シティに泊まろう

アメトイで綴るおもちゃ達の日常

タピオカミルクティーを飲もう! その2

2020-07-23 06:49:30 | 小ネタ




続きです
前回:タピオカミルクティーを飲もう! その1










両津勘吉「うーむ、売れん・・・」








両「コロナウイルスの流行もあってか、あっという間にブームが去ってしまった・・・」








両「今までの売上は全部材料につぎ込んでしまったしな・・・どうしたものか」








イシシ「センパーイ!」
両「む?」
イ「何してんですか!長官が探してますよ!」







両「あっ!しまった!まずい!」










両「あとは頼んだぞ!しっかり売ってくれよ!」
E「は、はい!」









両「いいかこれが売れなきゃお前らの給料だって出ないんだからな!」
イ「センパイ早く行かないと・・・」









両「まったく・・・長官のきまぐれにも困ったもんだ!なんで非番の日に掃除なんかしなきゃならんのだ・・・」








両「ん?」









両「なんだ?この気味の悪い落書きは」
イ「あーそれ最近流行ってるんですよねぇ 疫病を退ける妖怪だとかなんとかで・・・」
両「ふーん・・・色々考えるもんだ・・・」
イ「さ!早く行きましょ!」













タタタタタ・・・

イ「先輩連れてきましたー!」







両「両津勘吉、アッセンブルであります!!」
ニックフューリー「おう、遅かったじゃねぇか」







ニ「まぁいい、さっさと始めるとするか!」







ニ「コロナ撲滅、シティ浄化作戦!やるぞー!」

「「「おーー!」」」
























イ「せんぱーい・・・少しは手伝ってくださいよぉ」
両「いくら掃除したってすぐに汚れるぞ。それに儂は今それどころじゃないんだ」
イ「はぁ・・・」










両「ん?またその落書きか」
イ「だから流行ってるんですよ、アマビエ」











両「魚なのか?そいつは」
イ「うーん、詳しくは無いんですけど、鱗があるし、海から出てくるらしいですよ」









イ「ちょっと不気味ですよね」
両「まぁ、妖怪なんだからそんなもんだろ」











イ「いや、なんか広まり方が・・・誰かが無理に流行らせてるような・・・」
両「なんだ?そこまで流行っているのか?」
イ「そうなんですよ 色んなグッズとかも出てますよ」
両「グッズ・・・」





























E「暇だなぁ・・・あのお巡りさんにまたドヤされちゃうよ・・・」








両「おーい!」
E「!!」ビクッ










両「いや~はっはっ!売れてるかね?」
E「お、おつとめご苦労さまです!」










両「お~!全く減ってないな!」
E「すみません・・・実は1個も売れてなくて・・・」











両「わっはっはっ!構わん構わん!」
E「?!」











両「ジュースはもうおしまいだ!もう一度ほかの奴らを集めてくれ!」


























両「さて」

両「こいつで勝負に出るぞ!」








パイルドライバー「なんだそりゃ?」
E「タピオカの・・・缶詰?」
汚いおっさん「入れ物が変わっただけじゃねぇか」
イ(また巻き込まれるのか・・・)













両「聞いて驚くなよ?・・・これは“アマビエのタマゴ”だ!」
「「「アマビエ?なんですそれ?」」」
両「なんだ知らんのか・・・まぁいい、これは絶対にウケる!!早速取り掛かってくれ!!」




















両「無病息災 疫病退散 延命長寿・・・皆様の健康のためにアマビエの卵を特別価格で・・・っと」カタカタ






両「おおお!ホームページを作ったらオーダーメールがジャンジャン来るぞっ!!」













カシャッ

カシャッ













宝多六花「こんな感じでいい?」
両「がははは!上出来だ!おぉっ!早速アクセス急増だ!」












d.va「じゃ、私ら行っていいのね?」
両「うむ!ご苦労!もう酒なんか買おうとするんじゃないぞ!!」
「「はぁーい」」















両「snsの力は凄まじいな・・・!製造が追いつかんくらいだぞ!わははは!」 



両「頼むぞー!どんどん作ってくれよ!在庫一掃だー!!」

















両「よしよし、また注文が!グフフ・・・」









E「お巡りさん!大変ですッ!」









両「なんだッ!どうした?!」
E「タピオカの在庫が・・・」
両「なぁにぃ・・・」









両(在庫が片付いたのはいい事だが・・・まだまだ注文は来てるしな・・・)
両(これを逃すのは実に口惜しい・・・ッ!)










両「よしッ!決めた!また落ちてるタピオカ拾ってくるんだ!!」
E「え~!?」









パ「もう落ちてないんじゃねえか?」
汚「ブームが去って、ここで売れてない訳だしなぁ・・・」
両「ブツクサ言っとらんでさっさと行ってこい!!」








タランチュラ「ちわーっす!運送屋でーす!」
両「お!来たか!」









両「で、宛先はコレで、アレがコレで・・・」


両「・・・、・・・、・・・。・・・、・・・、」



両「・・・で・・・、よろしく頼む!」
タ「あ、はいはい!じゃあ積んじゃいますんで」
















タ「発送元の住所はどうします?」
両「発送元・・・・」
両(書かないわけにはいかないよな・・・かといってワシの家では何かあった時にマズいし・・・うーむ・・・)












両(そういえばあの太ったやつが住んでると言ってたな・・・)
両「あー・・・シティ2区16 サム探偵事務所にしといてくれ!」

タ「・・・シティ2区16 ですね」












つづく!






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