本次第ではもっと面白くできたはず!)と思ってしまいました
でも、キャストの方々の演技力や、セットやロケシーンは民放の連ドラの割にはとてもしっかりしていて見応えがあって、「すごく攻めているな」という感じが出ていて良かったと思い、この順位とさせていただきました。

5位は「ドクターX」
安定した面白さだったのですが、去年の方が面白かったとどうしても思ってしまったため・・・。
今年のハードルが私の中では高かったのかもしれません。
もう少し挑戦的な内容でも良かったのではないかな?と思い、この順位としました

6位は「ごめんね青春」
各キャラクターが立っていて、とても面白かったです!
話もとても面白かったし、感動的でした!
でも、私にはクドかった!!(ごめんね

あとは、
7位「ボーダーライン」、8位「素敵な選TAXI」、9位「ダークスーツ」、10位「ディア・シスター」でした。
この4作品は、上の6作品と違って、私としてはイマイチだったのですよね・・・。
演じている俳優さんはどれも好きな方々ばかりだったのですが、キャラクターもストーリーもイマイチ引き込まれませんでした

詳細は、下の各ドラマの総括の方で書きます。

優秀主演女優賞 永作博美さん&石田ゆり子さん(さよなら私)、榮倉奈々さん(Nのために)
2作品3名の名前を書いてしまい、申し訳ありません・・・
でも、選べなかったんです!3人とも、とても素晴らしかったです!!
その中で強いて選ぶとするなら永作さん&石田さんなのでしょうが、
若い榮倉さんも負けず劣らず難役をとても力強く美しく演じていらっしゃったのと、榮倉さんの方が意外性というかインパクトが強かったので、むしろ榮倉さんの方を選ぶべきなのでは!?と思ったりもし、
私の中では結論が出ない位、この3名の方は役柄が憑依していたなぁ~と思うほどの素晴らしい演技力だったので、やはり3名同時受賞とさせていただきたいと思います。

次点は「きょうは会社休みます。」の綾瀬はるかさんでした。
当初は「あんなに綺麗で可愛いはるかちゃんが、こじらせ女子なんてあり得ないのでは?」なんて心配していたのですが、ネガティブで真面目で妄想力抜群のアラサー女子をとても好演していて素晴らしかったと思います。
さすが大河ドラマで主演をされていただけある!と改めて思いましたし、大河主演女優なのにこうしてコメディドラマにまた出演してくれてありがとう!!という感じでした。
でも、上の三名の方々があまりにも素晴らしかったので、次点とさせていただきました。

優秀主演男優賞 小栗旬さん(信長協奏曲)
服装は同じでも顔つきだけで「サブロー」と「明智光秀(ミッチー)」を演じ分けられるなんて、本当に素晴らしかったです。
高校生でもほぼ違和感がなく・・・たぶん年月が移りゆくのを入れこんでいっても、小栗君やこのキャストの方々なら十分に対応できたと思うのですが(そこら辺は制作者側が大変だから入れ込むのを端折ったのだと思いますが←そこも少し残念な点でした)。
もっとミッチーのシーンも観たかったのですが、サブローの部分だけでも十分に見応えがあり、色んな癖のあるキャストの人を前にしても悠々と豪快に上回っている所がとにかく素晴らしかったです。

次点は「ごめんね青春」の錦戸亮さんでした。
やや弱々しい所があって(そこは錦戸さんの持ち味でもあるのですが)、でも本作は教師としてやんちゃな生徒たちを温かく、時には熱く包み込む包容力もとてもしっかり出ていて、とても素晴らしかったです。
小栗君と少し迷いましたが、小栗君の一人二役が圧巻だったので・・・(ごめんね

優秀助演女優賞 佐藤仁美さん(さよなら私)
主演の方々に比べて登場時間が少ない中で存在感が抜群で、視聴者の共感を一番得たキャラクターだったのではないかと思います。
母親としての包容力、妻としての忍耐力(時には?結構?爆発していましたがw)がしっかり出ていて、それでいて何だかコミカルさも出ていたので、佐藤さん演じる春子が出てくると一緒に泣いたり笑ったりできて、とても楽しかったです。

