G・クルーニーさんがダルフール紛争解決を訴え=「今世紀初の大虐殺」 (時事通信) - goo ニュース
BS1の「おはよう世界」のBBCのコーナーで見ました。芸能ニュースではなく、普通のニュースで映っていた。彼の隣には彼よりもっと渋いおじさまがいた。彼のお父さんだったらしい。『グッドナイト・グッドラック』の映画関連の情報で知ったけど、お父さんはジャーナリストなんだよね。
BBCのサイトに行ったら、トップページ右下のVIDEOコーナーにG.クルーニーの顔がありまして、一分余のビデオ映像が見られます。映りはあまりよくないです。
ダルフール紛争については、よくわかっていなかった。以下の記事を読んでようやく概要がわかった。
★引用開始★
スーダン、チャド緊迫 ダルフール和平さらに混沌
2006年 4月20日 (木) 03:38 産経新聞
【ロンドン=蔭山実】政情不安が続くアフリカ中部のチャドが隣国スーダンと断交し、緊張が高まっている。チャド反政府勢力が首都ヌジャメナに迫ったことに対し、同国のデビ大統領はスーダンを非難、「世界最悪の人道危機」(英議会報告書)と呼ばれるスーダン西部ダルフール紛争の和平協議から撤退を表明。同紛争解決の見通しがさらに不透明になったことに加え、国連のアナン事務総長は十七日、チャドの内戦激化が近隣諸国への紛争拡大につながりかねないと懸念を表明した。
チャドでは五月三日に大統領選挙が予定され、デビ大統領が三選を目指している。これに対し、デビ政権打倒を掲げる反政府勢力「民主的変化のための共同戦線」(FUC)は四月に入り攻勢を強め、十三日には一時、首都中心部に迫ったと伝えられた。政府側によると、戦闘で市民を含む約四百人が死亡した。
これを受けて、チャド政府は十四日、「反政府勢力の背後にスーダン政府がいる」とスーダンを激しく非難し、断交を発表。十六日には、アフリカ連合(AU)の仲介によりナイジェリアの首都アブジャで続けられているダルフール和平協議からの撤退を表明した。
チャド反政府勢力の攻撃がここにきて再び激化した背景には、一九九〇年にクーデターで政権を握ったデビ大統領が昨年、三選を禁じた憲法を改正し、続投を図っていることへの反発があるとみられている。
一方、スーダン政府は、ダルフール紛争で対立する自国内の反政府勢力「スーダン解放軍」(SLA)をデビ政権が支援しているとして、逆にチャドを非難。スーダンのバシル大統領は「チャドの不安定化は、スーダンの利益にならない」と反論した。
両国の緊張は、国連が四月中に和平合意を求めているダルフール紛争解決のための国際的な仲介努力に決定的な打撃を与えかねない。
デビ大統領は六月中にダルフール紛争が解決しなければ、チャド東部に避難している二十万人以上のスーダン難民を送還する可能性もちらつかせ、国際社会やスーダン側に圧力をかけている。
しかし、懸念はダルフール紛争だけにとどまらないようだ。
中央アフリカ共和国は十四日、チャドに連帯を示し、「断交の一歩手前の措置」として対スーダン国境封鎖を決めた。チャドのデビ大統領はロイター通信に対し、「スーダンは、サハラ以南のアフリカ諸国にイスラム原理主義を広めようとしている。チャドはそれを防ごうとしているのだ」と語っている。
アナン国連事務総長は十七日、「チャドでさらに戦火が広がれば、連鎖反応で地域全体が不安定化する危険がある」と表明、アフリカ中部の不安定化につながりかねないとの強い懸念を示した。
◇
【用語解説】ダルフール紛争
スーダン西部ダルフール地方で続く内戦。政府の支援を受けたアラブ人民兵が黒人住民を迫害しているとされる。正確な犠牲者数は不明だが、英議会報告書は30万人と推計している。2003年から激化し、04年4月に停戦に合意したものの、戦闘はやまず、120万人以上が家を追われた。国連安保理は、スーダン政府に人権侵害の停止を求める決議を数回にわたり採択している。
★引用おわり★
ファンであるG.クルーニーが言及しているから、また実際に現地の難民キャンプからの映像としてニュースに出演したから、
