
続きです
前回:タピオカミルクティーを飲もう! その2 - シティに泊まろう
2時間後・・・
E「あの~・・・」

E「やっぱり落ちてなかったです・・・」
汚「やけに綺麗でよ、他のゴミも全然落ちてねえんだ」
両「なにい?!」(長官のシティ浄化作戦のせいか・・・!)

E「もう諦めませんか?在庫は全部売れたんですし・・・」
両「だめだ!まだ捌ききってないオーダーがあるんだぞ!」
汚「でもよぉ」

パ「おーい!!」

パ「見てくれよ!俺の成果を!!」
両「おお!でかしたぞッ!!」
汚「ゲヘヘ、やるねぇ!」

パ「あっちのケロケロ池にまだまだ沢山浮いてるぜ!!」


E(ケロケロ・・・?)
汚(ケロケロ・・・?!)

両「そうか。よく見つけてくれたな。早速包装にかかってくれ」
パ「おうよ!」

E「え・・・いや駄目だって!ケロケロ池ってそれ・・・」
パ「?」

両「おっと」

両「あれはタピオカだ、野生のタピオカ。わかるか?ちなみにこれはニューナンブ。わかるか?」
E「う、うぅ・・・はい・・・」
両「物分りが良くて助かる」

両「それじゃあ、今ある分を梱包したら今日の所は帰っていいぞ!ワシはこのPCを職場に返しに行かなきゃならんのでお先に失礼する!」

E「・・・・・・」
汚「・・・・・・」

パ(なんだこれ? まぁいいか、入れちゃえ)
・
・
・

両「よっこらしょっと、さすがにそろそろ受注は締め切らんとな・・・」
カッカッカッカッ

両(誰か来る?!まずい!勝手にPCを持ち出したのがバレたらまた始末書だぞッ!早く逃げないと!)ガタガタッ
ウィーン

ニ「ふぅ~、今日も一日ご苦労さん、っと」

ニ「ん?PCが落っこちて・・・あれは両津のデスクか」

ニ「まったく会社の備品なんだから丁寧に扱ってくれよなぁ~」
ニ「ん?ちょうどメールが・・・見ちまえ」

ニ「なになに・・・?アマビエのタマゴ?疫病退散?売上の一部は寄付?・・・両津め・・・」

ニ「泣かせるじゃねぇか!シティ浄化作戦に乗り気じゃなさそうだったが、あいつはあいつでコロナ撲滅の為に動いてたとはな!」
ニ「アッパレ!俺も注文してやるぜ!」
・
・
・

両「いや~よくやってくれた!!これで注文分は全部用意できたな!」
パ「疲れた・・・」
E「やっと終わった・・・」

両「ほら報酬だ!受け取ってくれ!」

「「「おおおおお!!!」」」
両「いいか!今度どこかで会ってもワシらは他人だからな!解散解散!」
・
・
・

両「お、やっと来たな」

ヒューマントーチ「すんませーん!遅くなりました!」
両「まったく、遅いぞ!」

両「なんだ、前のドライバーじゃないのか?」
ヒ「そうなんですよ 前の人が突然辞めちゃいまして・・・」
両「ほーん、大変そうだな」
ヒ「えぇ、おかげで配達に1、2日ほど遅れが出てまして・・・」

両(そのぐらいなら・・・大丈夫か。万が一にも孵化しないように消費期限を1週間にしたしな・・・)
両「じゃあ、よろしく頼むぞ!」
ヒ「はーい、毎度でーす!」

ブロロロロロ・・・
・
・
・

ヒ「なんだよ、渋滞かよ・・・ついてねぇな・・・」

ヒ「あーもう・・・」

ヒ「おい!早く行けよ!何やってんだ!」
ジリジリ・・・

・
・
・

二「ん?」

バベンスキー「ワンッワンッ!」
二「ほら、バベちゃん吠えないの!」
二「おー!これか!はいはいどーも」

二「バベちゃ~ん!良い物が届いたぜ~!」
バ「スンスン・・・」

二「ほらおいで、一緒に食って長生きしようなぁ!」
バ「クゥーン・・・」

二「さてさて・・・」

二「ご開帳ッ!」


・
・
・
いやああああ!!
ママ、怖いよ!

・
・
・
キャアアア!!

・
・
・
イアアアアァァァ!!


ァァァァァァ!サービスショット!!
・
・
・

イ「フンフフンフーン♪」

イ「ん?地震?」
ピシピシッ!
ドッゴォーーン!!!

二「両津のバカはどこだ!出てこい両津!!」
イ「浜松でアマビエの養殖をするとかで出て行きました!」
おわり!!
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
ここはシティの路地裏・・・

?「あらら困ったわ・・・」
E「あっ」

E「大丈夫ですか?」
?「ありがとうございます・・・親切なお方・・・」

?「是非お礼を・・・」
E「いやいや、お礼なんていらないですよ!」

?「これを」
E「キモチワル!」
?「ダチョウの卵です・・・」

E「うわ、喋ったよ・・・」
?「特売だったので・・・」
E「いや、いらないんで、返します」

?「もらってほし~の」チラリ
E「はぅあ!」ドキーン

E「あ、じゃぁ・・・ありがとうございます・・・」
?「そう、よかった。大切に持っていることね」
E「あ!あの~僕らどっかであったことあります?」

E「いない・・・」
ここはビルの屋上・・・

タ「こんな路地裏に住んでいたとはな・・・」


ブリンク「渡してきたわ。これでいいのかしら」
タ「あぁ助かったぜ」
タ「あのメカ野郎は上手いことやってやがるな・・・うさみ本人に違和感を抱かせる事無く徐々に、確実に記憶を奪って・・・」
ブ「順調にモブフィギュアになっていってるわ。もう貴方が自分で渡しに行ってもよかったんじゃないかしら」

タ「それは駄目だ。モブになったとはいえ、あのメカはきっと網を張ってる筈だからな」
ブ「ホントにそうかしら。あいつ、主だった時の記憶も自覚もほとんど無さそうなのに」
タ「でも俺が接触したら気付かれるだろう。あんたは”あの世”出身だからメカうさみは察知できないだろうが・・・」

タ「俺は唯一の”見落とし”だからな・・・まだ気付かれるわけにはいかない」

タ「卵が孵る その時までは・・・」
遂に物語が動きそうで気になります‼️
コメントありがとうございます!
ほんとーにようやくって感じです笑
オンビーさんのブログ更新も楽しみにしてます~!