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日々緩々。

もっとゆったり、のんびり。

ライラの冒険 黄金の羅針盤

2008-03-01 22:02:14 | 映画・DVD
割引チケット使用のため、行ってきました~。
そんなに見たい!というわけでなく映画に行くことって
考えてみればあまりないけど…(おぃ

そんな感じなのでもちろん予習とか一切ナシでした…


あらすじ(goo映画より)-----------------------------------

我々の暮らす世界とは似て非なる平行世界のイギリス・オックスフォード。
ジョーダン学寮で育てられた孤児のライラは、ダイモンのパンタライモンや
親友ロジャーらと共に、騒がしい日々を送っていた。
しかし街では次々と子どもが連れ去られる事件が発生し、親友ロジャーも姿を消してしまう。
そしてライラ自身もコールター夫人に連れられジョーダン学寮から旅立つことに。
旅立ちの日、彼女は学寮長から黄金色の真理計を手渡され……。

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以下、感想です。多少のネタバレありです。


冒頭、導入部分はライラ達の住む世界がどのようなところなのかが
わかりやすく描かれていて、知識がなくともすんなりと入れました。

現代とファンタジー世界がミックス?されたような風景は
CGが自然に馴染んでいて、絵画のような色合いがとても美しかったです

CGというと、ダイモンを始め動物がよくできていて、やっぱりすごいのは鎧熊!

あの毛のフサフサ感はたまらない
ライラと初めて会ったときのイオレク、くたびれた感たっぷりで奥へと去っていくあの姿…
後姿で語る熊ってなかなかいないよなぁ、と思いながら見ていました(爆

ただ、戦いのシーンも含め物語は淡々と進み、けっこう急な場面切り替えであったり
ストーリーが飛んでる?と感じられるところも少々…

最後の方の戦いのシーンは画面が暗めで、エフェクトが舞う演出は綺麗でも
アクションが見えづらかったのが気になったり…

あと、真理計は魅力的なアイテムではあるのですが、
イマイチその重要性が伝わってきませんでした
なんでしょう、抽象的な演出で観ている側にはよくわからないのに
ライラだけがすんなりと理解して進んでしまうからなのかな…??

そういった辺りをひっくるめて、結局は原作を読んでいないと、ということなんだと思います
こういったファンタジーの類は、2時間ちょっとで纏めるのは
相当困難なんでしょうかね…

昔ハリポタやナルニアを観たときに、同じようなことを思った記憶があります

ただ、三部作の一作目ということなので、これは本当に
序章、と割り切って観れば悪いものではありませんでした

ライラを演じるダコタ・ブルー・リチャーズは
新人なのにとても上手で、とにかく美人さんなので見ていて飽きませんし

コールター婦人演じる二コール・キッドマンもお美しい、の一言です。
目力は尋常じゃないですね。食べられてしまいそう…(爆
最初に出てきたときのヘアスタイルが素敵だったな~


とりあえす、次回作がどうなるかは楽しみですね。
ライラがすっかり成長しちゃってるんじゃ…という所が心配


アース

2008-01-13 13:39:18 | 映画・DVD
12日から公開の『アース』を観て来ました。
公式HPはこちら→http://earth.gyao.jp/

あらすじ(goo映画より)-----------------------------

50万年前、まだ若い地球に巨大な隕石が衝突した。
その影響は大きく、地球の地軸は23.5度も傾いてしまう。
しかしこの傾きがあったからこそ、地球には四季のうつろい、寒暖の差、
そして生命が生み出されることになったのだ。
そんな傾きと太陽の光が作り上げた地球の姿を、北極から南極へと旅をしながら見ていこう。
まずは北極に住むホッキョクグマの親子の様子から……。

太陽系第三惑星・地球。
この生物にあふれた美しく厳しい星の姿をあらゆる角度から捉えた、
“地球のポートレート”とも言うべきドキュメンタリー。
北極から南極へと向かう旅の中で、ホッキョクグマの親子、砂漠を大移動するアフリカゾウの群れ、
ザトウクジラなど数々の生物の営みを圧倒的な迫力の映像で映し出していく。
制作には『ディープ・ブルー』のスタッフが集結。
超ハイスピードカメラなどの最新機器を駆使しながら、5年もの長きにわたって“奇跡の瞬間”を追い続けてきた。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による音楽も物語を盛り上げる。
地球の“今”を、知性ではなく心で感じられる作品だ。

