第5話 「人間は人を殺しちゃいけねぇんだ!!」
居酒屋「はる」の女将・真奈美(片桐はいり)が、堀田青(亀梨和也)がホテルのカフェで美女と一緒にいる所を目撃したという話をしているところを、槙野すずみ(多部未華子)は聞いてしまう。
すずみは不機嫌になるが、その事を知った青は浮気ではないと否定し、会っていたのは藤島直也(井ノ原快彦)の秘書・永坂(入山法子)で、藤島が人を殺そうとしていると相談されたことをこっそり打ち明ける。
古書店・東京バンドワゴンに、5000冊以上ある本を買い取ってほしいと言う女性が現れ、家まで査定に行かなければならないことから、女性であるすずみが査定に出掛ける。
青の祖父で三代目店主・勘一(平泉成)は、来店した藤島に、孫・花陽(尾澤ルナ)の家庭教師を時間のある時にしてもらえないかと頼むが、側にいた青は、藤島の手帳の11月8日が黒く塗りつぶされている事、8日以降の予定は「おいおい」と言って決めなかった事が気にかかる。
翌日、すずみが本を査定した女性が店に現れ、査定額が低すぎると激怒して、査定額リストを床に叩きつける。
その場に居合わせた藤島は勘一に、その本を自分が全て言い値で買い取り、店でその管理をしてもらって、勘一の考える適正価格で販売した売り上げを藤島がもらう形にしたいと提案する。
差額は藤島の損失になるが、藤島は「そこは心意気だよ。男のプライド。僕の仕事は、プログラミングの技術力を買っていただく仕事。いわば職人の集まりなんですよ。もちろん商売ですから、儲けるためにあの手この手は使いますけれども、根っこの所ではそういうプライドでやってるんです。ですから今回は、その男のプライドを感じていただいて、気持ちを汲んでいただければと思います。今のうちにお金を人助けのために役立てるのは僕の本望なんです」と話し、勘一は「話は分かった。乗せてもらおうじゃねぇか、お前のプライドってヤツに」と言って了承する。
翌日、青の兄・紺(金子ノブアキ)が書く取材の手伝いで、紺と青と店の常連・マードック(ジョナサン・シェア)が雑司が谷を歩いていると、お墓でお参りをしている藤島を見かけて声を掛ける。
藤島は、今日が12歳の時に死んだ姉の命日である事を話し、死んだ姉が青の姉・藍子(ミムラ)に似ていることを明かして、藍子の事が好きなマードックは宣戦布告と捉えるが、藤島は「僕にはもうすぐその資格さえなくなるから」という言葉を言い残して去っていく。
青は紺に、先日永坂から相談された内容を明かし、藤島の姉が死んだ理由を調べるために過去の新聞記事を探し始める。
藤島の姉は、通っていた高校の教師に殺されており、明日・11月8日がその男の出所日である事、永坂によると藤島は既に身辺整理を始めている事が分かったことから、堀田家の男性陣とマードックら店の常連の男性陣は、藤島が出所する男を襲うと予想して、未然に防ごうと対策を立てる。
翌朝、勘一は堀田家の女性陣に留守番を頼み、青の父・我南人(玉置浩二)はみんなに「これはある男の人生に関わる問題に、我が家が全力で真摯に立ち向かわなきゃならないことなの。そして、その男のプライドを守るためには、君たち(女性)は何も知らない方がいい。ということで胸にしまっておいてくれないかな?」と話す。
