レトロ電子工作

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LCDオシロKitの製作… 液晶の明るさ調整VR

2020年01月18日 07時22分49秒 | 電子工作
電源に DC9V~12Vまで使える・・・
との事なので、試しに12V を使ってみると 液晶画面がかなり濃く
何が書かれているのか ↓ 判別できません。
ACアダプタで 7V 出力という少し変わった電圧のものが手元にあったので
これで試してみると ↓ こんどは 画面が薄すぎて文字が見えません。
←文字は表示されている
D3のダイオードで 0.8Vの電圧降下、三端子レギュレータ 7805で約2V近く 降下するので 元の電圧が7Vでは、5V電源が 実測4.5V しか出ていないのが、この薄さの原因です。 (D3のダイオードを取り外してショートで使えば DC7V電源でも動作しそうです)

DC9VのACアダプタ固定で使えば問題ないのですが、それでも
少々 濃すぎて見えづらい。↓
そこで、「液晶の明るさを調整」するためのボリュームを
取り付けることにしました。

「液晶の明るさ」を決めている部分の現在の回路は ↓ こんな感じ
 R27の5.6KΩ と R29の10KΩの分圧し (固定の) 電圧を 液晶の3番ピン VOに与えて明るさを変えられるようです。 ここにVR(ボリューム)を付ければいいだけ!
 現行品のLCDオシロ・キット[06204KPL]の回路図を見ると、初めからVRになっていました ↓ 。 要するに、設計ミス?不具合に気が付き 新しい基板では改善したのでしょう。 

 現行の回路 そのままに 10KΩの 半固定抵抗 ↓ 部品を入手。 
 これを取り付ける前に、現在 付いている抵抗を取り除かないといけません。
元からハンダ付けされている ↓ 1608サイズの「面実装」の抵抗 。

よくよく見ると 432 と書かれており(これは4.3KΩ)回路図と抵抗値が違います。 ・・・ ここを うっかりボリュームにしなかったために、試行錯誤で抵抗値を変えた…苦労の跡が見受けられます。

 さて、面実装部品を取り外すにはどうしたらいいでしょうか?
(ハンダ作業の上級コースの練習だと思って、やってみましょう)
この場合、
 ①  たとえお金が掛かっても ハンダコテを 2本 用意します。
 ② 両手に1本づつ コテを持ち、
 ③ 面実装 抵抗の 両方の端子を同時に熱して ハンダを溶かします。
この方法で綺麗に取り外すことができます。

ここに 現行回路の通りに、VRを取りつけます。

(セロハンテープでショートしないよう絶縁… 少し浮かせて)
 LCDのコネクタの ↑ 2番、3番ピンに VRの足をハンダ付け。これで固定!

うまく明るさが調整できることが確認出来たら、
最後に エポキシ系の接着剤 ↓ でVRを固定します。
ちょっと 見た目は悪いですが、ドライバで回すストレスが掛かる部分ですので、しっかりと固定しないと 後々 外れてしまう危険性があります。

 秋月にて新しいバージョンのLCDオシロキットを購入した場合、
 こんな面倒な手間は 初めから不要です。
 みなさんは、新しいのを買いましょう。

 と、云うか 完全に 回路の設計の手抜き? ですよね??




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