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以下、感想です(ネタバレもあります)。


私自身、テレビなどでもこの類のドキュメンタリー映像系は
見たことがあまりなかったので、大画面での美しい映像に期待していったのですが
その期待以上!の素晴らしい映像を目にすることができました

地球という恵まれた稀有な環境、それが近年動物が生きるには
過酷な状況になっていっているわけですが、
それを押し付けがましくなく渡辺謙さんが解説してくれるので
素直にうんうん、そうなのね…と見入ってしまいます

季節の移り変わりの映像は美しかった~
同じアングルから撮った映像を季節ごとに重ねて、クロスフェードさせてるのかな??
静止画じゃなくカメラが常に動いてるのが凄いなぁと。
あんなにも上手いこと見せられるのかと感心してしまいました

他にもどうやって撮ったの?と思わせる映像ばかりが目白押しで
どんなに大変な撮影だっただろうと考えると、途方もない気持ちになります

ただ、単調は単調なので(そういう作品なので仕方ないのですが)
ちょっと落ちそうになるときはありましたね(爆
だって、音楽もとっても心地良いんですもん←言い訳

弱肉強食の世界を映し出すシーンだったり、他にもいくつかのシーンで
曲調が変化するときには、ビクっとしたりして目が覚めましたが(苦笑

印象深かったのは、ホッキョクグマとオシドリの雛ですね
オシドリの雛がまだ飛べないのに巣穴からダイブして落ち葉の上に降りるのですが
もーーー、可愛らしいとしか言いようがありません
鳥ってなんでおしりがあんなに愛らしいんでしょ。

氷の減少により餌の捕獲がままならなくなっていき、死と向かい合わせで
さまようホッキョクグマの姿を見ていると、沸々と
「あぁ、このままじゃいけないんだな」という気持ちだけがわいて来て…
娯楽として今この映像を見ていることが、なんだか複雑に思えてしまうのでした

温暖化の深刻な影響は日本にいては感じづらく、こういった映画や番組を見ることで
危機感をやっと感じられるというのが、自分の正直なところです

そんな日常なので、些細なことでもついつい今度…となってしまうことが多いです(情けない
なので、まずはこの作品を見て考えさせられたことを、自分なりに噛み砕いて
少しでも何か始めたいな、と思えたら良いのかなと。
そして自分でできる何か小さいことを、始める~持続できるようにしたいですね

↑堅いまとめになってますが(笑)
単純に視感覚を満たしたい!癒されたい!という目的でもOKな作品と思います


オリヲン座からの招待状

2007-11-25 20:25:36 | 映画・DVD
『オリヲン座からの招待状』を観て来ました。

公式HPはこちら→http://www.orionza-movie.jp/

あらすじ(goo映画より)-----------------------------

町の映画館・オリヲン座は、毎日、たくさんの人で賑わっていた。
経営しているのは映写技師の豊田松蔵と妻・トヨだ。
ある日、一人の青年が映画館にやってきた。映画を観たくて仕方がないが、お金がない。
トヨはその青年を「途中からだから」と言って入れてやった。
上映が終ると、その青年、留吉は松蔵にここで働かせてくれと頼み込む。
留吉は熱心に働き、映写技師となる。
しかし、松蔵が急死してから、映画館は段々寂れるように…。

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以下、感想(ネタバレ少々)。


山場と言う山場、派手さは一切なく、静かに深ーく物語が進んでいくといった感じでした。
画面を見ているだけで、そこにある空気を感じられ
“間”が語るとはこういうことか、と

印象的だったのは、宮沢さん演じるトヨが自転車に乗るシーン

彼女が笑顔で向かってくる、あのシーンだけでもトヨがどういった女性なのかが伝わってきて。
古風でか細くて繊細だけど芯は強く、茶目っ気たっぷりなトヨ。
いつのまにか、留吉視点で愛を持って見ている自分がいました

