ジロ第3ステージ ボッコ峠の下りで落車したウェイラントが死去
ウェイラントが所属してた
レオパード・トレック・チーム公式サイト
ヨーロッパの山の車道って日本のようなガードレールがほとんどなく、
かなり大きな間隔をあけて、縁石があるだけ。
昨夜もライブ中継を見ながら、「いつもながら、下りでも全速力で走るよね」
「カメラバイクも彼ら以上の速さで走っていくんやから、怖いやろな~」
と彼氏と話しながら見てたのですが、
下り途中、ドクターカーなどが停車する映像が出たので、げ、落車か、と
思ったら、衝撃的なウェイラントの倒れてる映像が次に出た。(;;)
顔を強打したのか鼻から出血、すでに胸のあたりはジャージがはがされて
むき出しになってた。
AEDのためにはがしたのかな?
ちょっとこれはやばいかもって思った。
レースはあと26キロくらいだったので、かなり緊迫した下りの状況で、
実況の谷口さんと解説の浅田さんは普通にレースを伝え続ける。
映像もレースメインで、時々ウェイラント救助の様子をはさむ感じ。
心臓マッサージしてる遠目の映像も一瞬うつり、ツイッターで情報を待つ。
レース後、やはりだめだったと発表され、ステージ優勝者他の表彰式やインタビューなどもキャンセルとなった。
彼は、去年はクイックステップにいて、ちょうど一年前のジロ第三ステージ、
オランダの海沿い、風力発電の巨大風車がぶんぶんまわる横を通過するコースで、ステージ優勝してたのだった。
巨大風車と自転車たち
第三ステージ優勝で、シャンパンを振りまくウェイラント
ヨハン・ブリュイネル という元自転車ロードレース選手で、かつてランス・アームストロングがツール7連勝した時の監督さんが、追悼文を書いてられます。(英語)
最後に、この2010ジロ第三ステージでゴールを切った瞬間のウェイラントの写真を載せてられます。
Rest In Peace Wourter Weylandt
文章読んで写真見てたら、涙が出た。
でも今日も第四ステージは始まるし、たぶんほとんどの選手はレースに参加する。(彼が所属してた レオパード・トレックは棄権するかもしれないけど。)
自転車レースってそういうものだ。
ウェイラントに合掌。