レトロ電子工作

電子工作はじめました!
基本的な所からゆっくりゆっくり進めていきます

オシロスコープ キット (06202KP) 入手

2019年09月11日 19時13分04秒 | 電子工作
秋月電子で売られていた
 「 LCDオシロスコープ キット 」
 なる物を 入手しました。

 これも おもちゃに近い性能ですが、先日 写真を乗せたキットよりは
 少しはマシで、実質 1MHzくらいまでは 測定できそうです。
 (先日のUSBタイプは 300KHzまでしか測れない・・・ 本当に玩具)

 型番が 「060202KP」となっていたので、1世代前の製品ですが、
 安価で手に入れたので「良し」としておきます。
 (当時 4000円したらしい → 新古品で2500円で入手)

 現在、秋月で売られていないとの見出しだったのですが、しっかり売られてました。 型番が新しくなって(バージョンアップされた?)「060204」となっていて、価格も少し高くなってました。(¥4700円)

 
まー、お遊び程度に考えているので、1世代前の物でも十分です。
キットなので、もちろん自分で組み立てないといけないんですが・・・、うまく動くだろうか? ↓ これが組み立て前の全部品。

こんなグラフィック液晶付き
本来なら、この程度の物は(キットではなく)自分で回路を設計し、作れなければいけない所ですが、今はまだ それだけの実力も時間も無いので 「組み立て」だけに甘んじておきます。

 さ~て、どのくらいで完成する事やら・・・




パソコンからI/O制御=USB-IO

2019年09月10日 07時15分38秒 | 電子部品
台風で 山手線も止まり、電車は殺人的な込み具合となった東京。
久しぶりの秋葉原で、
 いくつか 必要な部品を漁って来ました。

これから作る マイコンボードの、
 リセット信号も、クロック信号もパソコンからソフト的に作って
 制御しようと思っているんですが、最近のパソコンは
 1ビットの入出力さえ 難しくなっています。

そんな中、秋月電子で 、
 こんなに安価な USB-IO を入手しました。
 前にも買ったことがあるんですが、いつの間にか
 USB-IO2 と バァージョンが 2 に上がっているんですね?
 前のと何がちがうのか?
サンプル・プログラムの入ったCDも付いて1000円。
思わず、また買ってしまいました。

それと、性能は「おもちゃ」に近いんですが、
 驚くほど安価な「USB ミニオシロスコープ」なるものも売っていました。
これでリセット信号の ゆっくりした波形くらいは測れる?


ICパッケージ 色々

2019年09月08日 06時35分55秒 | 電子部品
これまで、色々な種類(やサイズ)の IC を紹介してきましたが、
まとめて 大きさの比較と基礎知識を整理した置きたいと思います。

手作りの「電子工作」 DIY を楽しむ場合、
 基本となるのは DIPタイプ と呼ばれる この↓サイズです。
 
要するに↑これ。 昔は 「ゲジゲジ」なんて呼ばれたりしてました。
ピンを挿す穴(スルーホール)が無いと取り付けられませんが、ピン間 1インチ=2.54mmもあるので、扱いやすく ハンダ付けも楽です。

ただし、サイズが大きいので 部品はどんどん小さく進化して行く傾向にあります。 これとまったく同じピン仕様、内部も同じなのに


サイズが小さくなったタイプがこれ ↑ 。 穴が無くてもハンダ付けできるので「表面実装」とか「面実装」タイプと呼ばれます。  上のDIPと同じ14ピンですが、半分近い「小ささ」なのが分かりますね?