男性陣は刑務所へ向かい、出所した男にナイフを持って向かって行く藤島を、懸命に押さえつける。
そして、藤島の手にナイフの代わりに鈴を持たせ、みんなは楽器を持って歌い出し、「何があってもスマイル」と笑顔で合唱する。
そして川辺へ連れ出し、勘一は「俺、人殺しなんだよ。戦争行ってるから、お前さんよりちょっと若ぇ時分にこの手で人を殺めてるんだ。その俺が言ってるんだから、いいからよく聞け。どんな理由があろうとな、人は殺しちゃいけねぇ。人間は、それだけはやっちゃいけねぇんだ。理屈なんざ、どうでもいい。ダメなものはダメだ。分かるな?」と話す。
勘一は「こんな所に来る暇があったら、うちの店に来て古本でも眺めてろ。その方がずっと、目と頭と心の保養になるってもんだ」と言って帰って行き、紺は自分たちも母親を亡くした時に家族がバラバラになりかけていたが、紺の妻・亜美(平愛梨)が「私が建て直します」と言って家族をまとめ上げていった事を話す。
そして青は「そんな家だけど、ちっとも自慢できるような家族じゃないけど、でも今もどうにか楽しくやってる。『心の傷は、時が経てば消える』って簡単に言う人いるけどさ、俺はあまりそうとは思わないんだよね。どんなに大きい傷跡があっても、人間は服を着る生き物でしょ?着る服は自分で選べる」と話し、我南人は「LOVE忘れないでね。男の生きるエネルギーは全部LOVEだからね。OK?」と声を掛けて帰って行き、そんなみんなの後ろ姿を見て藤島は涙を流す。
翌朝、堀田家が朝食を食べていると、我南人の知人の遺品が大量に届き、すずみが寝泊りしている部屋に置かせてほしいと頼むため、すずみは青の部屋に移動することになり・・・
というような内容でした。
話自体は良かったと思うのですが・・・
今回は少しテンポが悪いように感じました。
「女の嗜み」「女の甲斐性」という言葉に、私が引っかかってしまったというのもあるかもしれませんが
フルクサイナァと・・・
あとは、刑務所の横で我南人が歌い出すのは分かるのですが、今回は勘一や刑事(元刑事?)まで歌い出したのが唐突でビックリしてブッと笑う方が先に来てしまって・・・スミマセン
「どんな理由があろうとな、人は殺しちゃいけねぇ。人間は、それだけはやっちゃいけねぇんだ。理屈なんざ、どうでもいい。ダメなものはダメだ」
このセリフ、良かったですね
今放送している大河ドラマ風に言えば「ならぬものはならぬ」。
こう忠告してくれる人は、今の時代なかなかいないですからね・・・。
青の「どんなに大きい傷跡があっても、人間は服を着る生き物でしょ?着る服は自分で選べる」というセリフも良かったなぁ。
忘れられない過去、隠したい過去は、どうあがいたって記憶からキレイさっぱり消えることはないけど、自分次第でそれをカバーしていくことが出来る(・・・って事ですよね?)
終盤は、ちょいちょい良いセリフが入っていて良かったです
そんな感想しか思い浮かばず・・・。
でも、内容は心温まる感じで良かったと思うので、来週以降にまた期待しています!