次点は「信長協奏曲」の柴咲コウさんでした。
ただ気が強い女というだけではなくて、実は可愛らしい女心も持ちつつ、信長が不在の時に織田家に何かがあったら大声で家臣たちを引き締めるという存在感のある女性を素敵に演じていらっしゃっていて、とても素晴らしかったです。
さり気ない所作も、とても美しかったです。
佐藤さんととても悩んだのですが・・・佐藤さんの存在感があまりにも大きかったので、柴咲さんは次点とさせていただきました

「ごめんね青春」の満島ひかりさん、「きょうは会社休みます。」と「ドクターX」の高畑淳子さんも、とても大好きでした。

優秀助演男優賞 窪田正孝さん(Nのために)、藤木直人さん(さよなら私)
主演女優賞に引き続き、2名の名前を書いてしまい、申し訳ありません・・・
でも、選べなかったんです!2人とも、とても素晴らしかったです!!
どちらもお二人だからこそ引き込まれた、まさにハマり役だったと思うのですが、
窪田君の方は「窪田君だからこそ切なさが引き立ち、だからこそラストシーンが最高に盛り上がった」というように思い、
直人さんの方は「直人さんだからこそ『こういう人もいるんじゃないか/ある意味では最低な男だけど憎み切れない』、直人さんじゃなかったら『あり得ない男・ただの気持ち悪い男』だった」というように思い、
お二方とも難しい役どころながら見事に役に入り込んでいて、素晴らしかったです。
直人さんに関しては私がファンという事もあるので若干(かなり?)ひいき目も入っているかも、と思い、順番としては窪田君を最初に書かせていただきましたが、どちらかに絞ることは出来なかったです

主題歌賞 槇原敬之さん「Fall」(きょうは会社休みます。)

この槇原さんの曲は、かかると毎回ウキウキワクワクしたのですよね。
主人公が新しい世界に向かって頑張っている姿と歌詞がリンクしていたし、このドラマ特有のコミカルさとこの曲のテンポ感が合っていたので、かかるととても楽しい気持ちになっていました。
「信長協奏曲」や「Nのために」の主題歌も良かったのですが、狙いすぎている感をどうしても持ってしまい・・・主題歌の方が本編よりも勝ってしまう事があったような気もしまして。。。
ということで、主題歌と本編が上手くリンクしつつ、相乗していたけど本編の邪魔をすることなく楽しく聴くことが出来た槇原さんの曲を選びました。


以上、勝手に各賞発表!でした。
_________________

ここからは、放送曜日順に、それぞれのドラマを総括します。

月9(フジ)「信長協奏曲」
第9話までは、とても面白かったです!
でも、最後の2話は詰め込み過ぎだったし、それでもなお色々な疑問点が残ったまま映画化というのはいただけなかったような・・・。
「サブローは現代に戻れるのか?」「本物の信長と帰蝶の間に過去に何があったのか?」「秀吉は『本物の信長』とサブローの両方を陥れようとしているのか?」「サブローの他に2名タイムスリップした者がいたけど、他にもそういう人たちは結構多いという事なのか?」「半兵衛を殺したのが秀吉ではなく光秀だったのは何故?」などなど、映画を観てそれらが解決するのならいいけど、何点かは何だかそうでもないような気がして、最終回が終わった後はモヤモヤが多くて、ドラマである程度までスッキリさせてから映画に行ってほしかったなぁ~と思いました。
そして、キャスティングが豪華すぎるドラマの弊害として「色んなことを詰め込み過ぎてまとまりがなくなる」という事がたまにあるのですが、このドラマも1話ごとに豪華キャストに見せ場を与えていたのは中盤までは良かったのだけど、終盤は残ったキャラクターを生かし切れてなくて勿体なかったなぁ~と。。。
歴史上に大きく名を残している柴田勝家とか明智光秀とか徳川家康とかが、あんなちょっとだけの扱いでいいのだろうか?とか、恒ちゃんに回っている役回りのいくつかを別な人に回してもいいのではないか、と思ったり。
あとは、第4話でサブローが竹中半兵衛「すげえ険しいかもしれないけどさ、一緒に行こう、チリツモの道」と言ったシーンなんて、「これがこのドラマのキーワードなのではないか!?」なんて思ったくらい良いセリフ&話だったのに、その後にその話が生かされなかったのは実に勿体ないなぁ~と思ったり。
・・・と、マイナス面を多く書いてしまいましたが、小栗旬さんや山田孝之さん、柴咲コウさん、高橋一生さん、夏帆さん、柳楽優弥さんといった若手~中堅実力派俳優の方々の熱い演技をたくさん観ることが出来たのはとても嬉しかったです。
時代劇を分かりやすく、でも安っぽくは見えず、迫力も伝わり、笑いあり涙ありで、とても見ごたえのあるドラマだったと思います。
終盤だけが行き当たりばったりに見えて惜しまれたのですが、全体的には楽しむことが出来て良かったです!