宮沢さん、年齢相応の美しさが際立っていて、浴衣姿には
女の私でもグっときてしまいましたよ(おっさんか

加瀬さん演じる留吉は序盤、オリヲン座に来たときは17歳という設定!
でも、さわやかにチャリこいでる姿は無理がなくそのくらいの歳に見えるのがスゴイ(笑
真っ直ぐで朴訥な青年、ぴったりハマっていました

宇崎竜童さん、個人的に技師のイメージに合ったかというとそうでは無かった(爆
のですが、彼の演じる松蔵の懐の深さと粋な男臭さが素晴らしかったです

で、最初気づかなかったのですが、祐次の子役が小清水一揮くんに似てるなぁと
思ったら…やっぱりそうで
まさか同時期にこの作品と『三丁目~』、どちらにも出ているとは!
何か狙いでもあったんでしょうか??

祐次と良枝の子供時代の背景、大人になってからも特に詳しくは描かれていないので
その辺りは絡みとしてイマイチな印象でしたが、
最後の留吉の挨拶が素晴らしすぎて、細かいことはまぁいいかと思えてしまいました(笑



えー、結局は加瀬さん見たさで行ったようなものですので(笑
(珍しく前売り券まで買っていた。↑特典のレターセット)
そういった意味ではストーリー等に特別の期待は抱いてなかったのですが
一つの映画館が時代の流れによって廃れていく、その中で
純粋に、一途にその場所を守るために生きている彼らが
お世辞でなくうらやましく思える、素敵な作品でした

時代設定等も含めて『三丁目~』と比較しがちになりそうですが
全く別物として、どちらも楽しめる映画だと思います

そうそう、作中に流されていました『無法松の一生』、
どんな映画なのか観てみたくなりました。
これを知っていたらもっとストーリーを楽しめたんだろうなぁ…
今度レンタルで見つけられたら見てみようと思います

ALWAYS 続・三丁目の夕日

2007-11-11 18:56:51 | 映画・DVD
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』を観て来ました。

公式サイトはこちら→http://www.always3.jp/


あらすじ(goo映画より)-----

昭和34年春。東京オリンピックの開催が決定し、日本は
高度経済成長時代に足を踏み入れようとしていた。
取引先も増え、軌道に乗ってきた鈴木オートに家族が増えた。
事業に失敗した親戚の娘、美加を預かることにしたのだ。
しかし、お嬢様育ちの美加と一平は喧嘩ばかり。
一方、一度淳之介を諦めた川渕だが、再び茶川の所にやってくるようになっていた。
淳之介を渡したくない茶川は、再び芥川賞に挑戦しようと決意する…。

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以下、ネタバレ有ります


オープニングにはびっくり
地震か何かと思ったら、なんとゴジラ?!が三丁目で大暴れ
すごいクオリティでしたね~!!
あれだけでそのまま2時間行っても良かったくらいの掴みでした(笑

で、前作から4ヶ月後という設定でしたが…

夕日町自体のスケールがやっぱり大きくなってたんですかね。
前作はちょっと見せ方でごまかしながらも窮屈な画面になってた感がありましたが、
今作はそれを感じさせないゆとりがあった気がします


見ていてまず思ったのは、やっぱり子役達の成長は早いなぁと
淳之介も、一平の両サイドにいる二人もでかい!!
そういう点では一平は割りと前作から変わらず、違和感がなく見れました(爆

今作では美加が加わったことで、より人と人との関わり合いの大切さとか
親と子のあり方であるとか、
今と昔との色んな意味での差異が自然と見えてくる作りになっていたように感じました。

鈴木家で暮らしていく時間を経て明らかに変わっていく美加
そりゃあお父さんも驚きますわ(笑

美加に対してイヤミを言ったり素直になれなかったりする一平も
とても子供らしくて微笑ましくて。

その一平の頭をポコポコ殴る則文さんは相変わらず笑わせてくれました~
激怒して髪の毛立ったりステテコ姿でetc…(笑
牛島さんと飲んだ次の朝は打って変わって胸が詰まるような表情を見せてくれて、
素晴らしい演技で魅せてくれました。