日本にいるこんなおばさんでもこの紛争に目がいったんだよね。ハリウッドの俳優さんは自分の使い方をよくわかってるな~~
4月25日には国連がスーダン制裁を採択していました。
★引用開始★
国連安保理、スーダン制裁決議を採択
2006年 4月26日 (水) 10:41 asahi.com
国連安全保障理事会は25日、「世界最悪の人道危機」と呼ばれるスーダン西部のダルフール地方で続く紛争の責任者として、スーダン空軍の前司令官と政府側民兵組織幹部、反政府勢力幹部2人の計4人に対する制裁を実施する決議案を、賛成12、反対0、棄権3(中国、ロシア、カタール)で採択した。ダルフール問題で安保理が制裁措置を科すのは初めて。
決議案は米国が起草し、英、仏、日本など8カ国が共同で提案した。4人の海外資産を凍結し、国外渡航を禁止する内容。米国のボルトン国連大使は「全会一致にならなかったことは残念だ」と中ロなどを批判しつつ、「これは第一歩だ」とさらに制裁対象を増やす考えを示した。
一方、中国の王光亜国連大使は棄権の理由について、中国がスーダンから石油を輸入するなど、経済関係が深いとの記者団の指摘に対し「中国はあらゆる制裁に否定的な原則を持っている」と否定。「採決のタイミングも良くない」と述べた。
スーダン政府と反政府勢力はアフリカ連合(AU)の仲介で、今月30日を目標とした和平交渉をナイジェリアの首都アブジャで続けている。中国は当初、この交渉に悪影響を与えるとして、月内の安保理決議採決に強く反対していた。しかし、安保理が和平交渉を「強く支持」し、当事者に和平合意を求める、との議長声明を同時に採択することを、タンザニアが提案。アフリカ諸国がこれに賛成したため、中国も棄権に回り、決議採択を黙認する格好となった。
安保理は25日、この議長声明とダルフール問題が隣国チャドに波及していることに懸念を示す二つの議長声明を全会一致で採択した。
★引用終わり★
おばさんに何ができるというものでもないけど、とりあえずダルフール紛争が起こっている、と知っただけでもましかな。
BS1の「おはよう世界」のBBCのコーナーで見ました。芸能ニュースではなく、普通のニュースで映っていた。彼の隣には彼よりもっと渋いおじさまがいた。彼のお父さんだったらしい。『グッドナイト・グッドラック』の映画関連の情報で知ったけど、お父さんはジャーナリストなんだよね。
BBCのサイトに行ったら、トップページ右下のVIDEOコーナーにG.クルーニーの顔がありまして、一分余のビデオ映像が見られます。映りはあまりよくないです。
ダルフール紛争については、よくわかっていなかった。以下の記事を読んでようやく概要がわかった。
★引用開始★
スーダン、チャド緊迫 ダルフール和平さらに混沌
2006年 4月20日 (木) 03:38 産経新聞
【ロンドン=蔭山実】政情不安が続くアフリカ中部のチャドが隣国スーダンと断交し、緊張が高まっている。チャド反政府勢力が首都ヌジャメナに迫ったことに対し、同国のデビ大統領はスーダンを非難、「世界最悪の人道危機」(英議会報告書)と呼ばれるスーダン西部ダルフール紛争の和平協議から撤退を表明。同紛争解決の見通しがさらに不透明になったことに加え、国連のアナン事務総長は十七日、チャドの内戦激化が近隣諸国への紛争拡大につながりかねないと懸念を表明した。
チャドでは五月三日に大統領選挙が予定され、デビ大統領が三選を目指している。これに対し、デビ政権打倒を掲げる反政府勢力「民主的変化のための共同戦線」(FUC)は四月に入り攻勢を強め、十三日には一時、首都中心部に迫ったと伝えられた。政府側によると、戦闘で市民を含む約四百人が死亡した。
これを受けて、チャド政府は十四日、「反政府勢力の背後にスーダン政府がいる」とスーダンを激しく非難し、断交を発表。十六日には、アフリカ連合(AU)の仲介によりナイジェリアの首都アブジャで続けられているダルフール和平協議からの撤退を表明した。