 これから出て来るのも含めて「面実装」タイプのことを総称して SMD Surface Mount Device ):エス・エム・ディー と呼びます。 よく「ハンダ付けの難しいSMDは既に実装してあります」との 歌い文句で売られている電子工作キットとかは、この面実装のICだけ 半田付けされた状態で販売されている・・・という意味です。

この名前とは別に、
 このサイズの 正確なパッケージの名前は、SOP(エス・オー・ピー)と言います。 上の例は 14ピンなので SOP14と言います。
SOP(Small Outline Package) ・・・ の略です。

これが さらに小さくなって、
 3ゲートロジックの所で紹介したIC ↑ ・・・ 8ピンなので小さくなってはいますが、ピン間の距離が同じことが上の写真で分かると思います。 実はこれも同じ SOPパッケージです。 SOP8と呼びます。

さらに 小さくなって、 (写真の上は 3ゲートロジックICです。大きさ比較のため)
ワンゲート ロジック で紹介したIC  正確なパッケージの名前は「SOT-353 パッケージ」

実は、この辺の SOPやSOTは まだまだ大きいサイズなのです。
これより さらに 小さい(ピン間が狭い) と、SSOP とか、TSOPとかいう名前になり、さらにさらに小さい TSSOPなんて 極小のICも出て来ています。
 ここまでくると、手では扱えず ハンダ付けするのも 「実装マシン」=機械やロボットを使って行います。

 今回 扱った 最小のピン数のICは 3ピンですが、これがどんどんピン数も増えて、100ピンなんてIC ↓ もあります。
 私は これを実際に 手でハンダ付けします。 (笑)
老眼の目には かなりキツイ作業ですが、問題なく付けられます。手でも! 綺麗に付けるコツがあるんです。

 こういった 極小の部品は、こんな ↓ 専用の入れ物に入れておかないと
すぐに無くなってしまいますし、窓からの 風 は厳禁です。

初代ガンダムで、「アムロが顕微鏡を覗きながら回路を組んでいた」そんな場面を覚えていますか? (「ファースト」を知ってる人すら少ないか?)
  でも、
  そんな光景が 将来は 現実になるかも?しれません。
  このまま どんどん部品が小型化していけば・・・・





DIP6モジュール (オープン コレクタ変換)

2019年09月07日 06時31分16秒 | 回路
RESET回路の検証のため、5Hzくらいのゆっくりとした方形波を与えて オシロロスコープで 時間を測ろうとした時、
 直接 TTL信号を 入れるのではなく、オープンコレクタ信号に変換してから接続する必要があります。 (リセットの入力は 押しボタンスイッチが付いているわけで、直にGNDにショートされる可能性があるからです)
 そんな時、14ピンのDIPサイズの IC : 例えば、74LS05 とか 74LS07 とかの「オープンコレクタ出力」のICを使って、ブレッドボード上に その都度 回路を組んでもいいのですが・・・
 面倒です。
たかだか 14ピンのICですが、この中の6個ものゲートが入っていて、実際に必要なのは(使うのは)1個です。
使っていない(空きゲートの)入力ピンは GNDに接続しないといけませんし、つなぐ必要のある配線がけっこうな本数になります。 そこで、少しでも楽をしようと、1信号だけ TTL信号をオープンコレクタ信号に変えるモジュールを作ってしまう ことにしました。
 できるだけ小さく作りたかったので(入力1出力1 使用部品1個のみなので) DIP8ピンを さらに削って、DIP6ピンモジュールで作ってみようと思います。 回路図は↓ これだけ!

 DTC114EKA という部品は、「チップ トランジスタ」なのですが、数あるチップトランジスタの中でも、TTL信号に接続するための抵抗まで内臓している 便利品です。 入手もしやすい!
大きさは こんな ↓ 感じ。

わずか3ピン ↑ なので、ユニバーサル基板のランド上にも 少し傾けて配置すれば↓ 、問題無く ハンダ付けできます。
データシートはこれ ↓




余談ですが・・・
オープン・コレクタ出力の回路図の書き方:
昔は ちゃんと O.C. だと分かるよう、三角の頭に *(アスタリスク)を付けるか、縦に短い線 ↓ を入れていたものです。(もしくは、OCと そのまま文字で書いていた)

 最近は こういった大事な所を省略しがちなのはなぜでしょう?
そして 抵抗の記号を 波線ではなく、単なる四角で書くような JIS勧告まで出ているし・・・ そんな回路図 見づらいのにね!
 省略すべき方向性が間違ってるように思います。