トモエさんも前作に続き昭和のお母さん具合が最高。
特にクリーム塗ってくれる所とか、母の愛情・優しさがじわーっと伝わってきました

茶川と淳之介はつましくも楽しく生活。
川渕の監視の目はなかなか厳しかったけど
でもあの人はあの人なりに、現実をきちんを見据えているだけで
言ってることは正しいんですよね。

ヒロミは一途に指輪を見つめ…
茶川のためを思って身を引く去り際の涙には、つられてこっちもボロボロ(爆

芥川賞のくだりは詐欺師が怪しさ満点だったので、
観ているこっちはムズムズしていたのですが…案の定

六ちゃんの幼馴染が関わってこうなってしまったというのも心が痛いのですが、
とはいえ結果はどうあれ(爆
温かくて信頼し合えてる三丁目の住人達には泣かされた~

現代ではありえない、悪くいうと無防備な人間関係?だけど
確かに自分の小さい頃はそんな空気を周りに感じてたなぁと懐かしみました。

ちょっとありきたりな気もするけど満足の大団円

一平念願の東京タワー、則文さんのビビリっぷりに爆笑!
最後はため息が出そうな美しい夕日でした~

笑いたくさん、涙たくさんの素敵なお話には
劇場が一体になって反応してましたよ


予告編で観たとき既に泣きそうになった私なので、
ハンカチ必須、ティッシュも忘れずに持って臨みましたが…大正解でした。

涙もろい方は要注意です、お気をつけください…

めがね

2007-10-09 21:49:52 | 映画・DVD
『めがね』観てきました。

公式サイト→http://www.megane-movie.com/


率直な感想は…うーん、微妙?!

『かもめ食堂』がとても良かったので、ちょっと比べすぎた所もあるかも。

以下ネタバレもあります。




携帯の通じない場所に来たかった、というタエコ(小林聡美)が
舞台の地に降り立ってしばらく、
宿泊先の『ハマダ』に集まる人たちの生活サイクルに、イマイチ溶け込めないあの感じ。

朝起きたらメルシー体操。
ごはんはみんなで食卓を囲む。
この島ですることと言ったら、『黄昏る』ことくらい。

私はタエコの感じる違和感を、そのまんま感じてました。

自分の好きな時間に起きて、ゴハンだって好きなときに一人で食べたいし。
いきなり海辺で体操してても一緒に!とは思えないし

『黄昏る才能』
という言葉にもひっかかりを感じてしまった…
確かに、こうゆう場所に来て、何をしたらいいかわからない、
観光する所がないとやることがない、と思ってしまう人もいるでしょう。
私はややそうかもしれません…

『かもめ~』と比べるのもなんですが、この映画では押し付け的な雰囲気を
多少なりとも感じてしまいました。
この島の大多数の人がこんな感じだから、あなたもそうしてみませんか?風な。
サクラさんへの敬意としてのユージやハルナの言葉もそうかな。

まぁ強制されてるわけではないのですが、
結局うっすらとしたルール(多数派の)はできてしまっているわけで…
でも、いつのまにか流されていることも心地よさの一つと言ってしまえば…
うーん難しい

タエコが重いスーツケースを手放した、あの瞬間は
絡まってた色んな感情が少し解けたような気はしましたが

あまり良くない感想を連ねてはいますが、
小林聡美さん、市川実日子さん、加瀬亮さん、光石研さん、そして
もたいまさこさんの演技は、文句無し!で素晴らしかったです
もたいさんなんて、見てるだけで笑えるもんなぁ…すごいよなぁ。

5人が集まって氷を食べるシーンが一番良かったかも。見事なバランス。

そうそう、犬のケンも、とっても良かったです


そういえばこの映画では、生活音も癒しの要素であるなぁと実感しましたね
特に食卓の準備の音とか、すごくほっとするんです。
もちろん美味しそうな画があってこそなんでしょうけど

静かで美しい景色と、美味しそうなゴハン、そこにただただ流れる贅沢な時間。

なかなか味わえない非日常的な空間を堪能するという意味では、
とても満足できました

観終わった後、腰が重くてスッと立ち上がれなかったし…
自分で思ったより、意外にどっぷり浸かっちゃってたのかな?!

観るならぜひ広いスクリーン、音の良い劇場で、ですね