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話 最終話

火10(NHK)「さよなら私」
アラフォーを巡る色んな問題がテンコ盛りだった本作。
キャストの方々の熱演に引き込まれて、このキャストでなければこのストーリーは成り立たなかったのではないかと思いました。
主の6人+子役の3人+友美のお母さんまで全てのキャストが素晴らしくて、それぞれのキャラクターがもがきながらも「生きて」いて、特に永作博美さんと石田ゆり子さんについてはひたすら拍手を贈りたい気持ちでいっぱいです。
序盤は特に大人のドラマでしたね~。
薫(心は友美)と洋介の色っぽいシーンの数々は刺激が強かったですが(笑)、一つ一つのシーンに変化があって意味があって、単にサービスカットとして情事を描いているのではない(←前クールで話題になったドラマとは違う所)というのがよく分かって良かったです。
「友情とは」「母親とは」「家族とは」「死を迎えるとは」「本当に大切な物とは」という重いテーマが一貫してある中で、上で書いた情事の他に、春子&光雄夫妻の一般的な夫婦をコミカルタッチに見せてみたり、洋介&光雄の「知らぬのは男だけ」というオメデタイおとぼけな男たちの様子が入っていたりと、重いだけではなくフッと力が抜けるような場面もあって、こういう緩急のついた岡田さんの脚本は流石だなぁ~と感嘆もしました。
民放ドラマだったら、視聴率の事があるからここまで濃厚で重い展開にはしなかったでしょうね・・・流石NHK!(まさか友美が死んでしまうとは思いませんでしたが)
セットもロケ地も音楽も全てが丁寧に作られていて、変にブレることなく最後まで描き切っていたなぁ~と思い、その点も大満足でした。
もう少し描く要素が少なくても良かったかも・・・濃厚すぎたというのが唯一の悪かった点かも、です(笑)

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 最終話


火10(フジ)「素敵な選TAXI」
どこかの記事でもチラッと書いたのですが、私はあまり好きではありませんでした
何回もタイムスリップをしてやり直すというのが、私にはダメでした。
決断したことには後悔しないで前を向いて生きていきたいと思うようにしているので・・・(まぁ実際は後悔の多い人生ではありますが、「あの時に戻りたい」と思わないようにはしているので)。
主演の竹野内さん目当てでいちおう全話観ていましたが、ラブストーリーの竹様の方が私は好きです


水10(日テレ)「きょうは会社休みます。」
感想は書きませんでしたが、今クールでは3番目にハマったドラマでした
コミカルに描いているのだけど恋愛下手な女子をバカにしている訳ではなく、観ていて「頑張れ!」「あっ、それはダメ!」「うわぁ、何で!?」「良かったね!!」と思わず応援したりツッコんでしまう、とても温かい気持ちになるドラマだったと思います。
自分の恋愛観や結婚観をさらけ出しそうになりそうだったので、ブログ記事で一話ごとに感想を書くことは避けてしまいましたが
私なら迷わず朝尾さんを選びますけどね(笑)
玉木君、なかなか美味しい役だな~と思いながら観ていました。
花笑の両親がまた微笑ましくて夫婦&親子のやり取りがとても良かったですし、瞳&加々見君と大城君もキャラが立っていて面白かったですし、花笑の友人・一華&娘は温かいけど笑える感じだったなどなど、どのキャラクターもハマっていて、毎回とても楽しく観ていました♪