チャド反政府勢力の攻撃がここにきて再び激化した背景には、一九九〇年にクーデターで政権を握ったデビ大統領が昨年、三選を禁じた憲法を改正し、続投を図っていることへの反発があるとみられている。
一方、スーダン政府は、ダルフール紛争で対立する自国内の反政府勢力「スーダン解放軍」(SLA)をデビ政権が支援しているとして、逆にチャドを非難。スーダンのバシル大統領は「チャドの不安定化は、スーダンの利益にならない」と反論した。
両国の緊張は、国連が四月中に和平合意を求めているダルフール紛争解決のための国際的な仲介努力に決定的な打撃を与えかねない。
デビ大統領は六月中にダルフール紛争が解決しなければ、チャド東部に避難している二十万人以上のスーダン難民を送還する可能性もちらつかせ、国際社会やスーダン側に圧力をかけている。
しかし、懸念はダルフール紛争だけにとどまらないようだ。
中央アフリカ共和国は十四日、チャドに連帯を示し、「断交の一歩手前の措置」として対スーダン国境封鎖を決めた。チャドのデビ大統領はロイター通信に対し、「スーダンは、サハラ以南のアフリカ諸国にイスラム原理主義を広めようとしている。チャドはそれを防ごうとしているのだ」と語っている。
アナン国連事務総長は十七日、「チャドでさらに戦火が広がれば、連鎖反応で地域全体が不安定化する危険がある」と表明、アフリカ中部の不安定化につながりかねないとの強い懸念を示した。
◇
【用語解説】ダルフール紛争
スーダン西部ダルフール地方で続く内戦。政府の支援を受けたアラブ人民兵が黒人住民を迫害しているとされる。正確な犠牲者数は不明だが、英議会報告書は30万人と推計している。2003年から激化し、04年4月に停戦に合意したものの、戦闘はやまず、120万人以上が家を追われた。国連安保理は、スーダン政府に人権侵害の停止を求める決議を数回にわたり採択している。
★引用おわり★
ファンであるG.クルーニーが言及しているから、また実際に現地の難民キャンプからの映像としてニュースに出演したから、
日本にいるこんなおばさんでもこの紛争に目がいったんだよね。ハリウッドの俳優さんは自分の使い方をよくわかってるな~~
4月25日には国連がスーダン制裁を採択していました。
★引用開始★
国連安保理、スーダン制裁決議を採択
2006年 4月26日 (水) 10:41 asahi.com
国連安全保障理事会は25日、「世界最悪の人道危機」と呼ばれるスーダン西部のダルフール地方で続く紛争の責任者として、スーダン空軍の前司令官と政府側民兵組織幹部、反政府勢力幹部2人の計4人に対する制裁を実施する決議案を、賛成12、反対0、棄権3(中国、ロシア、カタール)で採択した。ダルフール問題で安保理が制裁措置を科すのは初めて。
決議案は米国が起草し、英、仏、日本など8カ国が共同で提案した。4人の海外資産を凍結し、国外渡航を禁止する内容。米国のボルトン国連大使は「全会一致にならなかったことは残念だ」と中ロなどを批判しつつ、「これは第一歩だ」とさらに制裁対象を増やす考えを示した。
一方、中国の王光亜国連大使は棄権の理由について、中国がスーダンから石油を輸入するなど、経済関係が深いとの記者団の指摘に対し「中国はあらゆる制裁に否定的な原則を持っている」と否定。「採決のタイミングも良くない」と述べた。
スーダン政府と反政府勢力はアフリカ連合(AU)の仲介で、今月30日を目標とした和平交渉をナイジェリアの首都アブジャで続けている。中国は当初、この交渉に悪影響を与えるとして、月内の安保理決議採決に強く反対していた。しかし、安保理が和平交渉を「強く支持」し、当事者に和平合意を求める、との議長声明を同時に採択することを、タンザニアが提案。アフリカ諸国がこれに賛成したため、中国も棄権に回り、決議採択を黙認する格好となった。
安保理は25日、この議長声明とダルフール問題が隣国チャドに波及していることに懸念を示す二つの議長声明を全会一致で採択した。
★引用終わり★
おばさんに何ができるというものでもないけど、とりあえずダルフール紛争が起こっている、と知っただけでもましかな。