レトロ電子工作

電子工作はじめました!
基本的な所からゆっくりゆっくり進めていきます

ポン出し機 の製作

2020年02月18日 10時19分41秒 | 電子工作
押しボタンスイッチを 
    ”ポン” っと
 押すだけで、色々な効果音が出せる・・・ そんな機械を
   「ポン出し
 と呼ぶらしい。

 ヤフオクで組み立てキットとして売られている ポン出し機を見つけて
 面白そうだったので、購入して組み立ててみた。(今時点で¥3755円)

 
 おそらく 個人で電子工作を楽しんでおられる方で、
 それでも ちゃんと Ki CADを使って 基板化 して、
 製品のように整えて 売っておられるようで、
 この手間と努力には頭が下がります。
 
 ヤフオクで「ポン出し」のキーワードで探せば
 簡単に見つかるでしょう。 今なら。
 

 キットの中身は、↓ こんな感じ。

 ヤフオクの 説明文 ↓  にも
  ”説明書は、親切ではありません” (笑)
 と、書かれていた通り、お世辞にも
 分かりやすい説明書が入っている訳ではありませんが、
 製作は 簡単で、初心者でも まず 失敗する事はないでしょう。

 付属の マイクロSDカードに、
 色々な音が入っています。

今回、このキットを試したのには、1つの目論見があって、
 SDカードに入ったファイルを FATフォーマットで 読み書きするのに
 簡単な方法は無いものか? と 考え 探していたからです。 
 (右は生基板)
 この写真の左側↑ の DF Player-mini というモジュールが、
 μSDカードのコネクタも込みで、制御CPUも入っている
 MP3プレーヤーです。
 かなり 安価に売られているようで (9ドル程度)、
 一から 苦労して手半田で製作するより、楽だろうと思って
 試してみたいと考えているのです。


1.製作開始

まずは、この「ポン出し機」が
 ちゃんと動作するまで、組み立ててみたいと思います。
 回路図 ↓ は こんな感じ。

 電源回路とスピーカ、あとは スイッチの山です。

 背の低い抵抗からの取り付けとなりますが、
 各種 値の違う抵抗も 山もり ですので、それを間違えないように
 (テスタで値を確認しながらハンダ付けすると確実)
 

 電源回路まで出来あがったら、
 コネクタも取り付けて(DF Playerを取りつける前に)早速、電源を
 入れて確認しましょう。
 DC5V出力のACアダプタも 同梱されているので安心です。
 電源を入れた時に、黄色のLEDが点灯することを確認しながら、
 テスタの電圧レンジで、5V ⇒ 4.2Vが
 
 正確に出せるよう 青いボリュームを回して調整します。
 
 この 4.2V という 半端な電圧が、DF Playerの推奨電圧です。
 電圧が決まったら、
 その他の部品を付けていきましょう。

 注意すべき点は、DF Playerモジュールの「挿し込み向き」です。
 (逆挿しも出来てしまうので要注意)
  SDカードが手前から抜き差しできる向きで正解です。


2.操作説明

 使い方を説明するまでも無く、簡単です。
  ① SDカードを差し込んで
  ② 電源を入れ、
  ③ 好きなボタンを押せば、それぞれの効果音が鳴ります。
    クイズの正解音 「ピンッ ポン」 だったり、
    不正解音    「ブッブー」 だったり、
    学校の終わりの 「チャイム」だったり・・・
    14種類程の 色々使えそうな音色が 楽しめます

。説明が必要だとしたら、白いスイッチぐらいです。
 「Prev/Vol-」と 「Next/Vol+」という 白い色の押しボタンスイッチが
 2個づつありますが、(どちらを押しても同じ)

 短く押せば、「前の音」 と 「次の音」の再生として機能しますが、
 長く押すと 音量=スピーカのボリュームを変更できます。
 最大音量だと、かなり うるさい位の大きな音で鳴りますので、
 外部アンプを付けなくとも、十分 使えると思います。

 回路設計の観点からも 応用できるアイデアが いくつかありますので
 おいおい 取り上げて行きたいと思っています。

    とりあえずは、音が鳴ったので
    ここまでとします。

    小一時間もあれば 完成できます。
    簡単で しかも 楽しいですので
    あなたも 挑戦してみてはいかがでしょう?


 
 


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