木9(テレ朝)「ドクターX~外科医・大門未知子」
面白かったです!
でも、パート2の「蛭間=海老名コンビ(西田敏之さん&遠藤憲一さん)」が面白すぎて、今回のパート3はそれを上回るキャラクターがいなかったのが、少し残念でした。
その分、未知子と晶さんの関係性が深く描かれたのは良かったですけどね。
天堂総長の目指すもの(日本医療産業機構)が良いものだったのかどうなのかも私には分かりづらくて・・・。
パート3からのキャラクターでは、私は看護師長・白木淳子(高畑淳子さん)が好きで、医師と看護師の関係性や、看護師のプロとして生きて行けばいくほど悲哀も出てくるという様がとても上手く出ていて、白木の部分は毎回とても楽しみに観ていました。
終盤は未知子と白木はお互いに認め合った部分もありましたしね(麻雀仲間でもありましたしw)。
宇宙旅行までしてウン億円も使ってしまった未知子・・・また晶さんに搾取されながら働くことになりそうですよね~。
宇宙になんて行かせないで、パート4では大門未知子外科病院で働く未知子を描いても良かったのでは・・・なんて思ったりもしますが
1年に1回ではなくて2~3年に一回とか、1年に1回スペシャル放送で復活でもいいので、練り上げた脚本の中でまた時々未知子の爽快でカッコいい姿を見せてほしいな~と思っています!(せっかくのキャラクターですので大事に扱ってくださいませ、テレ朝さん~)

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話 最終話


木10(フジ)「ディア・シスター」
主人公の姉妹に全く共感が出来ず・・・私に姉妹がいないからなのかな?
どっちが姉or妹でも嫌だって思ってしまいました
姉・葉月に思いを寄せるカフェの店長・萩原さんと、妹・美咲に思いを寄せるスケートボーダー・永人が愛らしくて、その二人の男性がどうなるのかを見届けたいがために全話観ていました(倍速ででしたが・・・)。
出演者自体は嫌いな方は誰もいなかったのですけどね・・・。


金10(TBS)「Nのために」
今期一番引き込まれたドラマでした。
最初から最後まで全ての面で満足のいく内容だったのは久しぶりだったかもしれません。
(これまでは2014年で一番好きだったドラマは「隠蔽捜査」だったのですが、「Nのために」とどちらが上かどうかはまだ決断できていなくて、もう少し考えてみようかと思います
序盤の島での生活は凄まじいシーンが多く重苦しさが漂っていたものの、希美と成瀬が必死で生きていこうとする姿に心が打たれて、とても切なく、苦しいシーンが出れば出るほど応援したくなってくるという不思議なエネルギーを感じ、一気に引き込まれました。
登場人物がみんな入り込んでいて、憎い人は本当に憎く見えたから、切なさがMAXになったのかも?
希美の父親と愛人、そして母親の怪演が、とても素晴らしかったです。
離島編にしても東京編にしても、希美と成瀬が良い感じになってきたと思ったら事件が起きて、お互いがお互いのためと思って身を引いてしまう・・・あまりにもそのすれ違いが絶妙で、狙っている感がなく自然に起きているように思えて・・・脚本も演出も演技も全てがピタッと完成されていたのでしょうね。
西崎の過去の虐待や、奈央子の貴弘からのDVもしっかりと描かれていて、傷つけられた者が内面に持つ苦しみがとても伝わり、そんな二人の境遇を知った希美や成瀬が引き込まれていく様子、そういう「苦しみを経験した者にしか分からない闇」を安藤は知らないまま生きていてほしいという希美の強い願いというものも中盤から後半は丁寧に描かれていて、そちらにもどっぷり感情移入してしまいました。
1999年から2014年の15年間が描かれていたのですが、希美も成瀬も早苗(希美の母)も全く違和感なく時間が変遷しているのが分かる演技をしていたのがまた、とても素晴らしかったです。
窪田正孝君目当てだけで観始めたドラマだったのですが、窪田君は期待以上の演技でしたし、主人公の榮倉さんはとてもビックリするくらいに憑依したかのような迫真の演技で、本当に本当に素晴らしかったです!!
いやぁ・・・本当に良かったです!