※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話
※公式HP(こちら)
居酒屋「はる」の女将・真奈美(片桐はいり)が、堀田青(亀梨和也)がホテルのカフェで美女と一緒にいる所を目撃したという話をしているところを、槙野すずみ(多部未華子)は聞いてしまう。
すずみは不機嫌になるが、その事を知った青は浮気ではないと否定し、会っていたのは藤島直也(井ノ原快彦)の秘書・永坂(入山法子)で、藤島が人を殺そうとしていると相談されたことをこっそり打ち明ける。
古書店・東京バンドワゴンに、5000冊以上ある本を買い取ってほしいと言う女性が現れ、家まで査定に行かなければならないことから、女性であるすずみが査定に出掛ける。
青の祖父で三代目店主・勘一(平泉成)は、来店した藤島に、孫・花陽(尾澤ルナ)の家庭教師を時間のある時にしてもらえないかと頼むが、側にいた青は、藤島の手帳の11月8日が黒く塗りつぶされている事、8日以降の予定は「おいおい」と言って決めなかった事が気にかかる。
翌日、すずみが本を査定した女性が店に現れ、査定額が低すぎると激怒して、査定額リストを床に叩きつける。
その場に居合わせた藤島は勘一に、その本を自分が全て言い値で買い取り、店でその管理をしてもらって、勘一の考える適正価格で販売した売り上げを藤島がもらう形にしたいと提案する。
差額は藤島の損失になるが、藤島は「そこは心意気だよ。男のプライド。僕の仕事は、プログラミングの技術力を買っていただく仕事。いわば職人の集まりなんですよ。もちろん商売ですから、儲けるためにあの手この手は使いますけれども、根っこの所ではそういうプライドでやってるんです。ですから今回は、その男のプライドを感じていただいて、気持ちを汲んでいただければと思います。今のうちにお金を人助けのために役立てるのは僕の本望なんです」と話し、勘一は「話は分かった。乗せてもらおうじゃねぇか、お前のプライドってヤツに」と言って了承する。
翌日、青の兄・紺(金子ノブアキ)が書く取材の手伝いで、紺と青と店の常連・マードック(ジョナサン・シェア)が雑司が谷を歩いていると、お墓でお参りをしている藤島を見かけて声を掛ける。
藤島は、今日が12歳の時に死んだ姉の命日である事を話し、死んだ姉が青の姉・藍子(ミムラ)に似ていることを明かして、藍子の事が好きなマードックは宣戦布告と捉えるが、藤島は「僕にはもうすぐその資格さえなくなるから」という言葉を言い残して去っていく。
青は紺に、先日永坂から相談された内容を明かし、藤島の姉が死んだ理由を調べるために過去の新聞記事を探し始める。
藤島の姉は、通っていた高校の教師に殺されており、明日・11月8日がその男の出所日である事、永坂によると藤島は既に身辺整理を始めている事が分かったことから、堀田家の男性陣とマードックら店の常連の男性陣は、藤島が出所する男を襲うと予想して、未然に防ごうと対策を立てる。
翌朝、勘一は堀田家の女性陣に留守番を頼み、青の父・我南人(玉置浩二)はみんなに「これはある男の人生に関わる問題に、我が家が全力で真摯に立ち向かわなきゃならないことなの。そして、その男のプライドを守るためには、君たち(女性)は何も知らない方がいい。ということで胸にしまっておいてくれないかな?」と話す。
男性陣は刑務所へ向かい、出所した男にナイフを持って向かって行く藤島を、懸命に押さえつける。
そして、藤島の手にナイフの代わりに鈴を持たせ、みんなは楽器を持って歌い出し、「何があってもスマイル」と笑顔で合唱する。
そして川辺へ連れ出し、勘一は「俺、人殺しなんだよ。戦争行ってるから、お前さんよりちょっと若ぇ時分にこの手で人を殺めてるんだ。その俺が言ってるんだから、いいからよく聞け。どんな理由があろうとな、人は殺しちゃいけねぇ。人間は、それだけはやっちゃいけねぇんだ。理屈なんざ、どうでもいい。ダメなものはダメだ。分かるな?」と話す。
勘一は「こんな所に来る暇があったら、うちの店に来て古本でも眺めてろ。その方がずっと、目と頭と心の保養になるってもんだ」と言って帰って行き、紺は自分たちも母親を亡くした時に家族がバラバラになりかけていたが、紺の妻・亜美(平愛梨)が「私が建て直します」と言って家族をまとめ上げていった事を話す。
そして青は「そんな家だけど、ちっとも自慢できるような家族じゃないけど、でも今もどうにか楽しくやってる。『心の傷は、時が経てば消える』って簡単に言う人いるけどさ、俺はあまりそうとは思わないんだよね。どんなに大きい傷跡があっても、人間は服を着る生き物でしょ?着る服は自分で選べる」と話し、我南人は「LOVE忘れないでね。男の生きるエネルギーは全部LOVEだからね。OK?」と声を掛けて帰って行き、そんなみんなの後ろ姿を見て藤島は涙を流す。
翌朝、堀田家が朝食を食べていると、我南人の知人の遺品が大量に届き、すずみが寝泊りしている部屋に置かせてほしいと頼むため、すずみは青の部屋に移動することになり・・・
というような内容でした。
話自体は良かったと思うのですが・・・
今回は少しテンポが悪いように感じました。
「女の嗜み」「女の甲斐性」という言葉に、私が引っかかってしまったというのもあるかもしれませんが

あとは、刑務所の横で我南人が歌い出すのは分かるのですが、今回は勘一や刑事(元刑事?)まで歌い出したのが唐突でビックリしてブッと笑う方が先に来てしまって・・・スミマセン

「どんな理由があろうとな、人は殺しちゃいけねぇ。人間は、それだけはやっちゃいけねぇんだ。理屈なんざ、どうでもいい。ダメなものはダメだ」
このセリフ、良かったですね

今放送している大河ドラマ風に言えば「ならぬものはならぬ」。
こう忠告してくれる人は、今の時代なかなかいないですからね・・・。
青の「どんなに大きい傷跡があっても、人間は服を着る生き物でしょ?着る服は自分で選べる」というセリフも良かったなぁ。
忘れられない過去、隠したい過去は、どうあがいたって記憶からキレイさっぱり消えることはないけど、自分次第でそれをカバーしていくことが出来る(・・・って事ですよね?)
終盤は、ちょいちょい良いセリフが入っていて良かったです

そんな感想しか思い浮かばず・・・。
でも、内容は心温まる感じで良かったと思うので、来週以降にまた期待しています!
※これまでの感想
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