とある白黒の幻想壊者

HNかなちゃんで名古屋の各大会に出没中。
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April 3(Sat)  ~とある欲人の最終末路(ピリオドコード)~

2010-04-03 23:50:49 | WS
・・・とかなんとか偉そうにタイトルキメちゃってるが、事態はかなり深刻。

状況をざっと説明すると、こんなかんじになる。




福岡から帰ってきた俺に待っていたのはボスからの一報だった。普段自分に連絡をしてこない(連絡できないの方が正しいか)ボスが何の用かと思いながら受話器を取った。


「とても重要で悲しいお知らせ」と銘を打たれて、体が震えた。
なんでも、仲間の一人が組織を裏切ったらしい。しかもその業界最大のタブーとされていることをしでかしてまで。


浅い付き合いの奴だったが、俺からみると、優しく気さくな奴だ。正直そんなことをするはずがない、何かの間違いだと思った。しかし、過去に何度もそういうことに対しての応対を経験しているボスからの真剣な口調に、声が上ずった。


俺たちのなかではその「こと」は話題にまで上って議論するまでに発展していたので、さすがに俺も多少なりのショックを受けた。タブーの内容は想像にお任せする。まあポーカーで例えるなら、真剣勝負の最中に、あらゆる方面に自分が大勝ちできる何らかの仕込をしたとでもいうことだろう。最初からフォーカードの手札にしたとでも良い。ディーラーと裏取引をしたということでも良い。あるいは自ら相手にわからないように何らかのカードをすり替えたとしてもいいだろう。


ただ一ついえることは・・・





それをすることは悪魔に身を捧げたことと同じであることだ。






最初に気づいたのはボスだった。手つきから前からずっと繰り返してきたということが見えたらしい。しかし確信がもてなかった彼はある仕掛けを施した。そしたら案の定かかって自白したということだった。



自分には彼が自白したとかしなかったとかというのは問題ではない。問題はそれを盾にして彼が現実逃避することだ。


例えがポーカーだったのがいけないかもしれないが、今回の件には賭け事や法律は一切触れないことだ。あくまでルールやマナーの範囲での話だ。


しかし、他人にはたとえそんな程度の話だとしても、組織においては話題の渦中の出来事なだけに厳しい処分を下さねばならない。誰だって苦しいのだ。昨日まで、趣味が同じで仲良くなり、ただのしょうもないバカ話にお互い笑いあっていた仲なだけに裁きたくないのだ!




1回2回の問題でもない。彼が事件後に声明を発表しているが、彼はそのことをDRUGと例えた。ダメだとわかっているのについ続けてしまう。欲という機能がある人間ならではのこうどうである。





彼の声明を見て個人的に感じたり伝わったりするのが、次の3つのポイントである。



①自分ででしたことを悪いと感じており、反省している。

②今までの信頼という大きなものを失った絶望感

③今でも仲間のことを大切におもっていてくれいている。




上記の3ポイントはとても評価に値すると思う。まあ、言えた口ではないが。ただ同時に、


身の引き方を盛大に勘違いし、さらに大きなものを失おうとしている


ということもいえる。 





彼にこの記事を見て感じていただきたいのは、どうしてこの記事のカテゴリーを「WS」にしているのか。どうして敢えてこんな公開の場所を通じて伝えようとしているのか。

そして・・・・・・





自分の行為で他人に迷惑をかけたのにまたかけようとしているのを自覚しているか



ということと、


直接口頭で、相手に自分の「伝えたいこと」をつたえることにどんな意味があるか


ということに尽きると思う。




今日未明(ちょうどこの文を書いている時間)に一度連絡を取ろうとしたが相手にしてもらえなかった。


気持ちの整理ということもあるのかもしれない。なぜなら、彼にとって今日がそのSTART DAY なのだから。



しかし、どんな理由があるにしろ、どんなに付き合いが浅い友人だとしても、





肝心な時に頼りにされない「友人」ということ以上に悲しいことはない!!






ということは胸を張って断言することができる。



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かけがえない「仲間」へ



もし君にまだ、俺を含むみんなに対する謝罪の念と「直接伝えたいこと」があるなら、一度声を聞かせて欲しい。


そして、簡単にいなくならないで欲しい。


君のしてしまったことはとても深刻なものだ。簡単に償えるわけがない。これから何年たっても心に付きまとうだろう。




「かつて」の友人は君を許さないだろう。しかし「かつて」というところを違和感を覚えてもらいたい。なぜなら、そんなことで壊れる友情はきっとないのだから。




なかには許してもらえず、もう会いたくないという人もいるかもしれない。しかし一生懸命伝えようとすれば、何かが変わるかもしれない。





あとは君自身が考え、行動する番だ。伝えようとしていることをそのまま直接、思う存分ぶつけてくれ。できることならなんでもするから。君は一人じゃないんだ。


だから、困った時は遠慮なく頼ってくれ。お互い様というじゃないか。




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また、笑いあおうじゃないか、友よ。





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