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 最終話


土9(NHK)「ボーダーライン」(全5話)
消防士を描くドラマという事で、どんなドラマなのか楽しみにしていたのですが、序盤の主人公に全く共感できなかったのが勿体なかったような・・・。
挨拶もロクに出来ず、消防士になりたくてなった訳ではないという主人公に苛立ちを感じてしまい、「こんなヤル気のない人が新人に入ってきたら、私ならこんなに優しくできない…」と、序盤はメインの話ではない所ばかりが気になってしまいました
そこまでの問題児にはしないで「父親の事でトラウマを持っているけど母親思いで、少し人間付き合いが苦手な新人消防士」という位にして、じっくりと消防士の話をメインに描いてほしかったなぁ、と思いました。
消防の現場のシーンはとても迫力があり、熱気が伝わっていてとても良かったです


土9(NHK)「ダークスーツ」(全6話)
うーーーん、ストーリー自体が面白くなかったです(爆)
主人公たちに取り込まれていく取締役の方々の演技は流石だったのですけど、肝心の部分「ライセンスビジネスって、そこまでのものなのか?」と思ってしまったりとか、ハシバはそんなに素晴らしい会社なのか?とか、主人公・一之瀬がそこまで託せる男なのか?と思ってしまったりして(斎藤工君は好きなのですが…)。
この役者陣なら、脚本次第ではもっと盛り上げることが出来たのでは?と、勿体ないなぁと思いながら観ていました。
演出と音楽はとことん「カッコよさ」にこだわっているなぁ~と思っていたのですが、ストーリーが伴っていなかったというか、演出と音楽がカッコ良すぎていて逆に不自然だったというか・・・。
斎藤工君が出演という事で観始め、特段「ここが悪い」という所がなかったので最後まで観続けていたのですが、私としてはもう少し説得力のあるものが欲しかったです。


日9(TBS)「ごめんね青春!」
楽しかったし、ホッコリする部分も多くて、特に中盤から終盤は楽しく観ていました。
序盤は・・・下ネタは私は嫌いではないのですが、このドラマの下ネタは私が好きなのとはちょっと違っていたので(じゃあ「好きな下ネタって何?」とは聞かないでくださいw)、ついていけない部分も時々あり、「ここまで入れ込まなくてもいいんじゃないかな?」と思ったり、細部まで色んなことを詰め込んでいたので全てを理解しようとすると疲れてしまったりというのはありました。
でも、みしまる君の話やコスメ君の性同一障害の話など、じっくりと考えさせられる話も多く、「ごめんねうなぎ」がもらえるラジオ番組のシーンは全編に渡ってかなり重要な役割を果たしていたのだな~というのも分かったりして、最後まで観続けていて良かったです。
平ちゃん先生の錦戸君、蜂谷先生の満島さんのコンビネーションが抜群でしたし、どのキャストも生き生きとしていて、さすが宮藤さん脚本だなと思いました。
ちょっとクドかったですけどね

_________________

以上が、秋ドラマの総括でした!
いつものことながら長い記事で、申し訳ありませんでした

最後になりますが、これまでコメントやトラックバック、web拍手、ツイッターやメールで声を掛けていただき、ありがとうございました!!
どんな形でも反応があるととても嬉しく、励みになっていました。
これからも、一言二言でもいいですので、お気軽に声を掛けていただけると幸いです!

秋ドラマの3か月は、相変わらず腰痛に悩まされていたのですが、頭痛や目痛などの不調もあり、テレビを観たりパソコンに向かうのが辛いこともあって、更新が遅れ気味になってしまいました。
まだ根本的には解決していないので、この記事も予定よりも書くのが遅くなってしまいました
そのため、冬ドラマはどの程度のボリュームで書くことができるのかがまだ分からないのですが、たぶんブログは続けると思いますので、こんなブログですがこれからもどうぞよろしくお願いいたします!!
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